78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎スーパー店員の悲痛な叫び「買いだめ、買い占めの前にまず感染防止の努力をしろよ」

2020-04-01 04:13:47 | 小野と芋子

 

芋子「本当にヤバいですねえ『新型コロナウイルス』」

小野「マジでみんな気を付けてね。指原莉乃さんがインスタライブで『自分はもうコロナに感染していると思うぐらいの感覚で生活したほうが良いんじゃないのかな』みたいな発言をしていたけど、実際もうそこまでの非常事態になっていると思うよ」

芋子「で、先週水曜、3月25日でしょうか。小池百合子都知事の緊急記者会見が国民の不安を煽り、都内のスーパーなどで買いだめ・買い占め騒動が起きてしまいました」

小野「勘違いしないでもらえるかな? 誰もスーパーを閉鎖するとも商品が無くなるとも言っていないんだよ」

芋子「都内のスーパーで勤務しているブログの管理人(当方128)はこの一週間、とんでもない苦労をしてきました。なんと8連勤になろうとしています」

 

<ガセを流すな、広めるな>

小野「当方さんの証言をもとに、我々2人が代弁して話そう」

芋子「どうせTwitterなんでしょうけど、ここ最近だけでガセ情報が2度も出回りました」

 

(1)2月27日前後「トイレットペーパーの供給が止まる」というガセ情報が流布

(2)3月25日「スーパーの閉鎖、または物流ストップに伴い商品が無くなる可能性がある」というガセ情報が流布

 

小野「それに伴う買い占め騒動が起きてしまったわけか」

 

<トイレットペーパーは何故無くなったか>

芋子「この2つの噂はどちらも論理的に否定できます。まず(1)ですが、中国からの需給率が高いのはトイレットペーパーではなくティッシュペーパーであり、その中国産ティッシュのほとんどが大手2社のPBなのです。NBしか扱わない中小企業のスーパーで無くなるわけが無い……はずでした」

小野「で、ここからが問題なんだけど、当時は本当にスーパーからトイレットペーパーやティッシュペーパーが無くなってしまい、都内の一部店舗では今でも品薄状態が続いている。これは何故か」

芋子「まず、根拠の無いガセに流された国民が買いに殺到したことで想定外の特需となり、供給が追いつかなくなりました。その後増産体制に入り供給量こそ増えましたが、今度は大量のペーパーを運ぶトラックが足りず、流通が追いつかなくなり今に至るのです」

小野「嘘から出たまこと。昭和のオイルショックからのトイレットペーパーパニックから何も学んでいない国民の多さに呆れたよ」

 

<トイレットペーパー騒動より悪質な今回の買いだめ騒動>

芋子「しかし、その(1)トイレットペーパー買いだめ騒動よりも、(2)先週からの買いだめ騒動のほうが当方さんのスーパーでは売上が伸びてしまう事態になりました」

小野「都知事が会見したのは25日の20時頃。それに前後して『スーパーの閉鎖や、スーパーから商品がなくなる』という噂が流れ、それを深く考えもせず信じる人々が多く、25日から数日間は本当に激混みした」

芋子「トイレットペーパーどころの騒ぎではありません。缶詰から乾麺、冷凍食品まで、保存食を中心に幅広いカテゴリーが売れに売れました。昨年10月の台風接近の頃を想起させます」

小野「確かに小池都知事は『このまま感染拡大が止まらないようであればロックダウン(首都封鎖)もあり得る』と言ったし、東京都内の自給率は著しく低いから、万が一他県からの物流が止まればスーパーからあらゆる商品が無くなるだろう。ただロックダウンで物流まで止めるかはまだ分からないし、現実的には不可能だと思うんだ」

芋子「で、ここからが重要なんですけど、そもそも都知事はロックダウンをしたくて会見を開いたわけではないですからね。『今から国民一人一人が感染対策をすれば感染爆発は防げるし、終息も見えてくる』と言いたいだけなのですよ。だから不要不急の外出を自粛しろと言っているのです」

小野「それなのに都知事の発言の解釈を誤り、ロックダウンした後のことを想定して今から買いだめに走るのは大きな間違いなのは言うまでも無いことなんだよ」

 

<コロナは災害ではなく人災、そして人災は防げる>

芋子「私も鬼ではなく人の子なので、一応は買いだめに走る人の心理を考えてみましたが、やはり昨秋の台風の頃を思い出しているのかもしれません」

小野「確かに台風が上陸したら物流は物理的にストップし、スーパーから物が無くなる可能性は大いにあった。だから備蓄の為に買いだめをしよう、それは正しいことだよ」

芋子「しかしコロナは災害ではなく“人災”であり、人災は今から国民一人一人が気を付ければいくらでも防げることなのです。台風と同じだと思わないで下さい」

小野「既に買いだめのせいで、スーパーから本当に一部の商品が無くなったりしているんだよ。で、本当に必要な人に商品が行き渡らない。これも一種の人災だからね。こういう非常事態の時こそ自分のことばかり考えていないで他者のことも少しは考えろよマジで」

 

<スーパーは特需でもそんなに喜んでいない>

芋子「で、ここまで話すと『スーパーは儲かったんだから良いだろ。飲食やホテルやエンタメなんて売上下がって困っているんだぞ?』という批判も来そうですが、それ自体については否定できません」

小野「ただスーパーや小売業界にとっても『需要の先食い』に過ぎないからね。事態が落ち着く頃には平常時よりも売上が下がり、先細りする危険性すらある」

芋子「私はいずれ小売業界から過労死も出てくるんじゃないかと思っています。それくらい今、みんな働きすぎてヤバいです」

小野「日本経済全体で言えば大きなマイナスだし、正直誰も喜んでいないよ。それこそ前回の記事に書いた通り『震災並みの自粛ムード』だよ」

芋子「今こそ皆さん、情報の正しい取捨選択と、それをもとに良く考えて落ち着いた行動を取って下さい」

 

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◎アニメ『22/7』丸山あかねに学ぶ、コロナ対策「自宅待機」の重要性


◎アニメ『22/7』丸山あかねに学ぶ、コロナ対策「自宅待機」の重要性

2020-03-10 09:24:26 | 小野と芋子

<謎の絶対的存在“壁”によって集められた見ず知らずの8人がアイドルグループを結成するアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』>

 

 

芋子「新型コロナウイルスが未曽有の感染拡大を見せています」

小野「あの忌まわしきSARSですら日本国内感染者をほぼゼロに抑えられたのに、コロナは既に国内感染者1000人超。年齢層も幼女から高齢者まで、もはや誰にでも感染が起こり得る事態に」

芋子「そんな中で先日、安倍首相が官邸主導で全国の小中高校の一斉休校を要請しました」

小野「これまた直前に言うものだから、多くの保護者が大混乱。『子どもが家に居ると働きに行けない』という批判も出てしまい、それを受けて官邸は託児所や学童の開放許可を出した」

芋子「それでは結局子どもが外出してしまうじゃないですか!」

小野「それとは関係なくカラオケルームにたむろする学生も急増。カラオケ店員がTwitterで『来ないで下さい』と懇願する意味不明な展開に」

芋子「そんなんだからいつまで経っても『これだからゆとりは』って言われ続けるんですよ!」

小野「というわけで全国の小中高生の皆さん、今すぐアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』を観なさい

(↑1話はニコニコで永年無料)

 

<『22/7』と丸山あかね>

芋子「突然何を言い出すのですか?」

小野「そもそも最初から普通にコロナの話をするつもりは無いし。社会情勢さえもこのブログらしい切り口で語ろうではないか」

芋子「『22/7』と言えば、秋元康プロデュースによる“デジタル声優アイドルユニット”ですよね(※AKBグループとは無関係)。時に声優、時にアイドル、そしてVTuberとしても活動をしています」

小野「そして2020年1月、満を持してアニメ化。ユニット名と同じ『22/7』というタイトルで、毎週土曜23時からTOKYO MXにて放送中。8話は現在ニコニコで無料視聴が可能である(※ただし本日(3/10)の夜まで)。そして今すぐ観て欲しいのは8話だ」

(↑8話は本日まで無料。急いで視聴を!)

