78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎JUJU

2013-03-03 07:08:34 | 本当の日記はこちら
今の職場に入社してから早11ヶ月。

その間、多くのアニメは三回も入れ替わっている。

だが当方は何か変わったのだろうか。



(いつ変わるの? 今でしょ!)



解っている。それでも未だに変わらない自分がいる。



そして昨日。

最近頻度の減った「女子高生スタッフと二人きりの4時間」が一週間ぶりに訪れた。

カピバラである。

この厳しい環境に女子高生3人中彼女だけが生き残ってくれて、もう10ヶ月になる。

10ヶ月前に比べれば明らかに女性としての魅力が増してきている。

制服+黒タイツ+コートの姿なんて大人の女性にしか見えない。

私服のレベルも上がっている。髪の結び方もレベルアップしている。

流石は来月高3になるだけはある。


「カピバラさんの友達で言葉づかい悪い人とかいますか? 何とかじゃねーよ、とか」
「皆、言ってますよ(笑)」
「ニセコイの小野寺さんが神の領域に達していると思うんですけど」
「あんなの居ないですよ(笑)」


彼女との二人きりの会話を許されているなんて、なんて小さな幸せなのだろう。



そのチャンス、無駄にしたくない。


昨日も気持ちは一緒だった。

だが、マストな話題が見つからない。

一回りも歳が違う。何を話せば良いのか。



「カピバラさんは中学の卒業式何を歌いましたか?」



結局、昨日もベタな話題に落ち着く。

「『桜ノ雨』を歌う学校が増えているみたいですけど、あれって合唱向けなんですかねえ」
「さあ……(苦笑)」


そしてまた微妙な空気が流れる。

このままでは駄目だ。週1未満しか来ないチャンスをまた棒に振るのか。





   いつ変わるの?


      今
      で
      し
      ょ
      !





そして最後。



「今日、動きがとても良かったですよ」



そうだ、褒めることだ。

初期を思い出した。「ある少女の物語」にもちゃんと褒めることを大事にしたいと書いてある。

当方は久々にカピバラを褒めた。いつにも増して動きが良かったのは事実だった。

思い出してよかった。実行できてよかった。原点に戻れて良かった。


「ありがとうございます(笑)」

「まあ、僕に褒められても嬉しくないと思うので」

「(笑)」

「自分で自分を褒めましょう、今日寝る前にでも」


自虐的な冗談も入れてオチもついた、と思ったが、

あれ?




「嬉しくない」に対して否定はないの?






\(^O^)/

◎記憶の海の中に笑うあなたがいる

2012-05-03 07:54:01 | 本当の日記はこちら
当方の異動は5月7日からに変更になった。

今の店舗にいられるのは5月6日まで。



まだ数日あるが、早くも別れが訪れた。

5月1日、女子高生バイトの鈴木杏(仮名)と男子高校生バイトのM2と組むのがファイナルとなった日。



実はその前日にオーナーからリアルなダメ出しを喰らってしまい、心に迷いや動揺があった。

この一ヶ月、ただ女子高生に嫌われたくない一心でやって来た。そのほうが迷わず前に進めた。


しかし、ダメ出しにより豆腐メンタルは崩壊し、女子高生がどうとかそんな次元の低い話ではない事に気付かされた。

社員とは何なのか。お金と勤務時間以外でアルバイトと何が違うのか。

クズな当方でも出来る事、当方でなければ出来ない事は何なのか。

そんなことばかり考えていたら、ミスを連発した。今までにないほどヘタレになっていた。



当方がクズ人間である事はこの日で完全にバレただろう。

鈴木杏の表情が8割方冷たいような気がした。

それでも何回かは表情が緩んでくれた。



当方「すみません、今思い出したんですけど◎◎店(7日からの配属先)に電話する事になっていたので
今電話しに行ってもいいですか?」

マネージャー「イヤ、私に聞くことじゃないですよ。鈴木さんに言ってください」

鈴木「(笑)」



みたいな流れで数回笑ってくれた。
いずれも笑わせようとしていない。当方が素でヘタレていたら笑われただけのことだ。



それが例え馬鹿にする意図で笑っていたとしても、笑顔を見るだけで当方は何だか安心してしまう。




そういや“27”も当方のヘタレや挙動不審な動きで笑ってくれた。

◎悔しくて切ないけれど明日には笑えるように

2012-05-01 10:42:46 | 本当の日記はこちら
最近、記事タイトルを歌詞の一部にしている事が多いのですが
探すのが段々めんどくさくなってきた(ぶっちゃけた)。





