渓流釣りを始めた頃ですが、イワナの印象を一言で言えば。
山奥の源流に潜む魚。
そして尺を超える大イワナともなると、それは幻の魚と。
そしてアマゴにまじり初めて釣ったイワナに感動した思い出があります。
あれから長い年月が経ち、イワナの印象を一言で言えば。
驚異の生命力の持ち主。
どうしてもついついアマゴと比較してしまいますからね。
つまりあらゆる環境に適応できる能力があるという事です。
なので最上流部の源流から下流部の本流まで生息しています。
では何故、イワナは源流に多く生息しているのでしょうか。
それは餌の乏しい過酷な環境にイワナが適応出来るからなんですね。
大きな餌でも捕食できる大きな口、そして蛇腹のような腹を見れば納得できます。
こちらは先日の本流釣りで手にした本流育ちのイワナ。
力強い尾鰭が印象的です。
実はイワナという魚は、水量の多い本流が一番居心地が良いのではないかと感じています。
第一に餌が豊富である事。
そして高水温の時期は、伏流水の湧く特等席に居座っているはず。
少々餌を捕らなくても何の問題もありませんからね。
大イワナを手にすると生命力を強く感じる事ができます。
アマゴにもその強い生命力を分けてやって欲しいです。
将来、渓流魚の中で最後に残るのは、イワナという魚ではないでしょうか。