 

芋子「これ、1~3話まではヒロイン滝川みうに焦点を当てていましたが、4話以降は毎回、各キャラの過去が明かされる話が続いているのですよね」

小野「そう。4話藤間桜、5話河野都、6話佐藤麗華、7話戸田ジュンと、どれもこれも重い過去話が続き、8話の丸山あかね回も壮絶な過去が」

(8話のメインキャラ・丸山あかね)

 

芋子「8話の結末までのネタバレ内容はこちらを参照下さい」

小野「その中で、丸山あかねの過去、幼少期の出来事を抜粋してみよう(原文ママ)」

 

===

あかねと、父と母は森の中にあるこやのようなところに来ていた。

父がスケッチをしたくここを訪れたらしい。

 

あかねは一人ロッジでの留守番を言われたものの言いつけを破って一人で外に出てしまう。

すると歩いていた道が崩れてしまい、あかねは落っこちてしまった。

 

あかねがいなくなってなんと3日がたっていた。

救助隊も出動し、テレビニュースにもあかねのことが報道されている。

 

あかねは生きていた。

お腹をすかせて助けが来るのを待っている。

ふんあでいっぱいになったあかねの前に・・・息を切らしは母がいる。

 

あかねは走って駆け寄った。

あかねはお母さんの言いつけを破ったことを悔やんで泣いていた。

母もあかねも号泣した。

 

この事件は当時奇跡の救出と報じられたものの、その時をきっかけに父と母はよく揉めるようになり、さらにはそれを週刊誌がゴシップとして報じる。

そして両親は離婚した。

ログハウスにじっとしていなかったことが全ての原因だとおさないあかねは感じていた。

 

そこからあかねは、冷静に、感情を出さずに生きていこうと考えていた。

===

 

芋子「え、アイドルアニメでこんな重い話やるのですか? これは壮絶すぎる……」

小野「もうこれで分かったでしょう、小中高生の皆さん!! 家にじっとしていれば何も起きないんですよ! 不用意な外出が取り返しのつかない事態になるかもしれないのですよ!」

芋子「ああ、力技でコロナに繋げて来ましたか。カラオケとかは論外ですけど、そもそも学童とか健全な場所に行ったって感染する可能性はあるわけですからね」

小野「まだ小さいから一人で家に居ることが出来ないだと? そんなの甘えに過ぎない。黙ってテレビを観るとか本を読むとかも出来ないの? あかねみたいに絵を描いても良いし、他にもジグソーパズルとかプラモとか、休校で時間が有り余る今だからこそじっくり出来ることってたくさんあるんじゃないの?」

芋子「親が子どもの食事を用意する時間が無いのであれば、材料とレシピだけ置いて子どもに作らせれば良い経験になりますよね」

小野「最後に、声優・斉藤朱夏さんのツイートを引用して終わりにする。決して戻ることのない今という時間を大切に生きよう」

 

 

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◎芸能人YouTuberおすすめ8選【2019年以降開設の新参者限定】

2020-02-25 10:01:52 | 小野と芋子

それいけ! エガちゃんマン VOL.2

 

芋子「芸能人YouTuberが急増しています」

小野「素人YouTuber終了のお知らせだね。そりゃ芸能人は元から知名度があるんだから、すぐに視聴回数もチャンネル登録者数も稼げる。視聴者も限られた時間の中で選別して観ているのだから、選択肢に素人YouTuberの入る隙は無くなっていく

芋子「ただ、個人的に芸能人YouTuberに求めるものは2つあります」

 

【芸能人YouTuberに求めるもの】

(1)芸能人にしか出来ないことをせよ

(2)編集は自分か他者かを明言せよ

 

小野「(1)はこのブログでも以前、川口春奈さんのチャンネルを例に挙げていたね」

 

<関連記事>◎川口春奈YouTube進出について&黒タイツ女子激減問題……世の中の色々に1200字以内で物申す

 

芋子「現在放送の大河ドラマにも(エリカ様の代打で)出演している大人気女優が、ただ里帰りするだけの動画をUPするのは勿体無いと言いたいのです」

小野「確かに、女優なら演技力の高さを見せる動画だったり、あるいはドラマの撮影現場の裏側にカメラを回すとか、素人YouTuberには決して真似出来ないことをやるべきだよね」

芋子「似たようなことがアイドル界隈にも起きています。実はAKBグループ(卒業生含む)だけでもかなり多くの人がYouTubeチャンネルを開設しているのですが、素人YouTuberの真似事をしている人が一部見受けられ、ファンの一部は『こんなことやる為にアイドル辞めたのかよ』と悲しんでおられます」

 

(↑こんな素人にも出来ることを、芸能人YouTuberに求められているのだろうか?)

 

小野「ところで(2)が良く分からないんだけど」

芋子「個人的には編集は原則自分ですべきだと思います。しかし芸能人は忙しい方も多いので強制はしなくても良いでしょう。ただ、編集を委託するからには、まるでテレビを観ているかのような完成度の高い動画に仕上げて欲しいのです。とにかくあらゆる方法で素人との差別化を図るべきです」

小野「確かにそれもあるし、僕の考えとしては、自分で編集している動画はその人の個性が出て良いと思う。編集を委託するということは、それだけでアイデンティティを一つ失うからね」

芋子「つまり、芸能人YouTuberを評価する上で、自己編集なら『編集のセンスと、そこから感じ取れる個性』が評価材料になるし、他者編集なら単純に『完成度の高さ』で評価します。全く意味が違ってくるので、正確な評価をする為にも編集は誰がしているのかを明記して欲しいのです」

小野「今回は、ここまでを踏まえた上で、芸能人にしか出来ないことをしている芸能人YouTuberの中から、芋子がおすすめ上位5組をピックアップしてくれたそうなので、聞いてみようじゃないか」

芋子「今回はあえて2019年以降にチャンネル開設した新参者限定でランキングを発表します」

小野「まあ、カジサックやフワちゃんなど数年前から始めている人は、面白ければとっくに話題になっていて、ここで紹介しなくても皆知っているだろうからね。最近は芸能人YouTuberが多すぎて、その中に埋もれて話題にならない芸能人も多くなってきたし」

 

<特別賞1>江頭2:50(エガちゃんねる)

開設日:2020/2/1  動画数:11本  登録者数:167万人

 

芋子「惜しくも上位5組に入れなかった3組を特別賞としています」

小野「その1組目はエガちゃんか。開設から僅か9日で登録者数100万人達成したよね。日本人では某アイドルグループに継ぐ2位の速さ」

芋子「いや、そのグループはMV垂れ流しているだけですから。一応言っておきますと、アーティストがMVをUPしているだけのチャンネルはYouTuberとは言えないので当然除外しています」

小野「じゃあエガちゃんが実質1位だな」

芋子「100万人って大変なことですからね。まだ日本に189チャンネルしか存在しません。しかもそれは同じ人のサブチャンネルも含めてですので、実質150組くらいしか居ないのでは?」

小野「その100万という数字を10日未満で達成だからな。もっと上位でも良いんでないの?」

芋子「確かに内容は面白いんですよ。まるで昔のテレビが帰ってきたような過激なことに挑戦しています。ただ、だとしても人気がありすぎるのです。内容以上に視聴率が付いてきた昔のキムタクドラマみたいな不思議な感覚なので、これを上位にするのは危険な感じがしました」

小野「それで特別賞という形で落ち着いたわけか」

 

<特別賞2>ロンドンブーツ1号2号(ロンブーチャンネル)

開設日:2019/12/1  動画数:38本  登録者数:30.9万人

 

芋子「特別賞2組目はロンブーです。淳さんが相方の復帰する場所を用意しようという想いから開設しました」

小野「その相方の亮さんが復帰して間もないので、このYouTubeチャンネルの方向性がまだ定まっていない感じもするね」

芋子「なので現時点では特別賞とさせていただきましたが、今後次第では化けると思います」

小野「僕は淳さんならやってくれると信じているよ」

 

<特別賞3>夏菜(なつなかん)

開設日:2019/5/23  動画数:25本  登録者数:15.9万人

 

芋子「最後の特別賞は、川口さんとの対比で、女優YouTuberはこうあるべきだという例として夏菜さんを挙げました」

小野「ドラマや映画撮影の裏側を語ったり、モデルの西山茉希さんをゲストに呼んだりと、確かに芸能人にしか出来ないことをしているね」

 

 

<5位>渡部建(アンジャッシュ渡部のYouTube)

開設日:2019/12/24  動画数:12本  登録者数:8,450人

 

芋子「いよいよランキングに入りましょう。5位はホメ渡部こと渡部建さんです」

小野「あったんだ、知らんかった。グルメや高校野球、恋愛の裏技など、自分の得意分野を教える実用的な動画になっているね」

芋子「これはもっと評価されて良いと思うんですよ。実用的な情報を提供する芸能人YouTuberはまだ少ないので目の付け所は悪くないし、そのジャンルの中で頂点に立てる日がいずれ来るかも。イマイチ伸び悩んでいるのは、参入が遅すぎて埋もれてしまったのかもしれません。あとは編集を委託している割には、クオリティーがそんなに高くないのも原因なのか? BGMもありませんし」

小野「なんかリアルな評価になってきたぞ(笑)」

 

<4位>柏木由紀(ゆきりんワールド)

開設日:2020/2/2  動画数:6本  登録者数:9.36万人

 