数日前の話。

ある準夜勤の大学生バイト(2日目)が早退してしまった。



21~22時のあたり。
仕事帰りのお客様がガチで殺到する時間帯。


レジで大量のお客様と格闘していた矢先、明らかに様子が変になっていた。

マネージャーの指示で当方が彼をバックヤードに連れて行き、椅子に座らせる。



飲んだ後かよっていうくらい顔が真っ赤になっていた。




当方「大丈夫ですか?」

「ハイ、もう大丈夫です。ほんとすいません、ありがとうございます」

当方「お客様が来すぎてあがっちゃいました?」

「ああ、まさにそんな感じです」



やばい。このままだと辞める。
当方は悟った。大学生がコンビニのバイトを辞めたところで失うものは何もない。
だがこっちは一人でも減られては業務に支障がありすぎて困る。
ここは何か言わねば。まだ入社3週間だけど、6~7年のアドバンテージがある人生の先輩として。



当方「僕も最初はそんな感じでした。そりゃあれだけお客様が来ますからね」



イヤ、実際は彼ほどあがったり顔が赤くなったりはしなかったが、そう言うしかないだろう。
というか、どちらかというと前職で漫画喫茶の研修をしていた時の自分と重ねていた。
コンビニの最初よりは漫画喫茶の最初のほうがヤバかったから。

その漫画喫茶での研修を乗り越えられず、姉妹店舗に異動になった悔しさは今でも忘れない。



彼には乗り越えて欲しい。当方みたいになって欲しくない。

そんな思いでアドバイスを送った。



当方「でも慣れれば何とも思わなくなりますよ。
それに、コンビニの仕事は誰にでも出来ます。
仮にも社会人を4年やってる僕が言うのですから間違いないです。
これより難しい仕事はたくさんあります。
そういうのを色々経験してきましたから」



なんか色々突っ込み所満載だが、
高校生にも出来る時点で「誰にでも出来る」は普遍の真理。
それを伝えたかった。


その後、彼は家に着いただけで
「ご心配おかけしてすみません、無事に帰れました」
と丁寧に電話で報告までしてくれたので、


まだ頑張る気はあるのかもしれない。




ただでさえ週1~2ぐらいしかシフトインしていないようで、
それ以後、彼はまだ一度も来ていない。

果たしてまた来てくれるだろうか。

乗り越えてくれるだろうか。




◎声にならない想いを胸に人は生きてゆくのかな

2012-04-21 21:50:45 | 本当の日記はこちら
“27”に似ている女性がお客様として来た。





それは女性2人組だった。

Aが20代前半、Bが20代中盤っぽく見えた。

2人で酒を4本買った。

当方の勤務するコンビニでは明らかに20歳を超えている人でも
20代っぽく見えるのであればアルコール購入希望者には年齢確認を求める事になっている。
例え27とか28ぐらいに見える人にもだ
(明らかに30以上であれば年齢確認はしない)。

という訳で、

「お客様恐れ入りますが年齢確認できるものご提示お願いできますか?」

ここでキレるお客様もいるので対応に苦慮するが、
今回の女性2人は快く免許証を見せていただいた(※顔写真付きのものでなければならない)。


その結果、
Bのほうが28歳だった。




28歳か……もっと若く見えたのに。


……28歳? あれ?

28といえば“27”の現在の年齢(※何歳だろうと永遠の27歳です)。


“27”と同い年なんだ……ハッ!!

