◎汚れた手のひら、汚（けが）れた心

今夜、パフェのデカ盛りというものに挑戦せねばならなくなった。

そこで昨夜、特訓と胃の調整をした。

まずは某ファミレスへ。長らく食べていないパフェとはどんなものか改めて知る必要があると思った。

苺とチョコ、二種類のパフェを注文。当たり前だがアイスクリームと生クリームのコンボ攻撃であり、本番も両者がかなりの量と割合を占めると予想した。

しかし、ファミレスのパフェは量が少ない。この２つを食べただけでは特訓にも何にもならない。

そこで急遽、自転車を３０分も走らせ某焼肉食べ放題の店へ。

ここは肉のみならず焼売やスパゲティ、焼きそばなど幅広い食べ物が食べ放題であり、デザートもある。

ここで生クリームと果物を盛り合わせ山盛りにしてみた。アイスクリームが無かったのが残念だが、これを何回か繰り返せば本番の量に近づくであろう。
しかし、無造作に盛られたそれはとても美味しそうではなかった。

焼肉食べ放題の店のテーブルに山盛りのデザート一皿だけでは周囲の視線が痛くなるだろう。
そこでカムフラージュとして肉とその他料理盛り合わせを持ってくる。これは後で食べよう。

いよいよ特訓開始。山盛りのデザートを順調に消化していく……と思いきや、開始３分と経たずに生クリーム攻撃にやられてしまう。



気持ち悪い。



そこでデザートを中断し、肉を焼き始める。脂っこいものが食べたくなったのだ。

焼肉、ご飯、味噌汁、焼売、スパゲティ、とんかつ……しかし、一向に気分は回復しない。

それらさえも間食できないまま腹は限界に達し、カルピスやファンタグレープなどドリンクしか胃が受け付けなくなる。



もう限界だ……

結局、残った食べ物はビニール袋に入れて持ち帰るはめに（※本当はやってはいけません）。



最悪や俺……

食べ物への感謝が足りなかった。

山盛りデザートにしても、不味そうな盛り方をして食欲がわくわけがない。



昨年の石川出張では旅館の夕食をたくさん食べることができて上司を驚かせたが、
それは良質な素材を女将さんが丹精込めて料理した、とても美味しいものだからこそたくさん食べることができたのだ。

今夜挑戦するデカ盛りパフェも一緒である。画像で見たそれはとても美味しそうだった。





食べ物に感謝を。