芋子「4位は唯一のアイドル枠、AKB48現役メンバーの柏木由紀さんです」

小野「これも始まって間もないね。アイドルYouTuberは今やごまんと居るけど、意外にもこの人を選んだ理由は?」

芋子「凄いのは、今のところ全部、アイドルにしか出来ないことをやっているのですよ」

小野「確かに握手会の様子や、音楽番組収録に向けてのダンスレッスンなど、そんなのばっかだね」

芋子「本人的にはチャンネル登録者数を気にしないつもりでいるらしく、YouTubeに対して大きな情熱を抱いているわけでもないのですが、実は企画の発想力を持っているのかもしれません」

小野「逆にそれくらい気楽なほうが良い動画になるのかもしれないね」

 

<3位>霜降り明星(しもふりチューブ)

開設日:2019/7/9  動画数:231本  登録者数:56.9万人

 

芋子「3位はM-1、R-1優勝経験のある芸人コンビ・霜降り明星です」

小野「7ヶ月ちょっとにしては動画数多いね」

芋子「『風俗あるある』を芸人ならではの視点と話術で語るなど、面白い企画が多いです」

小野「ただネタを見せているだけの芸人YouTuberが多い中で、企画で頑張っているのはお見事

 

<2位>藤田ニコル(藤田ニコル)

開設日:2019/2/23  動画数:35本  登録者数:61.7万人

 

芋子「自分で編集している芸能人YouTuberを1人は入れたかったので、藤田ニコルさんをあえて2位にしました」

小野「内容だけならNMB48の女子力お化けこと吉田朱里さんの二番煎じかもしれないね」

芋子「それでもイベントや雑誌撮影の裏側を公開したりと、柏木さんのように自分にしか出来ないことを積極的にやっています」

小野「編集について補足すると、例えば↓こういう動画を編集するの凄い大変だからね。元の素材が長ければ長いほど、シーンの選別に多大な時間を費やすから。努力補正も含めてこの順位なら、決して間違っていないんじゃないかな」

 

<1位>中田敦彦(中田敦彦のYouTube大学)

開設日:2019/4/19  動画数:279本  登録者数:非公開(2019/9/4に100万人達成済)

 

芋子「1位はオリラジのあっちゃんです」

小野「渡部さんのような実用的動画の成功例だね」

芋子「講義の撮影の為に事前に勉強しまくっている中田さん本人の努力ももちろんですが、編集者が不明とはいえ動画の完成度もとても高いです。まさにテレビを観ているかのよう。テレビ仕事も減らすほどYouTubeに命を懸けているらしいし、これぞ芸能人YouTuberの鑑と言えるでしょう」

小野「雑誌『日経エンタテインメント』の『テレビ証券』でも取り上げられていたね。業界人も認めるYouTubeチャンネルである」

 

(※補足:たまたまチャンネル登録者数の多い順になりましたが、そういうランキングではなく「おすすめ度」のランキングとなっています)

 

<総評>

芋子「ランキングを振り返りますと、意外にも芸能人ならではの発想力で面白い動画になっている人が多いですね」

小野「むしろ芸能人のほうがYouTuberに向いているんじゃないかな(笑)」

芋子「素人YouTuberの皆さん、負けないで下さいね。悔しかったらそんな芸能人の発想力をも上回る企画を考えれば良いだけなのですから」

小野「YouTube全体が更に盛り上がるきっかけになるなら、芸能人の参戦も悪くないのかもしれないね」


◎女子高生の魅力が半減……理由は制服にあり!?

2020-02-21 06:17:44 | 小野と芋子

<ミニスカ×ショートソックスのコレジャナイ感>

 

小野「そこのあなた、昨今の女子高生に魅力を感じなくなってきていませんか?

芋子「ああこれアカンやつや。フェミニストの皆さん、批判コメントはお1人様1回まででお願いします」

小野「なんかさ、街を歩いていて見かける女子高生に、何の感情も沸いてこなくなったんだよ」

芋子「それで良いんですよ? それが正常です」

小野「理由を考えてみたんだけど、たぶん制服の着方に問題があると思うんだ」

芋子「具体的には?」

小野「ミニスカートにショートソックスという、とても相性の悪い組み合わせが流行していることである」

(参考動画)

 

<ミニスカートのデメリット>

芋子「上の動画を見ると、ミニ丈×ショートソックスのJKが随分多いですね」

小野「まず今時ミニ丈で欲情する男子なんて昔より減っていると思うんだ。私服のスカートは季節を問わずミモレ丈やロング丈、マキシ丈がここ数年のトレンドだし」

芋子「それなのに制服に限っては未だにミニが横行して時代錯誤感が出ているわけですね」

小野「そしてミニ丈には最大のデメリットがある。それは太もものラインが余計に目立ってしまうこと」

芋子「ああ、なるほど」

小野「しかもミニのJKに限ってどういうわけか太ももが太い人ばかりだ」

芋子「確かに体型隠しはファッションの基本ですからね」

小野「長身でスリムなモデル体型でも無い限り、スカートをミディアム丈にして太ももを隠したほうが無難と言える」

 

<ミニ丈×ショートソックスが最悪な理由>

芋子「では、ショートソックスがNGな理由は何ですか?」

小野「別にショートソックス自体が駄目とは言っていない。スカート丈とのバランスを考えて欲しいと言っているんだよ」

芋子「もう少し具体的に説明して下さい」

小野「例えば、ミニスカートだとしてもハイソックスと組み合わせば露出のバランスが丁度良くなって良い感じになるし、ミディ丈のスカートなら逆にショートソックスのほうが似合う。参考までにこのツイートのイラストを見ていただきたい」

芋子「おお! これは目に見えてどちらも似合っていますね」

小野「でもミニ丈×ショートソックスの組み合わせだと、露出が過剰になって見栄えが悪くなるんだよ」

 

<モデル体型のJKも減少?>

芋子「そもそもスカートが折れて短く出来てしまうことが問題では? 裾の折れないスカートをもっと普及させるべきです」

小野「ただJKに魅力を感じないことについては、そもそもモデル体型の人が少ないことも理由のひとつになっていると思うんだ」

芋子「まあモデル体型なんて元から少なかったですけど、近年はそれに輪をかけて見かけなくなったように思います」

小野「理由は簡単だ。タピオカだのチーズハットクだのタッカルビだの、高カロリーの食品ばかり流行らせるからこうなるんだよ」

芋子「女子高生という日本が誇る重要文化財を守る為にも、もっとヘルシーなものを流行らせるべきですね。例えば白湯とか」

小野「声優の小山百代さんが良く飲んでいるし、みんなも白湯を飲もう!

 

芋子「結局声優ネタに頼るしか無いのですね、このブログは」

小野「他にも『黒タイツ激減問題』について物申したいのだが、それは関連記事をご覧下さい」

 

<関連記事>

◎川口春奈YouTube進出について&黒タイツ女子激減問題……世の中の色々に1200字以内で物申す

 

 


◎劇場版公開直前!『SHIROBAKO』の功績について語る

2020-02-21 04:50:30 | 小野と芋子

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芋子「今回は、2014年10月より2クールに渡って放送されたTVアニメ『SHIROBAKO』について語りましょう」

小野「5年の沈黙を破り、劇場版が2月29日に公開されるからね。振り返るには丁度良いタイミングだろう」

芋子「当方さん(ブログの管理人)も当時リアタイ視聴していたわけですが、『四月とSHIROBAKOを超えるアニメは今後出てこないかもしれない』とさえ思っていたそうです。それくらいSHIROBAKOは凄いアニメだったと」※『四月は君の嘘』も同時期(2014.10~2015.3)に放送していました。

小野「まあ、すぐに『ユーフォニアム』が超えていったんだけどね」※1期は2015.4~6

芋子「余談ですが、四月もSHIROBAKOも木曜に放送していました。今期だと『ましゅましゅ』『ソマリと森の神様』『推し武道』がいずれも木曜。面白いアニメは木曜にかたまりやすい説

小野「アニメネタだと話が尽きないな(笑)。そろそろ本題に行こうよ」

 

<視聴者が「万策尽きたアニメ」に寛容になった>

芋子「アニメの制作現場をリアルに描いた『SHIROBAKO』の功績は、何と言っても視聴者がアニメ制作の大変さを知るきっかけになったことです」

小野「元々詳しい人にとっては常識的な話ばかりなんだろうけど、エンドロールの脚本や監督さえも気にせずスルーしている人にとっては良い勉強になったはず」

芋子「ニコニコなどで1話を無料で視聴できるので、知らない方は1話だけでもご覧いただきたいのですが、その中で、ラッシュ当日になっても『えくそだすっ!』3話の見せ場となる10数秒のシーンの原画が上がっていないことが大問題になるシーンがあります」

 

