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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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凶悪事件の関連と人間の尊厳について…北斗市~函館~札幌

2006年12月21日 20時46分23秒 | Weblog
多少の例外もありますが子供の非行とは、特質した才能が歪められて現れる行為だと言うのが私の解釈です。私は学校生活をほとんど知りませんが、わずかな記憶でいじめた事と、いじめられた経験を記憶の底に思い出す事が出来ます。私も非行少年の一人だったようです。私の人生の師匠はトビ職の親方で身体中に刺青が彫ってあるような人でした。
彼には学歴も無く、彼が言葉を発する事も殆ど無く、遣って見せ、遣らせて見せ、痛みと笑顔を用いて我々の身体に技能を植え込み、同時に人間の尊厳を教えてくれたのです。

一期校の大学を優秀な成績で卒業した人が必ずしも幸福な人生を歩める訳でありません。
誰よりも優秀な技術を取得したからと必ずしも幸福になれるわけでありません。
人は、人や物、動物、自然などを大切にした分しか自分も大切にされません。
将来を担う子供達には知識や技術、技能だけではなく、人間の尊厳を教えましょう。
ファース本部のハウジング事業部にも中卒で入社した大工さんがおります。
彼らも中学時代は決して優秀な生徒ではありませんでした。高校も訓練所も行き場を失って弊社に来たのですが彼らに存在感を与え、その能力を認めながら引き出す事で今では立派な職人、そして社会人として活躍しています。

私の同期生で最初から最後まで悪者で過ごし、最後は人を殺めて獄中で獄死した友達がおります。彼とは子供の頃、ともに同じ病院に怪我治療で一緒に通った事がありました。
恐持てで肩をいがらし常に虚勢を張っておりましたが、何かにとても怯えているようでもありました。よく食事なども一緒にとりましたが、食べる時などはごく普通の少年でした。眼つきが鋭く誰からも傍に近寄る事さえ嫌がられ、悪の存在感だけで自分を主張しているようでした。彼を極悪人に仕立ててしまったのは、もしかして我々だったのでは…
北の方に極悪非道な行動だけで自己主張している国もありますが…

事件が起きた時に、報道番組などでコメンテーターと言われる方々が、社会の歪みが具現化したのだと……このように社会のせいにしている限り事件が無くなる事はないでしょう。
いつの時代にも事件がありましたが、その事件には、ひとつひとつの異なる背景と事情が存在しているのです。当事者の尊厳を大切にしていたら事件などの起きえないのです。
かの国の指導者も人間の尊厳を知ろうとしないのが不幸の始まりなのでは…

家づくりも30年寿命の住宅は「売らんがための住宅産業」の延長であって、人間や自然への尊厳が傷つけられている証のように気が致します。
今日は一日、裁判所での調停関連の仕事で一日が暮れました。写真はその人を裁く裁判所の玄関を撮りました。あまり好んで行きたいと思わない場所なのでは…
ファースの家
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