ここのところ、不採算なローカル鉄道線のバス転換があちこちで喧しいのだが、2024年問題もありバス運転手が不足気味に。
それもあってか、一時は廃線にかなり傾いていた弘南鉄道大鰐線は一転、存続が決まりましたね。但し、前途はかなり多難。また弘南鉄道は全国で唯一、冷房車がない私鉄らしい。電車もかなり老朽化。純新車を!とまでは敢えて言わないが、何とかならないものかしら?
また、JR函館本線の山線こと長万部〜ニセコ〜小樽についても一度は確かに廃止が決まっていました。しかしながら、最近になって、やはりバス運転手不足が深刻化。沿線自治体も鉄道存続に傾きつつあるようだ。
特に小樽寄りの区間(小樽〜倶知安)は北海道庁に一切頼らない“後志(しりべし)鉄道株式会社”を設立する動きもあり、キハ150を借りるか購入して何とか残そうとしているとか。また不意の貨物列車迂回にも応じたいとも。この区間、最近は再び利用者も増えているらしい。
長万部〜新函館北斗もその動きが出そう。今のところは貨物専用線化の方針だが。うん。
山万ユーカリが丘線
山万公式サイト https://town.yukarigaoka.jp/yukariline/
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%87%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%81%8C%E4%B8%98%E7%B7%9A より
「概要」から引用:
「不動産会社である山万の鉄道事業本部が運営しており、6つある駅は各駅ともニュータウンの住居から徒歩10分圏内になるよう配置されている[3]。異業種からの鉄道事業への参入は珍しい(「鉄道事業者#異業種からの参入」を参照)。しかし、「鉄道事業に新規参入し、開通後も自社で運営を続ける」という経営判断は、当時の運輸省から「不動産屋が鉄道を走らせるとは何事だ」と難色を示され、実現までに多くの調整を余儀なくされた[4]。」
「「鉄道事業法に基づく「鉄道」で」
「車両」より「1000形」から引用:「冷房装置は搭載されていない。鉄道事業部の部長によれば、「開業当時は現在ほど冷房が普及していなかった」という[注釈 2]。輸送規模に合わせて小型の特殊車両を採用したため、現在も技術・コストの両面で搭載は難しい[18]。2018年(平成30年)から車内でクーラーボックスに入った紙おしぼり、2021年(令和3年)からはうちわのサービスも開始された[19][20]。」
1983年に運行を開始した山万ユーカリが丘線は今日に至るまで冷房車が一切導入されておらず、車内でおしぼり配布が風物詩になっています。日本唯一のVONAシステムの新交通システムのため、車両の更新が難しいですが、経営は良好で、ニュータウン鉄道にありがちな住民の高齢化による利用客減少は現時点では起きていません。