小野「僅か10数秒を作るだけでも多大な時間と人手と労力を割くことが垣間見える。それを30分×12~13本作らなければならないのがTVアニメだということ」

芋子「続く2話では、監督が『えくそだすっ!』4話の重要シーンにおける"あるぴん”というキャラの泣くシーンを原画から修正したいと、ダビングの段階になって言い出すので現場が騒然となるシーンがあります」

小野「監督のこだわりがあるからこそ直しに直してクオリティーの高いアニメが完成するわけだが、度を越えるとスケジュールが圧迫して納品が放送ギリギリになってしまうということ」

芋子「『ガルパン』がまさにそれでしたね。1クールの間に総集編を2度も挟み、最終2話は3ヶ月延期の後にようやく放送。でも結果的にクオリティーは高くなり、大人気アニメとなりOVAや劇場版も制作されるに至ったわけです」

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小野「SHIROBAKO以後、放送を落としたアニメに対して『万策尽きた』とネットで言われるようになったのも、ある種のムーブメントだよね」

芋子「そんな『万策尽きたアニメ』に視聴者が同情したり許したりする風潮になったのも、SHIROBAKOのお陰だと思います」

小野「いや厳しい人は今でも厳しいけどな(笑)。そりゃそうか、放送落とすなんてドラマとかでは(キャストの怪我や不祥事による撮り直しでも無い限り)有り得ないし、普通に考えたら異常なことだもんね」

 

<声優の過酷さも知るきっかけに>

芋子「SHIROBAKOは、多くのアニオタがとっつきやすい”作画”と“声優”を早い段階で取り上げ、理解しやすい話にしたのも人気獲得に繋がったと言えます」

小野「2話で早くもアフレコ現場が出てくるからね。そして4話で“ずかちゃん”こと新人声優・坂木しずかがオーディションを受ける場面が流れる」

芋子「その現場には制服を着た女子高生から、レギュラー10本もあるベテランまで居ました。ベテランも必ずオーデを受けるというのが意外だし厳しい世界ですよね」

小野「水樹奈々さんもいつかのニコ生で未だにオーデを受けていることを証言していたしね」

芋子「10話の『えくそだすっ!』最終話アフレコのシーンでメインキャストが『2期やりたいです』と監督に切望していたのも、2期はオーデ無しの無条件で出演権を獲得できるからなわけで」

小野「それくらい声優にとってオーデは高い壁なんだよね。ずかちゃんの奮闘の一部始終と、それによって見えてくる声優業界の実態にも注目したい」

 

<無駄の無い台詞回し>

芋子「SHIROBAKOの魅力をもう一つ言わせて貰うと、何と言っても台詞の全てに無駄が無いことです」

小野「まあ2話のBパートは例外として(笑)、基本的には台詞の1語1句全てに意味を持っていて、とても情報量の多い作品に仕上がっている」

芋子「絶対見返したほうが良いですね。2回目、3回目と見ていくうちに細かい台詞の持つ意味にまで気付き、面白さが増していきます」

小野「無駄があったとしても、それは無駄ではなく制作側のお遊びだ。6話のイデポンネタや16話の女ゴスロリ甲子園など、多少のパロネタで時間を潰すのは許容範囲であるし、本筋にあまり影響は与えていない」

 

<仕事頑張らないと……>

芋子「次に語りたいのは何と言っても23話のラストの……」

小野「………」

芋子「あれ? 小野先輩? どうしました?」

小野「なんかさ……みんな頑張っているなって」

芋子「まあ、『花咲くいろは』『サクラクエスト』と並ぶP.A.WORKSの三大お仕事アニメですからね。現実世界とリンクして、仕事とは何かを考えさせられます」

小野「この記事を書く為にSHIROBAKOを何話か見直したけど、仕事ってここまで頑張って初めて評価されるんだなって」

芋子「まあ、高校生の私達には本当の意味で理解していないのでしょうけど」

小野「俺も今仕事で大変なんだよ……休憩も取らないで残業してまでこんなに頑張っているのに怒られるし成果は出ないし……何度も挫けそうになって、ギリギリの所で生き残っている……でもここまでかな……3月に出る人事次第では降格も有りうるし」

芋子「先輩! 高校生の設定を忘れないで下さい!!

小野「でも……SHIROBAKOを観て、自分ももっと頑張らなきゃと思ったよ……具体的に何を頑張れば良いのか分からないけど……とにかくやるしかないんだよ……」

芋子「なんか重い話になってきたのでこの辺で! SHIROBAKO劇場版は2月29日公開です! この機会にTVシリーズ全24話をdアニメストアU-NEXTなどで復習しましょう! 新規加入者は1ヶ月無料です! ではまた!」

 

<関連記事?>◎予告編を観て幻滅!『四月は君の嘘』実写版は最低限の設定さえも無視していた


◎東北沢『千里眼』を例に「二郎系ラーメン」の攻略法を詳しく解説!

2019-12-03 13:01:41 | 小野と芋子

<↑ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店 ラーメン小 野菜マシ ニンニク アブラ>

 

芋子「小野先輩、『ラーメン二郎』に行ってきたんですって?」

小野「うん。『二郎系ラーメン』なら今年だけで10店舗以上食べ歩いたけど、本家の二郎は本当につい最近、初めて行ったよ。しかも新宿の店舗に」

 

芋子「ええ、いきなり都心部の混雑していそうな店に行くとは難易度高いですね」

小野「確かに混んでいたし、ルールを熟知している二郎経験者のサラリーマンも多く居たけど、3割くらいは二郎に関して無知なパリピ系の学生だったんだよ」

芋子「『二郎行こうぜ、いえあ』みたいな軽いノリですか?」

小野「『俺ぶっちゃけ大盛、いえあ』みたいなね」

芋子「で、『食べきれないよ、ぴえん』となるわけですね」(←言いたいだけ)

小野「あの日は幸いにも店員が優しかったから軽い気持ちでも何とかなったけど、基本的に二郎や二郎系はもっと殺伐とした空気だからね。あまり調子に乗りすぎると恥をかきかねない

芋子「そこで今回は、『ラーメン二郎』や『二郎系ラーメン』に軽い気持ちで行こうとする学生を撲滅する為に、押さえておくべきルールや攻略法などを解説します」

小野「入店してから食べ終わって退店するまでの時系列順にポイントを言っていくよ」

 

<攻略ポイント(1)まずは二郎系に行くべし>

芋子「二郎の攻略法なのに、結局本家の二郎には行かないのですね」

小野「最初から二郎は止めたほうが良い。まずは二郎系の店に行ってコールの仕方とかラーメンがどれくらい多いのかを学んだほうが良い」

芋子「確かに二郎系ならルールが緩和されていたり、店員の優しい確率が高かったり、敷居が低い感じがしますからね」

小野「二郎系でも当方さん(ブログの管理人)が2年前に行った店はオススメしないけどね」

 

(関連記事)

◎二郎系ラーメン屋に行ったら凄絶な恐怖を味わった(前編)

◎二郎系ラーメン屋に行ったら凄絶な恐怖を味わった(後編)

 

芋子「ああ、店員が客に激怒していた店ですか。当時のブログ記事には店名や場所を伏せていましたが、たぶん小田急線の向ヶ丘遊園駅から徒歩10分くらいのところの街道沿いにあるあの店のことでしょうね」

小野「その情報だけでもう特定できちゃうんだけど、店員がキレていたというのはあくまで2年前の話なので、今はどうなのかは分かりません! かといって当方さんはトラウマを抱えていて確認しに行きたくもないとの事なので、その点もご了承下さい!」

 

<攻略ポイント(2)初心者は『野郎らーめん』『郎郎郎』などがオススメ>

芋子「初心者はどの店に行ったら良いですか?」

小野「あまり多く食べる自信がないなら、盛りが控えめの『野郎らーめん』を強くオススメするけど、そこはコールを必要としないイージーすぎる店だから、逆にコールの仕方とかは覚えられないから、本家二郎に行く練習にはならない」

芋子「じゃあ盛りの量が本家二郎に準ずるレベルで、最低限のルールやマナーは存在して、でも店内は殺伐としていないし、かつ店員も優しいから委縮する必要もない店だと良い練習になるかもしれないですね」

小野「そうなると『郎郎郎(さぶろう)』とかが良いかもね。前述の向ヶ丘遊園にも駅のすぐ近くにある」

 

芋子「二郎系なのに、店内の雰囲気は普通のラーメン屋そのもので、入りやすいらしいですね」

小野「まあ今回は『千里眼』を例に解説するんだけどね」

 

芋子「あ、『郎郎郎』は写真データが無いんですね」

小野「というか基本写真は撮りづらい雰囲気だからね、二郎も二郎系も。『千里眼』の写真データがあるだけ有難く思って欲しい」

 

