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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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エアコンのCOPとは・・・京都~宇治市~伊丹~東京~函館~北斗市

2006年03月23日 19時12分22秒 | Weblog
写真は京都府宇治市のファース加盟工務店、「堀内建築工房」の左が、堀内誠社長とお客様担当の長谷川真由美さんです。堀内さんの建てたファースの家は、ファース全国大会で3回にわたり設計コンペに最優秀賞などの入賞をはたしております。
審査対象は、その家の全体的な設計力と、特に大きいのが日射熱の有効活用と冷房の省エネ対応の家であるかが問われます。

特に温暖地はエアコンを多用しますが、そのエアコンは家の性能とその使い方で大きく省エネ効果が異なって参ります。
エアコンは、エネルギー消費効率(COP)言う成績係数でその性能を数値化しております。
COPと言うのは、エアコンで暖房、冷房する時に消費する電気使用量の何倍の熱を取り出せるかを数値で示したものです。

エアコンは、室外機に冷媒ガスを回してフインと言われる熱交換分に外気を触れさせて熱吸収をさせます。この時、冷媒ガスを高圧にして沸点を調整しますが、その冷媒ガスの圧力を上げるためにコンプレッサーと言う気体圧縮機を用いますが、そのために電気モーターを稼動の電力を消費します。この電力の入力に対して取り出した出力の倍数がCOPです。

エアコンのCOPを高いところで稼動させるには、他の機器と異なり、出来るだけ微小稼動を行う事です。例えば室内気温を別な熱源で暖めて、ある程度の気温になってから微小稼動させます。冷房も暖房も裏表で同じ作用が働きますが、微小だから電気を消費しないのはあたり前と思うのですが、この気温をキープするための微小稼動がCOPを高く致します。
温度差の大きな気温を冷やしたり暖めたりするには、このCOPが悪い稼動を行います。
使い方によってはCOP3.0のエアコンを5.0、6.0などと、倍くらいで使用出来ます。

ファースの家が、6月から9月までエアコンの自動連続稼動させるのはこのような理由があるからです。また、蓄熱暖房機や窓からの日射熱で暖房のベース温度をつくるのも、エアコンCOPの高いところで稼動させ、真の省エネを行うためです。

堀内建築工房さんもこのエアコンのメカニズムを加味して家づくりを行っており、特に堀内さんのつくる家には、何とも言えない温かみがあります。
どうも京都から北海道に雨を運んで来たようです・・・明日は青森の弘前市で講演・・・
ファースの家

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