中学までは成績が良かったのに、
それが嘘のように高校で落ちこぼれる。
当方がまさにそれだった。
ネットで調べると、同じような人が何十人と知恵袋や2chでボヤき、まとめサイトにまとめられてすらいる。
決して珍しいことではないようだ。
何が問題かって、大抵はそれがきっかけで人生が詰んでしまうこと。
これから大人になる皆様、特に今の中学生には同じ道を歩んでほしくない。
その為にも、「高校落ちこぼれ問題」について徹底分析しようと思う。
まずは知恵袋っぽいサイトから直球な意見をいくつか引っ張らせていただきつつ、
自分の落ちこぼれた経緯をまとめてみる。
>全ての中学が学力で同レベルではないので、内申書の影響が大きい高校入試に成功したとしても、実は井の中の蛙だったという可能性がある。
当方の中学は、決してレベルの高い所ではなかった。市内で不良が一番多く集まっていた。
そこの中3で、200余名いる学年で最大15位にまで昇り詰めた。
今思えば全体のレベルが低かったのだろう。
偏差値が解れば良かったのだが、あいにく偏差値制度は既に廃止されていた。
なんであんな便利な物差しを廃止したのか、文科省に疑問符を投げたい。
>そりゃ、中学と高校では内容もボリュームも雲泥の差ですよ。
>だから、中高一貫校では中2までに中学の内容を終わらせ、残りの4年間を高校の内容に費やすんです。
>私は中高一貫出身なんですが、中3の時に戯れに都立高校の入試問題を見て驚愕しました。
>はっきり言って50分のテストでも10分もあれば満点取れる内容だと思いました。
>ちなみに今33歳なので、ゆとり教育以前です。
>この内容では、同じ満点を取る子でもかなりの落差があるだろうから、学区のトップ校でも、入学後にかなり差ができるだろうな~と思いました。
やはり中学の勉強は簡単だっただけ、これに尽きるのだろうか。
といっても当方は中学時代、全教科が得意だったわけではない。
数学≒英語>国語>>>>>>>>>>>理科≒社会 みたいな感じで
数英国が90点超でも社会で40点を取って、でも合計は400を超えて褒められた、なんて事もあった。
要は暗記が大の苦手だった。
その理社も何とか頑張って多少は上げたが、それでも足かせとなり県内一の進学校のレベルには到達できなかった。
その進学校出身の両親、特に母親が「中途半端な公立に入るのは許さない」と豪語していた。
秋田で県内1位の高校は偏差値70、2位は65、3位は63。
1位と2位に開きがあり、母親は2位すら入るなと言っていたのに、
当方の最終的な成績では3位がやっとだった。
3位は進学校ですらなかった。
高校が山ほどある関東ならそれなりの良い公立に入れるレベルだったはずなのに、秋田は選択肢が異常に少なかったのだ。
そこで、次元の違う「高専」というものを母親に勧められた。
教師は確かに「当方君なら合っているかもしれない」と言った。
全くの間違いだった。高専の厳しさを中学の教師が机上の空論で語れるわけが無かったのだ。
ちなみに高専は偏差値59。その受験の成績が当方はトップクラスだったという裏情報まで入ってきている。
決して自慢ではない。それでも落ちこぼれると言いたいのだ。
高専は専門科目の難しさに涙し挫折したわけだが(※僅か3クールで中退しています)
一番のショックは高専とか関係ない一般科目の「数学」で落ちこぼれたことだった。
数学は今でも好きだ。だがそれは中学数学の話。高校数学は今でも嫌い。
好きだったはずの数学で20点とか30点取った日には本当に「どうしてこうなった」状態だった。
そこでこの引用である。
>たいていの凡人高校性は、数学で挫折する。
>中学とは格段に違う、数学の高次概念についていけないのだ。
>「ベクトル」、「一次変換」、「数列」、「級数」、「三角関数」、「微分」、「積分」と新概念、つまりは仮説が次から次と出てくる。
>実体概念思考になじんできた中学生時代と違い、数学の本質である仮説思考の世界に一気に突入するのである。
>操作的アプローチでなんとか見よう見まねで処理方法だけはつかめても、結局仮説思考に転換できなければ、数学の思考はできない。
まさにこれだった。
中学数学は目に見えて分かりやすかったが
高校数学はバーチャル世界に居るような感覚で実態が見えてこない。
教師が板書するだけだったのもモチベーションを低下させた。
中学数学は教師が毎回「プリント」を作ってくれた。
B5判1枚に説明と問題が全てまとめられ、それを見るだけで全てを把握できた。
高校数学にはそういうのもなかった。
高専に入って数学のみならず英語も国語も成績を大幅に下げた。
好きだったはずの英語は完全に嫌いになった。
幼少期からYAMAHAに通っていたこともあり、中学の英語の成績は結構良かったのだが、
それがお遊戯レベルだったのだと痛感させられた。
公立は赤点の生徒に対し夏期講習などの補修を設けるのが常套手段のようだが、
学生の自主性を無駄に重んじる高専ではそれすらなかった。
公立より難しい勉強をしているのに補修をしない矛盾。
落ちこぼれが更にどんどん落ちていくシステムだったのも痛かった。
当方は決して偉くはないが、
反面教師として言わせてほしい。
優等生の厨房に向けてのメッセージである。
(1)自惚れるな
中学の勉強は簡単だ。ゆとり仕様になった今なら尚更。
(2)信じるな
点数も順位も嘘だと思え。予備校の偏差値だけを信じろ。
親の意見も全部信じて良い訳ではない。納得いかない事は全部反抗して徹底的に話し合え。
(3)妥協するな
高校は絶対妥協するな。レベルの低い人しか居ない底辺校なら絶対大学受験で失敗する。
レベルの高い友人を作って切磋琢磨しろ。
(4)ビデオ受講の予備校は選ぶな
これは中学のみならず高校に入ってからも言えるが、TVCMを良く目にするビデオ受講で有名な某予備校がある。
当方はそこに居たが、あれは駄目すぎる。
やはり三次元の教師が生徒一人一人の面倒を見てくれる予備校でないと駄目だ。
個別受講か教室受講かは問わない。双方にメリットデメリットはあるだろう。
だがビデオ受講だけは絶対に駄目。本当に駄目。
(5)地方組は上京しろ
お金のある家庭限定だが、地方の人は出来れば高校入学と共に上京すべき。
最低でも大学で上京。大学生ならバイトすれば親に負担もかけない。事実仕送りなしで一人暮らしする大学生はごまんといる。
当方はそれが出来なかった事も大きいと思っている。
地方に居続けるとガチで「井の中の蛙」状態なのだ。一刻も早く「世界の広さ」を知らなければならない。
成績なんて周りの環境で大きく左右される。前述のとおり切磋琢磨が重要なのだ。
やばい無駄に興奮してきた。
ああもう、ブログでしか伝えられないのがもどかしい。
漫画喫茶が2chに書き込みできれば今すぐスレ立てる勢いなのに(落ち着け)。