<攻略ポイント(3)混雑しない時間を狙って行く>

芋子「行く時間は何時ころが良いですかね」

小野「とにかく初心者は並ばないほうが良い。混雑しやすい昼の12~13時や、夜の19時以降は避けよう

芋子「となると14時とか18時とかですかね」

小野「夜営業が18時開店の店も多いけど、18時前から並んでいる店も普通に存在するから、行ってみたいと思う店は事前に下見に行って混雑状況を調べておいたほうが良い」

 

<攻略ポイント(4)それでも行列ができていたら>

芋子「でも、いざ行くと運悪く行列ができていることも考えられますよね」

小野「二郎や二郎系は基本的に店内が狭いので、店の外で並ぶことになる。店によってはどちらの方向に並ぶかが決まっているので、店頭の貼り紙に書かれてあるローカルルールを全部チェックしておこう」

 

芋子「東北沢にある千里眼の場合、並び始めてから着席するまでの手順を知りたいのですが」

小野「良い質問だ。大体こんな感じかな」

 

(1)最初に店の外で並ぶ(図の左方向)

(2)食べ終わった客が外に出る

(3)そのタイミングで、中にいる店員に『次のお客様どうぞ』と呼ばれる

(4)店内に入り、食券を購入し、3人ほど座れるベンチに座って待つ

(5)ベンチ待機の間に店員に『お客様ラーメンですか、ニンニクザンマイですか?』『麺の量は?』などと聞かれるので、正直に答える(この店は怖くないから落ち着いて言おう)

(6)先頭の時に店員に『先頭のお客様、何番席へどうぞ』と呼ばれたら、コップに水を入れて、横にあるレンゲを取ってから着席する

(7)カウンターとキッチンを仕切る台の上に食券を置く(あとから店員が回収に来る)

 

芋子「なるほど、確かに普通のラーメン屋より少し複雑ですね」

小野「ポイントはレンゲを取ってから着席すること。そして水の入ったコップの上にレンゲを置いて待機する」

芋子「コップの上にうまく載せられないときは?」

小野「最悪の場合はレンゲを水に浸したり、カウンターに直置きしても何も言われないけど、コップの上に置くのが本家二郎のやり方であることは覚えておこう」(※それも店によります。細かいルールは周囲を見て合わせましょう)

 

<攻略ポイント(5)初心者は絶対に「普通」や「小」、女性は「少なめ」にしてもらう>

 

芋子「次に食券はどれを購入すべきかという問題ですね」

小野「初心者は絶対に『大』や『大盛』は避けよう小や普通でも一般的な特盛レベルに相当すると思うくらいが丁度良い」

芋子「女性だと小や普通でも多いかもしれませんね」

小野「それなら『麺の量は?』と聞かれた際に『麺少なめ』や『麺半分』と答えれば良い。とにかく二郎も二郎系も『食べ残し厳禁』だけは共通ルールだから、必ず食べきれる量で注文しよう」

 

<攻略ポイント(6)着丼の直前にコールを聞かれる>

芋子「麺が茹で上がったら、いよいよコールですね」

小野「千里眼の場合は店員の『何番様、ニンニク入れますか?』という質問がコールのタイミング」

芋子「とりあえずニンニクを入れるかどうかだけ答えれば良いのですか?」

小野「いや、分かりづらいけど、『ニンニク入れますか?』に対して『野菜マシ、ニンニク、アブラ』みたいに、ニンニク以外の項目も全部一緒にコールしてしまうんだよ」

 

 

<攻略ポイント(7)初心者は絶対に「マシマシ」厳禁!!>

芋子「あ、この写真はありがたいです。こうやってコールについて解説してくれているのですね」

小野「初心者は『ニンニク、アブラ』だけにしておいたほうが良い。『野菜マシ』は2回目以降かな。ちなみに千里眼特有の『辛揚げ』は途中から味変したい場合に『辛揚げ、別皿で』とコールしよう」

芋子「先輩、そろそろ着丼の写真を見せてくださいよ」

小野「いよいよ行くか。せーの、どーん!」

<↑千里眼 ラーメン大盛 野菜マシ アブラ>(※諸事情によりこの時はニンニクを入れなかった)

 

芋子「うわ、野菜が多いですね」

小野「いや冗談抜きで洒落にならない量だからね。麺よりも野菜を食べきれるかがポイントになる。

芋子「これ、ひたすらもやしを食べ続けないと麺にたどりつけないですよね」

小野「慣れてくれば、写真の状態から『天地返し』をして、麺を上にすることも出来る」

 

芋子「どさくさに紛れてAV女優の動画を載せないで下さい!

小野「天地返しが出来ない場合は、取り皿をもらって一旦それに野菜を入れておけばすぐに麺を食べることができる」

芋子「なるほど」

小野「ちなみに、初心者でなくとも初めて行く店なら『野菜マシマシ』は絶対にコールしてはダメ。以前『立川マシマシ』に行った時に『野菜マシマシ』でコールしたらとんでもない量が出てきてマジで死にそうになった」

<↑某所の立川マシマシ 中ラーメン 野菜マシマシ アブラマシ>

 

芋子「えーっ、野菜が別の丼で盛られて来るのですか!?」

小野「あのね、食べきれないと悟ったときに『食べ残し厳禁』のルールが脳裏によぎって、逃れられない恐怖に苛まれるからねマジで。それでも死ぬ気で完食したけど」

芋子「経験者の言葉は重みがありますね。皆さんは絶対に食べきれる量を注文しましょう!」

小野「とにかく初めて行く店で『マシマシ』は絶対にNGだ!!」

 

<攻略ポイント(8)撮影禁止や携帯電話使用禁止の店もある>

芋子「着丼したら、まずはスマホで写真を撮ってインスタに上げて~」

小野「おい、それを当たり前だと思うな! 千里眼は禁止じゃなかったからこうやって写真を撮ったけど、店内の貼り紙を見渡せば『撮影禁止』や『携帯使用禁止』の旨が書かれている場合があるから、店内の貼り紙も全部チェックすべし」

芋子「携帯も使えないって厳しすぎませんか?」

小野「いやそれが意外と多いんだよ。スマホのカメラを起動して写真を撮ってSNSを開いてコメント書いて写真を添付してUPするまでに大体1分以上はかかるわけじゃん。あと、途中でLINEが来たら食べるのを中断して読んで返信までしちゃったりする人もいると思うけど、こだわりのある店員なら麺が伸びてしまう前に1秒でも早く食べてほしいと考えている」

芋子「なるほど……」

小野「そういう貼り紙が無くても、店内の雰囲気的に写真を撮りづらいこともあるから、マジで写真は諦める覚悟で二郎系に臨んでいただきたい」

芋子「じゃあ、動画モードでこっそり撮って、あとでスクショすれば良いんじゃないですか? それならシャッター音も出ないし」

小野「それは最終手段だと思って欲しい」

 

<攻略ポイント(9)早食いの練習もしよう>

芋子「千里眼の話に戻りますけど、さっきの写真、『野菜マシ』でも結構盛られていましたね」

小野「あの盛りは他店なら『野菜マシマシ』に相当する場合もある。それくらい多かった」

芋子「でも、休み休み食べて、30分くらいかければ何とか完食できるかも」

小野「いや、まだ並んでいる客も多く居るかもしれないし、できる限り早く食べたほうが良い」

芋子「ああそうか。なら私は尚更『野菜少なめ』とかが丁度良いかもしれません」

小野「早食いを推奨するのはもう一つ理由がある。あくまで本家二郎の練習という前提で言うと、『ロット』を乱さないためである」

芋子「ロットって何ですか?」

小野「本家二郎では1回で6人分の麺を茹でる。これを『1ロット』という。理論上は、全ての客が1人前を15分で食べきれば、効率良く回転できるので、このロットを乱さずに客に提供できるらしい。30分とかかかってしまう客が出てしまうと『ロットが乱れ』てしまうとか」

芋子「もう本家は行かなくて良いんじゃないですか?」

小野「二郎系だけで満足できるならそれで良いよ。でも一度二郎系にハマってしまうと、『本家も食べてみたいなあ』って思うようになるよ」

 

<攻略ポイント(10)丼とコップを台に置いてカウンターを布巾(またはティッシュ)で拭く>

芋子「完食すればいよいよゴール、店を出るだけですね」

小野「いや、最後まで油断をするな。食べ終わったらまず、カウンターとキッチンを仕切る台みたいなところに丼とコップを置いて、台の上にある布巾を取って、客自らカウンターを拭くのが暗黙のルールだ」

芋子「もし布巾がなければ?」

小野「ティッシュで拭いちゃって良いよ。ただしティッシュはなるべくゴミ箱を探して捨てよう。丸めたティッシュも台の上に置いちゃう客も居るんだけど、マナーとしてはやはりゴミ箱だよね」

 