やっと気付いた。Bの顔が“27”に似ている事に。




その女性は、数時間後にまたAと2人でお見えになった。

その女性は、その数時間後にまたしてもお見えになった。
彼氏っぽい男性と共に。



そっか。その女性も“27”みたいに彼氏いるのか……。



その女性は、“27”がそうであるように、
いつも笑顔を見せていた。

そして年齢まで一緒。
背が低いのも一緒。

見れば見るほど“27”と重なる。




最近、女子高生バイトがどうとか書いているけど、
この年になって女子高生を本気で好きになるわけないし、

“27”は、やはり当方の好きな人で、
今でも忘れられない人で、
当方の目標そのもので、
たった一人の大切な人。



今日、それが改めて分かった。



◎狂い出した世界に問いかけ続けても答えなんて出ない

2012-04-16 00:42:15 | 本当の日記はこちら
「鈴木さんにトイレ清掃を教えて下さい」



それは不意打ちだった。

入社わずか半月にして、早くもアルバイトに「教える」事をしなければならなくなった。


しかも、相手は女子高生バイトの鈴木杏(仮名)。


鈴木さんは当方より1週間も早く入ったはずなのに、トイレ清掃はまだ一度もした事が無いのだという。

当方は既に2回ほど経験している。

そもそも向こうは1日4時間の週3~4日勤務、こっちは1日9時間の週6勤務なのだから
総勤務時間だけで言えば当方は圧倒的なアドバンテージを得ているのだ。



人に仕事を教える――簡単なようでとても難しい。

ましてや対戦相手は女子高生。
9歳も年上の当方はただでさえキモヲタ顔なのに教え方まで下手なら……結果は見えている。
丁寧で分かりやすい説明をするしか生き残る道は無いのだ。



絶対に負けられない戦いがそこにある。



当方「必要なものはこれとこれとこれです。まずはこの雑巾でここを拭きます」


途中までは順調だった。たかがトイレ清掃である。難しい事をやっている訳ではないのだ。
落ち着いて説明すればちゃんと伝わる。そう信じた。



しかし、ほんのささやかなギャグが歯車を狂わせた。



当方「トイレクイックルはこの1枚だけで1回分を使い切れるって、
   “さっしーのCM”で言ってましたけど」

鈴木「ハイ」



スルーされた。
AKB48の指原莉乃が出演するトイレクイックルのCMの話だったのだが
「さっしー」じゃ伝わらなかったか?


無駄に寒くなったものの、何とか平静を取り戻し説明を終えた。
鈴木さんには女子トイレで実践してもらう事に。



しかし、

当方「すみません。さっき言い忘れましたが制服の上は脱いで下さい」

当方「すみません。言い忘れましたがこうやってタンクを垂直に上げてそこも拭いて下さい」

当方「本当にすみません。言い忘れましたがトイレットペーパーは三角に折って下さい」



言い忘れた事に気付き、何度も鈴木さんに説明しなおす始末。











前職で後輩に教えることを何度もやってきたはずなのに、
教える能力がここまで低下しているとは思わなかった。

精神論ならいくらでも説明できるのだが(マテ




あくまでも今は研修中であって、今の店舗に永久にいるわけではないのだ。
長くても1ヶ月ちょっとだろうか。

もしも高校生なんかに舐められたりしたら
しばらくは立ち直れないくらいの絶望と後悔を味わうだろう。
高校生に負けたくない。女子高生に嫌われたくない。
もはやそれだけを考えて仕事に臨んでいる。
しかし、もう時間は無い。早ければあと2週間で戦いは終焉を迎える。



高校生と仕事をするという初めての体験は、果たしてどんな結末を迎えるのか。

◎フロンターレローソンに行ってみた

2012-04-13 10:14:54 | 本当の日記はこちら



イヤ、別にサッカーヲタでもないのだが。

もう皆様は存じ上げている事と思うが、
昨日の23時頃から田園都市線が人身事故により不通になっていた(存じ上げてねーよ)。


これにより、仕事後の疲労の足で長距離を歩かざるを得なかった。
そして高津駅周辺まで歩いていたら
偶然「フロンターレローソン」なる看板を見つけたのである。





店内の8割は普通のローソンの品揃えなのだが、上の画像のように一部の什器にはボールペンからタオル、果てはDVDまで川崎フロンターレのグッズが所狭しと並んでいる。

これでコンビニですよ?皆さん。






おにぎり・味噌汁コーナーの上を見上げると、なんと壁紙がスタジアムの客席の画像になっている(わかり辛くてスマソ)。






更にはユニフォームまで販売。背番号まで入れられるとのこと。






というわけで、せっかくなので当方は



大 玉 揚 げ た こ 焼 き



を買って帰りました。

(……イヤ、ファンじゃないならそんなもんでしょ? だってグッズはボールペンすら高いし汗)

