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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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地域密着の工務店経営は自転車で回れる範囲を…八戸~木古内~北海道

2006年12月14日 18時51分02秒 | Weblog
任侠道から学んだ生きる知恵と創る知恵
その地域に根付き、その地域の方々に愛され、慕われ、重宝がられる工務店こそ地域密着の工務店の姿であると思われます。家は創り育て上げ、生涯にわたり完成を見ないのです。
竣工してからが本当の家づくりだと説いているのですが、数を求める工務店経営でこの考えは成立しません。施工した工務店が直ぐ傍にいて、出来た家、そして住む人々の息遣いを常にサーチできる環境での家づくりが理想です。

先月の相談メールで、大手ハウスメーカーである、和風センスが良くて設備がゴージャスな○○ホームと、和洋折衷で外観が素晴らしいセンスである○○ハウスのどちらを選択した良いでしょうか…と言う質問がありました。
私は「どちらも特徴を持った素晴らしいハウスメーカーであり、選択は施工部隊が近くに事がポイントです」更に設備のゴージャスさ、外観の素晴らしさも大切ですが、実際に住んでからの快適性、健康性、経済性、耐久性を無視しますと後で後悔します…と回答しました。質問者は私どものホームページを隅々まで検証し、そこで知った情報をハウスメーカーに求めたところ、納得するような内容でなかった言います。

数を売るためにはどうしても売りやすい商品の品揃えが必要です。したがって見栄えのするものを揃えるのはハウスメーカーの宿命のようなものです。創って育てる言う理念をハウスメーカーでは物理的に実践する事は困難な事でしょう。私は以前、雑誌のコラムで、大手ハウスメーカーの社長は施主の顔を知りません。支店長は転勤、定年になって責任者が特定出来ず、不安であると言う指摘をした事があります。するとあるハウスメーカーは支店長、地元密着で転勤なしを打ち出したところもあります。しかし、サラリーマンである事に変わりありません。
逃げも隠れも出来ない地域密着の工務店経営者は、自分の家、屋敷すべてを担保して家づくりを行っています。サラリーマン経営者とは心構えが完全に異なります。

写真は八戸のファース工務店「みちのく建設」の代表、小泉茂男さんと撮りました。
小泉さんは自分の家から自転車で回れる近くのお客さまだけで新築、改築の仕事を維持しており、本来の地域密着の工務店経営を実践いたしておりました。
久々に東北南部地域に出かけ、ファース工務店、ファース販売代理店、そしてファースの家のユーザーさんとお逢い出来て充実出張の日々を過ごさせて戴きました。

皆さんの笑顔に出会えて本当に感謝です。
本社に戻り、皆さんの期待に沿えるよう性能研究を…
ファースの家
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