<まとめ:美味しいならルールやマナーを守ろう>

芋子「というわけで、東北沢の『千里眼』を例に、二郎系ラーメンの複雑なルールやマナーを見ていきましたが、何故こんなに客が気を遣わなければならないのでしょうか」

小野「美味しいのなら、最低限のルールやマナーは守るべきだと思うよ。しかも二郎も二郎系も基本800円を超えることは無いし、それであの量を食べられるのだから、コスパの面でも最高だといえる」

芋子「あと、これだけの記事を書くのに3時間以上もかかってしまうの、何とかできないですかね? 結構速めにタイピングしているんですけど」

小野「ほんとそれな」


◎AbemaTV『オオカミちゃんには騙されない』1話でオオカミちゃんを見抜いてしまった人

2019-08-21 17:01:32 | 小野と芋子

<『オオカミちゃんには騙されない』本編→https://abema.tv/video/title/90-1286

 

芋子「AbemaTVハマり出したら、確実に引きこもりの廃人になるでしょうね」

小野「例えるなら“クオリティーの高いYouTube”だからな。登録せずとも地上波レベルの番組が無料で無限に観放題

芋子「ネトフリやアマプラですら有料ですからね。CMという強制ムービーが随所にあるとはいえ、太っ腹すぎます」

小野「だからずっと、アベマにはあえて近付かないようにしてきたが、とうとう気になるコンテンツを見つけてしまったのでやむを得ず観てしまうことに」

芋子「『オオカミちゃんには騙されない』ですね。でもこのシーズンが終了したら即アベマとはオサラバしたほうが良いでしょう」

小野「あ~べま~」

芋子「寛平さん風に言わないで下さい」

小野「ちなみに『なつぞら』の感想記事がサボり気味ですが、こちらもちゃんと観ています!」



<リアリティショーとは>

芋子「実はアベマには、いわゆる“恋愛リアリティショー”を謳った番組がたくさんあり、“恋リア”という名前でカテゴリーにまでなっているのです」

小野「それだけ需要もあるんだろうね。その中の一つが『オオカミちゃんには騙されない』なわけだが、10人の男女が知り合い、デートを繰り返しながら恋に落ちていくまでを追いかける番組。雰囲気も含めて『テラスハウス』に酷似している」

芋子「『テラスハウス』(2012~、フジテレビなど)もリアリティショーでしたからね。ドキュメントとも少し違う“リアリティショー”という形式での放送は、当時若者たちの間で話題を呼びました」

小野「リアリティショーの特徴も簡単に挙げておこう。まず、制作スタッフやカメラなどの撮影機材を一切映り込ませず、編集やテロップも最小限に抑えることで、ドラマのような雰囲気の下で出演者のリアルな言動が映し出されている」

芋子「それよりも重要なのは“完全なドキュメントではない”ということです。どう考えても一部に台本があったり、スタッフの指示で動いているメンバーが何人か居るのはバレバレです」

小野「ちなみにテラハは“台本が無い”ことをやたら強調していたけど、別に台本が無くてもカンペで指示を出せば良いだけなので、その言葉だけでガチだとは思わないほうが良い」

芋子「ただ、どこまでが台本でどこからがガチなのかの見分けが難しいのですよね」

小野「例えばめちゃイケの『ナイナイ中居日本一周企画』のように、出演者は自分がどう動くかだけ書かれた台本を渡されていて、相手の言動が分からないから想定外の出来事が起きてドキュメントっぽくなるようにしているかもしれないね。推測だけど」



<テラハとの違いは?>

芋子「では、同じリアリティショーでも『オオカミちゃんには騙されない』は『テラスハウス』と何が違うのでしょうか?」

小野「何と言っても女性メンバーの中に“恋する乙女”を演じている、本当は恋をする気が全く無い嘘つきが一人以上いることだね。その女性を番組では“オオカミちゃん”と呼んでいる」

芋子「一人とは限らないのもポイントですね。元々は『オオカミくんには騙されない』というタイトルで、男性がオオカミのパターンを過去に5シーズン配信し、6シーズン目の今作で初めて男女を逆転させたわけです」

小野「他にテラハと異なるのは、『オオカミちゃん~』はロケ日以外は各自通常の生活をしており、ロケとロケの間に結構間隔が空いたりする」

芋子「テラハのような共同生活が無い代わりに、オリジナルのカフェをオープンさせるという共通の目標があり、それに向けて全メンバーが協力する必要があります」

小野「あと細かいところだと、デートに誘う際は必ず『太陽LINE』というグループチャット上で連絡をとらねばならず、必然的に全メンバーに知れ渡る」

芋子「よって、誰が誰を好きかという大事な情報が筒抜けになってしまい、より高度な心理戦になるわけです」

小野「そしてデートは誘った人、誘われた人以外でも、誰でも参加OKとなっている」

芋子「2人きりのデートのはずが、途中から思わぬ乱入があったりします」

小野「このへんがどう見てもスタッフの指示なんだよね。話が上手く出来すぎていて」



<視聴者が脱落者を決める残酷システム>

芋子「小野先輩、『ザ・チーター』って覚えていますか?」

小野「ああクイズ番組か、懐かしいね。6人中1人だけか正解を知っている“チーター”で、その疑いがある人を投票で決めて追放するやつ」

芋子「『オオカミちゃん~』でも、オオカミちゃんの疑いがある人に投票し、最多得票を得た女性メンバーが脱落してしまいます」

小野「でもそれを決めるのは視聴者なんだよね。これが画期的かつ残酷なシステムである」

芋子「視聴者投票は既に締め切られており、次回の配信(8月25日(日)22時~7話)で脱落者が発表されます」

小野「ただそれはあくまでも脱落者であって、オオカミちゃんが誰か明らかになるのはまだ先なんだよね」

芋子「まあ、おそらく12話前後やると思いますので、9月か10月になりそうですね」

小野「僕はもう、オオカミちゃんが誰か分かっちゃったけどね」



<↑2話時点での相関図。3話以降もこれを見ながらだと本編を理解しやすい>


<1話の時点でオオカミちゃんを見抜いてしまった>

芋子「えっ!? 本当ですか?」

小野「まあそもそも何人いるか分からないけど、そのうちの一人だけは1話の時点で予想できた

芋子「早すぎませんか!?」

小野「予想というか、ほぼ確定で良いと思う」

芋子「なぜそこまで自信が持てるのですか?」

小野「まあプロフィールだけ軽く調べさせてもらったけどね」

芋子「気になりますけど、ネタバレになってしまう可能性もあるので“炙り出し”で書いておきますか」

小野「僕の予想するオオカミちゃんとその理由を知りたい方は↓を反転させてご覧下さい

(※スマホの方はコピーしてメモ帳アプリなどに貼り付けて下さい)

↓ほぼ確の予想・ここから↓

   ほのばび    

理由:彼女だけオスカープロモーション所属。
オスカーは25歳まで恋愛禁止で有名。
まだ18歳で、万が一でも恋に落ちたら規約違反になる。
それを防ぐにはオオカミちゃんとして出演するしかない。

↑ほぼ確の予想・ここまで↑



芋子「ええ、意外ですね……」

小野「ちなみにファンが非公式で投票を実施したところ、↓こうなっている」

 

 

芋子「うーん……」


小野「僕が予想した女性をオオカミだと思って改めて1話から観ると見方が変わって色々面白くなるよ」

芋子「今すぐ観るしかないじゃないですか!! ちなみに配信済みの1~6話が現在無料でアーカイブ配信されています。興味のある方は是非ご覧下さい」

1~6話無料配信中→https://abema.tv/video/title/90-1286


小野「そして、25日22時からの7話をみんなで観よう!」


◎映画『天気の子』感想……あの結末は評価が難しい。だからこそ観に行って確かめよう

2019-08-15 08:50:29 | 小野と芋子

 

芋子「新海誠監督の最新作『天気の子』をようやく観て来ましたが、これは評価が難しいですね……」

小野「こちらの記事で予言したとおり、個人的には『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のほうが感動しちゃう結果になってしまった。予言しておいてアレだけど、ちょっと残念である」

芋子「そもそも比較対象がおかしいかもしれませんので『青ブタ』の話は一旦置いておきましょう。『天気の子』に感じる複数の違和感が、感動を薄れさせてしまったことは事実です」

小野「いや『君の名は。』のような大団円ハッピーエンドが特殊事例だっただけで、『言の葉の庭』までの新海作品には毎回違和感を感じていたよ。ただ今回の違和感はそれらとも微妙に違うんだよなあ」





※ここからネタバレ有





<違和感の正体(1)主人公の罪と罰>

芋子「今回はその違和感について掘り下げていきましょう」

小野「何よりも一つ目に挙げたいのは犯罪行為だね。主人公・帆高の拳銃所持、しかも発砲までしたのは誰がどう見ても銃刀法違反である。たった一人の少女を救う為だけに罪を犯すという行為の是非を考えていたら、物語に集中できなかった」