◎【速報】Sexy Zoneのライブ会場であの人を激写

2012-03-30 14:31:55 | 本当の日記はこちら


Jr.の神宮寺勇太さんです。






すいません。SEO対策です(ぶっちゃけた)。

小さくて尚更すいませんですが、釣ってはいませんよ。付けていた名札に「神宮寺です。」と書いてあったので。

ある用事で新横浜に来ており、偶然横浜アリーナに差し掛かったら偶然こんな↓ジャニヲタの大群に遭遇したわけです。







その後駅前のマックに差し掛かったら20代前半?ぐらいの女性が

『チケット一連譲ります』

と書かれたカードを持って立っていた。

イヤ、誰のか書けや。




更にマック横の銀行の前にはおばさんが

『チケットお譲りください』

と書かれたカードを持って立っていた。

だから誰のライブのチケットか書けよ。


そりゃ分かる人にはわかるけど

知らない人から見れば「なんだコイツ」で終わるぞ。



可愛いならまだしもさ(マテ)。



以上、速報でした。

◎THE END OF WORK with 27(最終話)~何度でも~

2012-02-22 09:34:28 | 本当の日記はこちら
地獄のS業務に再びチャレンジするチャンスを与えてくれた。

当方はとにかく効率を意識して業務にあたった。
S業務を完走した事はまだ一度もなく、途中で他のスタッフに交代という末路を辿って来た。
でも諦めない。いつか必ずやり遂げてみせる。“27”の助けになるまで、何度でも挑戦し続ける。



~2日後~

27「灰皿の補充をしているということは、もうS業務終わったんですね?」
当方「ハイ。終わりました」
27「イヤーさすが当方さんですね」
当方「イヤ、Oの数が少なかっただけですよ。本当に」
27「イヤイヤ。さすがですよ」



2月18日、当方は地獄の業務を初めて完走した。

27にも褒められた。



やっと助けになったのだろうか。



素直に喜んで良いのだろうか。





“27”の職場は忙しい。
忙しい故に、楽しい。

配属スタッフは良い人ばかりで良い雰囲気であり、“27”がいるからこそ誰もが楽しめているのだと思う。



“27”に伝えたかったもう一つの言葉は、もう必要無い。

ありがとうを口で言うよりも、行動でそれを示す事のほうが大事。


そうでしょ、ACジャパン?

◎THE END OF WORK with 27(第3話)~改悪~

2012-02-19 09:24:36 | 本当の日記はこちら
「当方さんトイレの引継清掃お願いします」



18時、“27”の声だった。
とうとう初歩中の初歩の作業になってしまった当方。5階と2階のトイレを清掃する、ただそれだけ。

最初は舐めてかかった。便器と床を拭くだけならすぐに終わる。壁は汚れている部分以外は清掃しなくて良い事も知っていた。

しかし、5階のトイレに魔物が潜んでいた。










黒い光沢のある壁である。
汚れや拭きむらが目立ちやすい黒壁の清掃はとても厄介。
正月三が日の時は無かったが、現在5階のトイレは改装されていたのだ。

黒壁と悪戦苦闘しつつもお客様が使いたければ中断してご利用いただく。
その繰り返しで時間はかかり、5階の男子トイレ、女子トイレだけで30分はかかった。



27「当方さんどこまで終わりました?」
当方「すみませんまだ5階だけです」
27「もういいです降りて来て下さい」



やってしまった。トイレだからといって舐めてかかった末路である。


“27”の店舗はとても忙しく、ただ綺麗にするだけでは駄目で、早く動き回る人間のみが認められるのだ。
それぐらい分かっていたはずなのに……。



27「ではS業務をお願いします」



なんと、当方に訪れた2度目のチャンスは、以前書いた地獄の業務だった。



(つづく)