78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎いつか素直になれると信じて【即興小説バトル大反省会4】

2014-08-18 15:27:33 | ある少女の物語
『いつか素直になれると信じて』
http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=267649

◎参戦日:2014年8月2日
◎お題:俺はバラン
◎必須要素:海苔
◎制限時間:1時間
◎文字数:2058字


はっきり言って3回目と4回目では気合いが違う。
この間、忘れもしない7月29日にプライドをズタズタにされたある悲劇が起き、当方にはもう小説しかないと気付かされたのである。

本気で作った小説が生主にどう映るのかを知りたい。
4回目参戦に向けて大掛かりな準備が始まった。
やはり当方が書きたいのは学園ラブコメ。ネタを集めるために、恋愛に関するお題サイトからお題リストを印刷。枚数にして14ページにも及んだ。



1000を超えるリストを眺めていくうちに「本心と反対のことを言ってしまうツンデレ」と「キスの反対は好き」というネタが思い浮かぶ。
ありがちかもしれないが、それでもちゃんとした文章として仕上げられるかはまた別の問題であり、これで行くことにした。

続いて、ノートに思いついたことをメモしていく。
When、Where、Who、What、Why、Howの6項目を書き、それぞれ埋めていく典型的な手法。

ここまで済ませたら、いよいよ擬似的な状況下で文章化をする練習に入る。

使用させていただいたサイトは『三題噺スイッチ』(携帯版/http://chocol.heteml.jp/sodamobile
スイッチを押すだけで3つのお題がランダムに表示される。
早速押すと「ミノムシ、夜汽車、散らす」が出てきた。
これをもとにシチュエーションを「大雪の影響で動かぬ列車に閉じ込められた男女」に定め、
舞台は札幌で、東京の大学を目指す2人、季節的にセンター試験ネタも使えるようになる。
三題噺スイッチのお陰でストーリーは概ね固まり、一回目の下書きが完成した。

だが下書きが一つでは本番で異次元のお題が出た時に対応しづらい。
もう一度ボタンを押す。「変な物を食べる人、米、聞く」。
一回目の下書きに、夜汽車で男がおむすびを食べるシーンを追加し、2回目も難なく完成。
更にもう一度ボタンを押し3回目も仕上げた。

これですべての準備は整い、8月2日22時、ついに本番を迎えた。


――お題:俺はバラン  必須要素:海苔――


お題で戸惑うが悩んでいる暇はない。2回目の下書きをもとにひたすらタイピング。
おむすびを海苔巻きに変え、序盤で早くも必須要素を消化できた。
しかしお題を上手く組み込めないまま45分が経過しまさかのPCトラブル。
無意識にキーボードの「Power」キーを押してしまったらしく、強制シャットダウンの憂き目に遭う。
バックアップファイルから引用するも、もう時間はない。
PC再起動をロスタイムとし、65分後の23時5分に自主的に終了。

4行目の「遠藤」は「内田」の間違い。他にも矛盾点など数点見つかるが時すでに遅し。
内田とケイコが付き合っていた理由も思いつかず、準備した割には不完全燃焼に終わる。
タイトルも本来は本文中に入れたかった要素であり、2週連続で「タイトル後乗せサクサク技」を使ってしまう。