芋子「いっそ『星を追うこども』くらいの完全なファンタジー世界に振り切れば、拳銃の登場くらい気にならなかったかもしれませんが、新海監督の大好きな“新宿”があらゆる箇所に登場しており、SFではあるけど舞台は現実世界の日本の東京だと思わざるを得ません」

小野「帆高の罪を犯した部分については相応の罰を与える必要があったが、なぜか警察の抑止力が弱すぎるし(特に手錠をかけてからも逃げられてしまうあたり)、それでも事後に罰は与えたけど、それが“3年間の保護観察”だけというのもなんだかなあ。たった3年で普通に街を歩けているのだから」

芋子「少し違うかもしれませんが、京都アニメーションの放火事件が頭をよぎってしまいました。あの犯人も、過去に下着泥棒やらコンビニ強盗やらをしており、服役させたとはいえ、普通に街を歩けるようにした結果が放火による大量殺人ですからね」

小野「僕は法律に詳しいわけではないし、ましてや前者はまだ16歳だから、どちらの事例もちゃんと日本の刑法に則った結果なのかもしれないけど、夏休みで小学生もたくさん観ている映画だし、いずれは地上波のゴールデンタイムで放送されることも考慮すべきだったとは思うよ」

芋子「これは令和元年という今の時代に、コンプラがうるさく、犯罪事件が無くならない日本という国でアニメ作品を制作することの難しさでもありますね」

小野「結局、そこを気にさせちゃったら素直に感動できないのは仕方のないことだと思うんだ。逆にコンプラとかが気にならない人なら大感動できたと思うよ」



<違和感の正体(2)新海らしくもない、かといって大団円ハッピーエンドでもない結末>

芋子「2つ目はやはりあの結末ですかね」

小野「大団円ハッピーエンドは『君の名は。』でやったから、個人的に今回は新海監督らしい結末を期待していた」

芋子「“新海監督らしい”というのは?」

小野「『ほしのこえ』『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追うこども』『言の葉の庭』……ここまでの新海作品はいずれも明確なハッピーエンドとはいえない結末になっている。だから僕は『天気の子』も、帆高が陽菜を救えないまま終わるんじゃないかと思っていた」

芋子「まあ、あれだけ警察に追われていたら普通は逃げられませんからね」

小野「たった一人の少女を救う為に罪まで犯すなんて決して許されることではないし、その制裁の意味でも陽菜を救えないという大きな罰を与えて欲しかった気持ちもある」

芋子「かといって帆高が陽菜を救ったことが明確なハッピーエンドでもないのですよね、世界が崩壊しちゃっていますから。世界もちゃんと救った『君の名は。』とも異なる結末でした」

小野「つまり今作は、新海監督らしい鬱全開の結末でもなければ、『君の名は。』のようなカタルシスを得られる大団円ハッピーエンドでも無い、どっちつかずになってしまったんだよ」

芋子「どうせ鬱ENDなら過去作みたいに鬱全開にして欲しかったですけど、東京沈没に対するフォローも入り、帆高と陽菜は再会して希望を持たせる結末になったことで中途半端感が否めなくなってしまいました」

小野「まあ今作も『君の名は。』同様、川村元気Pがガッツリ絡んでいるから、完全な鬱ENDにならないことは予測できたことではあるけどね」



<違和感の正体(3)企業タイアップ>

芋子「3つ目はもはや大したこと無いかもしれませんが、本編中に過度に登場する実在の企業や商品です」

小野「特にマクドナルドは本編に少なからず関わってくるからね。かなり大事な部分を実名にしてしまっているから違和感を感じざるを得なかった。『エヴァ』のUCCやローソンくらいの絡みなら許せたんだけど」

芋子「タイアップについてもう一つ言わせていただきますと、TVCMのタイアップも多すぎました」

小野「サントリーの天然水にカップヌードル、クーリッシュ、ソフトバンク、バイトルにミサワホームまで。全く関係のないバラエティー番組を観ていても帆高と陽菜が何度も目に付いてしまい、映画を観る前から少し萎えてしまった

芋子「新海監督のアニメCMといえば、過去にも『大成建設』『Z会』がありましたけど、企業宣伝を想起させず純粋に感動できる作品だったことが印象に残っていますからね」

小野「今見返せば『ミサワホーム』や『バイトル』など良かったCMもあるけど、それは『天気の子』を観たからなんだよね。映画を観ていない人への宣伝なのに、観ていない人にはそんなに響かない矛盾が発生してしまっているんだよ」

芋子「ただ、映画本編に出てきたポテチチャーハンチキンラーメンサラダは私も作ってみたくなったことだけは言わせて下さい」

小野「企業タイアップも、そういう使い方なら良いと思うよ」



<総評>

芋子「というわけで色々言ってしまいましたが、私達は紛れも無い新海作品のファンです」

小野「違和感があったのは事実だけど、作画や背景の美しさは健在だし、当然それだけでも観る価値はある。あと、須賀さんの秘密など本編では説明されていないカラクリも結構あるみたいなので、そういうのも繰り返し観て解き明かしていけば何倍も楽しめるアニメ映画だと思うよ」

芋子「内容も“どっちつかずの結末”と言いましたけど、言い換えれば“全く新しい結末”ですからね。あえて攻めたのだと思えば、これはこれでアリなのかもしれません」

小野「誤解しないで欲しいのは、良いシーンもたくさんあったんだよ。天気が晴れるだけで多くの人が笑顔になるところとか、ラブホでインスタント食品を3人で食べまくるシーンとか」

芋子「あそこ良かったですよね。カップ麺や冷凍食品でもパーティーのように楽しめる3人の絆にほっこりしますし、どう見ても別離フラグというか最後の晩餐にしか見えないのが切なくもあります」

小野「つまり何が言いたいのかというと、皆さんもぜひ劇場へ!

 

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◎『なつぞら』第9・10週(60話まで)感想……パイニャン動画のくだりの脚本が秀逸! 良い話だった

2019-06-08 19:19:27 | 小野と芋子

麻子役・貫地谷しほり主演朝ドラ『ちりとてちん』

 

芋子「NHKの朝ドラ『なつぞら』ですが、視聴率が微妙に下がってきていると報じられています」

小野「下がっていると言っても、直近の第10週、55~58話でも19.4→21.2→20.7→20.0%と、決して悪く無いどころか良すぎるくらいなんだけどね」

(https://news-topics24.com/natsuzora_tvrating/#i)

芋子「ただ皮肉にも、最後の山は第7週、39話の23.2%。なつが東京に行きたいと家族に打ち明け、泰樹が激怒したあたりです」

小野「その翌週から東京編が本格的にスタートし、僅かながらも下降線を辿っているというわけか」

 

<東洋動画の採用試験不合格>

芋子「個人的には十勝編より最近の展開のほうが面白いですけどね。ここ2週間の話について感想を語っていきましょう」

小野「第9週はアニメーターを目指すなつがついに東洋動画の臨時採用試験を受験。しかし、まさかの兄・咲太郎が原因で不合格に」

芋子「咲太郎の所属する『赤い星座』がプロレタリア演劇の流れを汲んだ『新劇』を行っていることや、彼の風貌が愚連隊(=暴力団)や太陽族(=不良集団)といった悪いイメージに繋がり、大杉社長の判断で不合格にしたわけです」

小野「当時、ヨーロッパ流の近代的な演劇を目指していたのが『新劇』だよね。資本主義社会へのアンチテーゼとして、演劇を通して貧困層の階級闘争、つまり“革命”を推進していたのが『プロレタリア演劇』だ。しかし、反社会的勢力故に、国家からの弾圧も厳しくなり、投獄された人もいるとかいないとか」

芋子「あの大杉社長のさらっと言った台詞にそんな闇深い意味が隠されていたのですね」

小野「赤い星座が反社会組織かどうかは置いておいても、少なくとも咲太郎は暴力団でも不良でもないことは事実だ。そこを社長に誤解されたのは大きかったね」

芋子「衝撃の不合格理由を知ったなつは、それでも最初は怒りを抑えていたのは偉いです」

小野「なのに、咲太郎が最悪のタイミングで警察に捕まるから、とうとうなつの堪忍袋の緒が切れる(笑)」

 

<なつが視聴者を代表して(笑)咲太郎に激怒>

芋子「私たちを含む一部の視聴者がヘイトを溜めていた“空気の読めない咲太郎”に対し、なつがついに言ってくれました(笑)」

小野「『私の為に働いているなら辞めてよ』『ムーランルージュを復活させたいのも亜矢美さんの為でしょ』『しかも結果的に人に迷惑をかけているだけ』と正論の連続、挙句に『人の為に頑張らなくて良い、もっと自分の為に頑張ってよ』と吐き捨てる。観ていてすげえ気持ち良かった(笑)

