毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

本当の痛みや哀しみは他人に判らない…北斗市~函館~札幌丘珠~札幌大通

2008年03月25日 21時24分49秒 | Weblog
人前に出るのが億劫になり、投げやりで自虐的になると、うつ病に似た症状が出てくると言います。心が受ける傷は、世の中の人や物の全てが、自分にとって敵対的だと感じ、これは人知れない大きな痛みとなるのです。
確かに、自分の身体の中で猛烈に痛みを発する患部があっても、その痛みを自分以外の人に伝える事など出来ません。どんなに心の中で哀しんでいても、その心中の全てを自分以外の人に知ってもらう事など出来ません。

私達が工事現場で先輩から教わった事で印象的なのが「病気と怪我と弁当は自分持ち」と言う格言でした。病気をするのも、怪我をするのも自己管理の不手際なのだと言う事です。ましてトビ職のような肉体を使う危険な仕事は、病気も怪我も、明日からの生活のすべを失う事になります。職場や現場では、病気や怪我をする事自体が罪な事であり、周りの仲間に多大な迷惑をかけるのです。

今朝、読んだ雑誌コラム欄に、有名な精神科医で、カウンセリングの先生が経営者向けメッセージに、人前での「1回の溜め息でそれまでの100言が露となる」「痛さ、痒さ、辛さのアピールは自分の弱さの強調」まさに暗病単言葉であり、人の運気まで下げ込んでしまうと言っております。
一方、賢人は、身中の辛さを内包し、明元素言葉しか発ないため、常に明るく元気で周辺の人々を相乗させるのだと言います。

「溜め息を、ついて叱られ、不貞腐れ、不貞寝で寝違い、骨接ぎに行く」
こんな川柳を書いてみましたが、自分にも、こんな時代もあったような気がします。
痛いとか、痒いとか、辛いとかと言う言葉を発しないようにする事で、自然に楽しい、嬉しい、と言う言葉だけが出るようになり、怪我も病気もし難くなったような気がします。

今日は家庭裁判所で調停業務を行いました。裁判所の調停室にくるようになった当事者は、きっと家庭内でもこの暗病単言葉ばかりが飛び交っていたように思われます。
この苦悩に満ちた当事者は、調停室の中でその苦悩を我々に吐露しますが、それでもこの全てを感じとってあげる事など出来ないのです。
本当の痛みや哀しみは他人に判らない…少しでも判れば解決策が見えてくるのですが。

今日は午前中は北斗市本社で業務を行い、午後から調停業務、夕方の飛行機に飛び乗って札幌に入り、夜は札幌市内のベンチャー企業経営者の方々と今年初めての意見交換会を行ないました。写真は札幌の宿泊ホテル前の狸小路、まばらな人出ですが、東日本で一番の歓楽街ススキノに向う男性の姿が…明日は釧路に飛んで講演の予定です。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は