ロッテのフィッツがヒットしていますが、その五感に訴えるマーケティングは参考になりますね。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「売り方、形状 五感刺激」
・「ばらすとハンガー」。9日にリニューアルした箱入りガム「フィッツ」の大量陳列ケースだ。1台が4つになるカラクリが1年目で7700万個の大ヒットと深く結びついている。
・宣伝担当の萩原大輔らは「サウンドに特徴を出してくれ」と制作者側に要望した。「商品名は画像ではなく音で耳に記憶される」
・ダンスコンテストを通じた動画共有サイトへの投稿も刷り込み効果が大きい。昨年末時点で「ユーチューブ」内の大手広告主の中で動画再生回数が世界1位になった。
・秘策は過去最大の売り場展開だ。
・電通調査でスーパーの衝動買い比率は2割。主婦は代理購買が多く、食い込めばヒットが大ヒットに化ける。
・味覚の商品を聴覚に働きかけ、映像と売場陳列で視覚をとらえ「新しいニュースで刺激する」
・波状攻撃で五感を揺さぶり、4割の新規顧客を得た。
(引用:2010/11/11 日経産業新聞より)
とのことです。
あのCMで流れる「噛むとフニャンフニャン♪♪」というフレーズは耳にのこって、頭の中をグルグルしてしまいますよね。以前は”さかなさかなさかな~”の「おさかな天国」が頭に焼き付いていたのですが、あんな感じでしょうか。
しかもそれだけではなく、あのユニークなダンスもコンテストに引っかけて、しかもユーチューブでの投稿でかなりの効果を上げています。最近Webセミナーとかでこのフィッツがユーチューブを利用した成功例で取り上げられているのは知っていましたが、単に動画を利用した販促ではなく、五感に訴える奥の深さがあったのですね。
フィッツって私も何度か食べたことがありますが、とても柔らかな噛み心地で、私などは昔ながらの板ガムの方が、噛み心地は良いと思うのですが(ロッテに限りますが)・・・なんでも最近の20代の若者はロッテの調査では「かむと疲れる」のだそうで、驚いております。
マーケティングというとすぐに4P(Product、Price、Promotion、Place)、4C(Commodity、Cost、Communication、Channel)などを考えてしまうのですが、そこをもう少し掘り下げて五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)の切り口で施策が組み立てられているかどうかもチェックしてみるのも良いのでしょうね。
さあ、あなたのビジネスでも、五感を刺激するマーケティングを考えてみませんか。
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