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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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何故オール電化か・・・北斗市

2006年03月18日 18時19分44秒 | Weblog
今日の土曜日はノーネクタイディー・・・皆が思い思いの服装で出社します。
私は黒のテーシャツとジャケットです。

オール電化の住宅ではガスや石油を使用しないために、その住宅からCO2や有害ガスを放出する事はありません。このように書くとオール電化はあたかも地球温暖化防止に大きく貢献するように感じます。しかし、1kwの電力をつくるのには、その約3倍のエネルギーを使用し、その際にCO2を放出します。つまり、オール電化の普及により地球温暖化を助長すると言う批判も、あながち的外れな非難とは言えないのです。

ところが優れた気密、断熱性能の家で暖房燃焼機器を稼動させますと、必然的に微小燃焼の稼動モードにせざるを得なくなります。この微小燃焼稼動では機器の燃焼効率が極端に低下するだけでなく、排気口から多くのCO2を放出します。
つまり、電気による暖房は、家の性能が大きな要件となります。

各電力会社は、一時的にやってくる、夏場の午後2時頃や冬場の午後4時過ぎ頃の最も需要の多い時に対応できるために膨大な発電設備を備えております。
そのため需要の少ない深夜には発電設備が極端に余剰して発電効率は極めて悪くなります。この余剰設備を上手に使用して格安の深夜電力料金となります。
更にこの深夜電力を活用する事で発電効率が向上しCO2削減効果も高まります。

先ず、冷房も暖房も、絶対エネルギーを最小限に抑えるような家の性能を確保する事です。更に、暖房や給湯に深夜電力を活用して、昼間と夜間の電気使用量を出来るだけフラットにする事です。ここまでやったらあとはクッキングヒーターも使用する事でオール電化となりますが、我々使用する側が電力供給側の事情を考慮して、上手に電気を使用する事でCO2削減に大きく貢献します。また、このような利用者側に対しては時間帯別料金制度と言う、かなりお得な料金メニューがあります。

ファースの家のように、家の性能を一定レベル以上まで上げると必然的にオール電化にせざるを得なくなります。
その詳細な理由は当方のホームページで・・・
今日は住宅月刊誌の原稿執筆を行っていますが、月曜から東京、滋賀、大阪、京都、一旦帰ってから青森の弘前市への出張です。
今夜と明日の日曜日中に書き上げなければ・・・
ファースの家

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