>私がずっとやりたかった事。
>
>2007年5月。
>23才になる前についに現実となった。
>
>“1人旅 ~バックパッカー~”
>
>リュック1つでタイ行きのチケットだけ買っていく。
>
>決めているのはそれだけ。
>
>今まで人に頼って生きてきたテキトー人生が
>この10日間でなんだか変わる気がした。
>
>(中略)
>
>とにかく、自分から自分へ試練を与えた・・・
上のアンカーは、いつかの記事で紹介した若槻千夏著『ちなつの歩き方』の冒頭部分である。
なんと事務所に無断で勝手に一人旅。それも海外。それもあてもなく。それも10日も。
あえて自分を追い込ませる試練を与え、それを乗り越え、強くなる。
当方はすごく感銘を受けた。
一時期の地獄を乗り越え、最近1~2ヶ月の仕事は順調とまではいかないが可もなく不可もなくといったところだった。
しかし、ここ一週間ほどで致命的な失敗を繰り返し、久々に凹んでいる。
やはり当方は世の中を舐めている。そんな気がしてきた。
ならばあえて自分を追い込ませる試練を与えよう。
そこで考えたのは、車の運転だった。
車の運転は大分慣れてきたが、まだ危なっかしいところがある。
何より昨年末にぶつけている。
そう思った矢先、ちょうどよいタイミングで(?)高所作業車の講習の日が訪れた。
会場はなんと東村山。都内だがかなり遠い。
どうせ電車で行っても安くない金がかかるのだから、
ならば会社の車を借りて行ってしまおう。
普通車でもいいが、どうせなら1tトラックを借りてマニュアル車に慣れよう。
高速も使おう。首都高にも慣れないと。
というわけで、久々に当方の小さな旅が始まった。
まずはルート選定から。1t車にナビはついていないので自分で地図を見て決める。
東村山の会場に一番近いインターは関越道の所沢IC。しかし関越道まで行ってしまうと高速代がかさむ。当然自腹なのでそれも
考慮しないといけない。
首都高管内ならどこから入ってもどこで出ても700円均一。しかも噂によると深夜割引もあるらしいではないか。
ならばこうしよう。
(1)首都高4号線の幡ヶ谷ICで下車
(2)そのまま国道20号線に乗り入れる
(3)「松原」交差点を右折して井ノ頭通り(413号線)に入る
(4)環八通り(311号線)とぶつかる立体交差点を右折
(5)「四面道」交差点を左折して青梅街道(4号線)に入る
(6)あとはひたすら真っ直ぐ行けば東村山市に上陸
一般道の割合が多く、かなりの長旅が予想されるが、高速代節約のためにやむを得ない。
また、過去の反省を活かし、比較的わかりやすいルート選定となった。
だが、今回の旅は首都高に慣れるという目的もある。
そこで、ルートを誤ったら即最寄りのICを下車する鉄則を設けた上で、首都高内はあえて複雑なルートに決めた。
いよいよ小さな旅の始まりである。
2月某日(土曜)。
時間に余裕を持ち、高所作業車技能講習の前夜から出発となった。
だがいろいろあり、1t車が会社の近くの加平ICに突入した時には23時50分になっていた。
だがそれでいい。22時以降は深夜割引が適用されて3割引になるのだ。
首都高は入口で料金が支払われる。ETCカードは持っていないので一般レーンに入る。
レーンで宣告された料金は……700円。あれ?
後で分かったことだが、22時以降に3割引になるのは平日のみであった。
さらに、24時以降であれば5割引で、それは土日でも適用されているのだ。
あと10分遅くICに入っていれば350円になっていたのだ。これは惜しいことをした。
後悔しても仕方がない。安全運転を心がけて真夜中の首都高をひた走る。
真夜中ということもあって車は少ない。深夜割引のためあえて深夜に走るトラックが増えてきているという噂だったが、その様子はこの日は見られなかった。
首都高内はあえて複雑なルートに決めたと書いたが、それは以下のとおりである。
(1)最初の分岐・小菅JCTは直進
(2)堀切JCTを右方向
(3)両国JCTを直進
(4)箱崎JCTを右方向
(5)江戸橋JCTを右方向
(6)神田橋JCTを直進
(7)竹橋JCTを左方向
(8)三宅坂JCTを右方向
事前に2~3回確認した甲斐があり、ここまでは迷わず順調に進んだ。
あとは(9)西新宿JCTを直進し、(10)幡ヶ谷ICを下車すれば首都高はクリアとなる。
しかし、
ここにきて
睡魔が当方を襲う。
ぶっちゃけた話、高速を走行中に一瞬だけ目をつぶっていただろうか。
これは危ない。
これ以上の高速走行は不可能と判断し、慌てて外苑ICで出口へ。
まだ(9)もクリアしていないのに一般道に出てしまった。
こ こ は ど こ ?