芋子「なつがそれを言うと重みがありますよね。幼少期からずっと柴田家への恩返しの為だけに生きてきたのに、高校の演劇を通して自分の為に頑張ることの喜びを知りました。そんな彼女だからこそ言える台詞です」

小野「その後、マダムと亜矢美によって咲太郎へのフォローが入ったね。ウッチャンも『許してやってくれ』と言っていたし、僕も今回は咲太郎を黙認することにする」

 

<東洋動画で新旧朝ドラヒロイン対決>

芋子「3か月後、なつは仕上げの臨時採用試験を受け、今度は無事合格。晴れて東洋動画に入社します」

小野「川村屋を退職し寮を出ていかねばならなくなり、住居をどうするのかと思いきや、あっさり亜矢美さんのところに決定(笑)

芋子「ネットニュースでも指摘がありましたけど、衣食住に関しては、なつはそんなに大きな苦労をしていないから感情移入しづらいのですよね」

小野「まあ尺の都合もあるだろうけどね」

芋子「しかし、第10週でついになつは職場の人間関係に悩まされます

小野「ついに貫地谷しほりさんの登場だ。彼女演じる麻子は、なつの派手すぎる衣装を指摘、『結婚相手を探しに来ているのか』と憤慨した」

芋子「確かに衣装は派手かもしれませんが、なつは仕上げの仕事に対しては一生懸命取り組んでいます」

小野「広瀬すずさんをいじめるのは許さない、パワハラだとNHKにクレームの電話を入れようとしたが、なつ自身が対抗心を燃やして戦ってくれたので、見守ることにした」

 

<パイニャン問題の解決方法が秀逸>

芋子「本当に電話しそうで怖いから落ち着いて下さい。その後なつは、動画マンの堀内が上手く描けず悩んでいる中割りを描くことで、麻子をギャフンと言わせます」

小野「『パイニャン問題』と名付けよう。ここの脚本が秀逸なんだよね。問題の動画は『戦いに敗れたパイニャンが白蛇に戻ることを知って、シュウセンを想って泣くシーン』。原画のパイニャンの感情を読み取って中割りを描いてほしいという麻子の指示に、堀内が応えられない、しかも逆ギレまでする始末」

芋子「そして、なつが絵の勉強の為に描いてみた中割りは『泣く直前に一瞬何かを振り向いてまだ戦う目、強くて恨みがましい目をしながら泣き伏せる』というものでした。ラフ画だったとはいえ、麻子が高く評価します」

小野「面白いのは、当初麻子はこの中割りを堀内が描いたものだと勘違いして、堀内の評価が上がりかけていたところだったのに、堀内自身がキッパリ否定したところ。しかも道徳心からではなく『僕はこんな稚拙な絵は描かない、こんな絵を描いたと思われたら心外』と本心から反論した」

芋子「仲はなつの勝手な行動に対し『彼女はアニメーター志望だ』と補足し、井戸原は堀内に『純粋で正直な絵だ。技術はあるから発想の仕方でいくらでも変わることができる』とフォローを入れたのもイケメンでした」

小野「麻子もすぐデレたし(笑)、実は良い人しか居ないホワイト企業だった。この感動は第4週に匹敵するかもしれない。久々に良い話だったよ」

 

<天陽が久々の登場>

芋子「最後に天陽君ですが、母親にキッパリ『なつのことは諦めろ』と言われてしまいます」

小野「これもまたハッキリ言いきったね。十勝の酪農を継ぐ宿命にある彼が東京で頑張るなつと結ばれることは不可能」

芋子「この問題があるので、なつが誰と結ばれるのか、ネット上でも議論が白熱しています」

小野「もう雪次郎で良いんじゃないかな(笑)」

 

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2019-05-28 07:36:47 | 小野と芋子

岸川亜矢美役・山口智子の過去の名作『ロングバケーション』

 

芋子「NGT48が大変なことになっています」

小野「山口真帆の卒業は序章に過ぎなかった。荻野由佳への脅迫状加藤美南のインスタ誤爆、そして極めつけは早川支配人のTwitter開設からの秒で炎上である」




芋子「これで東大卒の才女というから驚きです」

小野「良く考えず失言したり、裏アカと本アカを間違えたり、操作ミスで全体に公開してしまうような人はSNSに向いていないよ。炎上が怖いならそもそもやらなければ良いだけだと思う。ジャニーズだって誰もやっていないだろう」

芋子「強いて言うなら、良く考えて長文を書けるブログだけにすれば良いと思います」

小野「その点、声優は炎上がほぼ無いから安心して応援できるね。みんな頭良いのかな」

芋子「ハイハイ声優ネタはまた今度話しましょうね。今回は朝ドラ『なつぞら』第7・8週の感想についてです」

小野「油断していたらもう2週間分溜まっちゃったか」



<第7週はさらっと>

芋子「第7週はなつが東京に行きたいと家族に打ち明け、それが泰樹との和解を経て認められます」

小野「ここも感動するシーンはいくつかあるのだけど、細かくは触れない。個人的にはなつを東京に行かせる為の強制ムービーというかクッション回だと思っている」

芋子「大事なのはアニメーターを本格的に目指す第8週以降ですからね」

小野「泰樹はアニメーション(漫画映画)のことをさっぱり知らなかったけど、それでもなつの夢を応援すると決めたのは、信頼しているからこそだよね。そこは本当に良かった」

芋子「あとは天陽君ですね。なつが東京へ行く=別離になることが確定してからは切ない表情を良く見せていました」

小野「まあ第7週はそれくらいにして、いよいよ第8週を振り返ろう」



<天陽の告白>

芋子「第8週は帯広での送別会から始まります(43話)」

小野「ついに天陽が皆の前で『俺はなっちゃんが好きだ』と公開告白したね」

芋子「ドキッとしましたよ。第7週42話のラストシーンですら匂わせつつも言わなかったのに」

小野「ただ東京でも何人もの若い男と出会うことになる。しかも何故かイケメンばかり

芋子「なつのハートは誰に向かうのか、それにも注目ですね」

小野「それにしても最近の朝ドラは狙ったようにイケメンばかり出すよね」



<そしてなつは雪次郎、雪之助と上京>

芋子「44話でなつは上京。公式サイトの人物相関図もリニューアルし、ここからは第二章とでも言うべきでしょうか」

小野「お菓子職人を目指していた雪次郎も8週目にしてついにフィーチャーされ、川村屋での本格的な修行が始まり、それをなつが皿洗いをしながら見守るという構図になったね」

芋子「その川村屋ですけど、小野先輩、第5週感想の記事で思いっきり『中村屋』と間違えていましたね」

小野「お前も突っ込まなかったじゃないか(笑)」

芋子「中村屋は川村屋のモデルとなった実在する有名なカレー店です。関東に住んでいる人ほど間違えやすいかもしれません」

小野「この場を借りてお詫びいたします。リンクも貼っておくので興味があれば是非中村屋へどうぞ

洋食レストラン 新宿中村屋 池袋東武本店
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<山口智子のダンスは必見>

芋子「第8週で株を上げたのはおでん屋の女将、岸川亜矢美を演じる山口智子さんでしょう」

小野「おでん屋なのに、至る所でダンスのステップを踏むんだよね。特に45話、外の掃き掃除をしている時のダンスは必見(笑)」

芋子「今や本編よりもそっちが楽しみになっています(笑)」

小野「そして彼女は、なつの兄・咲太郎を息子のように長年育ててきたことも明らかに」



<空気の読めない咲太郎>

芋子「その咲太郎も、なつとの二度目の再会を果たします」

小野「いや申し訳ないけど、やっぱ俺、咲太郎ダメだわ。空気の読めない行動が多すぎて感情移入できない」

芋子「第8週だけでも、なつを住居含めて世話してくれる川村屋から引き離そうとしたり、東洋映画社長に『なつを採用させてくれ』というニュアンスの発言をして懇願するなど、妹にとって巨大なお世話とも言うべき言動ばかりしています」

小野「ヒロインの生き別れた兄なんて、ドラマとしてもかなりキーパーソンになるはずなのに、そこに感情移入できないのは致命傷だよ。今のところ、咲太郎が居なくても物語は成立しているし」



<それでも第9週に期待>

芋子「第9週の予告を観る限り、咲太郎は更に余計なことをしでかすみたいです」

小野「もう諦めるよ。あくまでも本筋はなつがアニメーターを目指すこと。広瀬すずさんだけを見守ろうじゃないか」

芋子「私は川村屋のマダムを演じる比嘉愛未さんのほうが好みですかね」

小野「まもなく貫地谷しほりさんも登場するから楽しみだ」

芋子「まゆゆも忘れないで下さい。彼女もそろそろ現れることでしょう」

小野「女性陣も負けていないではないか。安易にイケメンで釣ろうとばかりしないで欲しいね」

 

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