目覚まし時計

静まり返った夜中の2時。
目覚まし時計が鳴る。　

不眠症の私がやっと寝入った頃です。

「早くその音を止めてくれ！」

私はイライラした気持ちで、心の中でそうつぶやきます。
が、目覚まし時計の音はなかなか鳴り止みません。

「早く起きて"目覚まし"止めろよ！」

他人の目覚まし時計で夜中起こされることほど、嫌なことはありません。

私の隣の部屋に住んでいる人は新聞配達員です。
従業員用に部屋を新聞配達店が借りているのです。
彼は目覚ましを2時にセットし、そして2時半に部屋を出ていきます。
朝刊の配達も大変だとは思いますが、ね。

それにしても、アパートの壁の薄さも考えモノ。

もし私がこの部屋を引っ越したら、次にこの部屋に住む人も私と同じように、夜中に隣の部屋から聞こえてくるこの目覚ましの音に悩まされるんだろうなぁ・・・

因みに今の従業員の前に住んでいた従業員は、よく女性を泊めていました。
その時は夜中にエッチの声が凄くて。
女性のアノ声を聞かされると、別の意味で、また眠むれませんでしたねぇ～