(つづく)
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>2007年5月。
>23才になる前についに現実となった。
>
>“1人旅 ~バックパッカー~”
>
>リュック1つでタイ行きのチケットだけ買っていく。
>
>決めているのはそれだけ。
>
>今まで人に頼って生きてきたテキトー人生が
>この10日間でなんだか変わる気がした。
>
>(中略)
>
>とにかく、自分から自分へ試練を与えた・・・
上のアンカーは、いつかの記事で紹介した若槻千夏著『ちなつの歩き方』の冒頭部分である。
なんと事務所に無断で勝手に一人旅。それも海外。それもあてもなく。それも10日も。
あえて自分を追い込ませる試練を与え、それを乗り越え、強くなる。
当方はすごく感銘を受けた。
一時期の地獄を乗り越え、最近1~2ヶ月の仕事は順調とまではいかないが可もなく不可もなくといったところだった。
しかし、ここ一週間ほどで致命的な失敗を繰り返し、久々に凹んでいる。
やはり当方は世の中を舐めている。そんな気がしてきた。
ならばあえて自分を追い込ませる試練を与えよう。
そこで考えたのは、車の運転だった。
車の運転は大分慣れてきたが、まだ危なっかしいところがある。
何より昨年末にぶつけている。
そう思った矢先、ちょうどよいタイミングで(?)高所作業車の講習の日が訪れた。
会場はなんと東村山。都内だがかなり遠い。
どうせ電車で行っても安くない金がかかるのだから、
ならば会社の車を借りて行ってしまおう。
普通車でもいいが、どうせなら1tトラックを借りてマニュアル車に慣れよう。
高速も使おう。首都高にも慣れないと。
というわけで、久々に当方の小さな旅が始まった。
まずはルート選定から。1t車にナビはついていないので自分で地図を見て決める。
東村山の会場に一番近いインターは関越道の所沢IC。しかし関越道まで行ってしまうと高速代がかさむ。当然自腹なのでそれも
考慮しないといけない。
首都高管内ならどこから入ってもどこで出ても700円均一。しかも噂によると深夜割引もあるらしいではないか。
ならばこうしよう。
(1)首都高4号線の幡ヶ谷ICで下車
(2)そのまま国道20号線に乗り入れる
(3)「松原」交差点を右折して井ノ頭通り(413号線)に入る
(4)環八通り(311号線)とぶつかる立体交差点を右折
(5)「四面道」交差点を左折して青梅街道(4号線)に入る
(6)あとはひたすら真っ直ぐ行けば東村山市に上陸
一般道の割合が多く、かなりの長旅が予想されるが、高速代節約のためにやむを得ない。
また、過去の反省を活かし、比較的わかりやすいルート選定となった。
だが、今回の旅は首都高に慣れるという目的もある。
そこで、ルートを誤ったら即最寄りのICを下車する鉄則を設けた上で、首都高内はあえて複雑なルートに決めた。
いよいよ小さな旅の始まりである。
2月某日(土曜)。
時間に余裕を持ち、高所作業車技能講習の前夜から出発となった。
だがいろいろあり、1t車が会社の近くの加平ICに突入した時には23時50分になっていた。
だがそれでいい。22時以降は深夜割引が適用されて3割引になるのだ。
首都高は入口で料金が支払われる。ETCカードは持っていないので一般レーンに入る。
レーンで宣告された料金は……700円。あれ?
後で分かったことだが、22時以降に3割引になるのは平日のみであった。
さらに、24時以降であれば5割引で、それは土日でも適用されているのだ。
あと10分遅くICに入っていれば350円になっていたのだ。これは惜しいことをした。
後悔しても仕方がない。安全運転を心がけて真夜中の首都高をひた走る。
真夜中ということもあって車は少ない。深夜割引のためあえて深夜に走るトラックが増えてきているという噂だったが、その様子はこの日は見られなかった。
首都高内はあえて複雑なルートに決めたと書いたが、それは以下のとおりである。
(1)最初の分岐・小菅JCTは直進
(2)堀切JCTを右方向
(3)両国JCTを直進
(4)箱崎JCTを右方向
(5)江戸橋JCTを右方向
(6)神田橋JCTを直進
(7)竹橋JCTを左方向
(8)三宅坂JCTを右方向
事前に2~3回確認した甲斐があり、ここまでは迷わず順調に進んだ。
あとは(9)西新宿JCTを直進し、(10)幡ヶ谷ICを下車すれば首都高はクリアとなる。
しかし、
ここにきて
睡魔が当方を襲う。
ぶっちゃけた話、高速を走行中に一瞬だけ目をつぶっていただろうか。
これは危ない。
これ以上の高速走行は不可能と判断し、慌てて外苑ICで出口へ。
まだ(9)もクリアしていないのに一般道に出てしまった。
こ こ は ど こ ?
(つづく)