<謎の絶対的存在“壁”によって集められた見ず知らずの8人がアイドルグループを結成するアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』>
芋子「新型コロナウイルスが未曽有の感染拡大を見せています」
小野「あの忌まわしきSARSですら日本国内感染者をほぼゼロに抑えられたのに、コロナは既に国内感染者1000人超。年齢層も幼女から高齢者まで、もはや誰にでも感染が起こり得る事態に」
芋子「そんな中で先日、安倍首相が官邸主導で全国の小中高校の一斉休校を要請しました」
小野「これまた直前に言うものだから、多くの保護者が大混乱。『子どもが家に居ると働きに行けない』という批判も出てしまい、それを受けて官邸は託児所や学童の開放許可を出した」
芋子「それでは結局子どもが外出してしまうじゃないですか!」
小野「それとは関係なくカラオケルームにたむろする学生も急増。カラオケ店員がTwitterで『来ないで下さい』と懇願する意味不明な展開に」
芋子「そんなんだからいつまで経っても『これだからゆとりは』って言われ続けるんですよ!」
小野「というわけで全国の小中高生の皆さん、今すぐアニメ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』を観なさい」
(↑1話はニコニコで永年無料)
<『22/7』と丸山あかね>
芋子「突然何を言い出すのですか?」
小野「そもそも最初から普通にコロナの話をするつもりは無いし。社会情勢さえもこのブログらしい切り口で語ろうではないか」
芋子「『22/7』と言えば、秋元康プロデュースによる“デジタル声優アイドルユニット”ですよね(※AKBグループとは無関係)。時に声優、時にアイドル、そしてVTuberとしても活動をしています」
小野「そして2020年1月、満を持してアニメ化。ユニット名と同じ『22/7』というタイトルで、毎週土曜23時からTOKYO MXにて放送中。8話は現在ニコニコで無料視聴が可能である(※ただし本日(3/10)の夜まで)。そして今すぐ観て欲しいのは8話だ」
(↑8話は本日まで無料。急いで視聴を!)
芋子「これ、1~3話まではヒロイン滝川みうに焦点を当てていましたが、4話以降は毎回、各キャラの過去が明かされる話が続いているのですよね」
小野「そう。4話藤間桜、5話河野都、6話佐藤麗華、7話戸田ジュンと、どれもこれも重い過去話が続き、8話の丸山あかね回も壮絶な過去が」
(8話のメインキャラ・丸山あかね)
芋子「8話の結末までのネタバレ内容はこちらを参照下さい」
小野「その中で、丸山あかねの過去、幼少期の出来事を抜粋してみよう(原文ママ)」
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あかねと、父と母は森の中にあるこやのようなところに来ていた。
父がスケッチをしたくここを訪れたらしい。
あかねは一人ロッジでの留守番を言われたものの言いつけを破って一人で外に出てしまう。
すると歩いていた道が崩れてしまい、あかねは落っこちてしまった。
あかねがいなくなってなんと3日がたっていた。
救助隊も出動し、テレビニュースにもあかねのことが報道されている。
あかねは生きていた。
お腹をすかせて助けが来るのを待っている。
ふんあでいっぱいになったあかねの前に・・・息を切らしは母がいる。
あかねは走って駆け寄った。
あかねはお母さんの言いつけを破ったことを悔やんで泣いていた。
母もあかねも号泣した。
この事件は当時奇跡の救出と報じられたものの、その時をきっかけに父と母はよく揉めるようになり、さらにはそれを週刊誌がゴシップとして報じる。
そして両親は離婚した。
ログハウスにじっとしていなかったことが全ての原因だとおさないあかねは感じていた。
そこからあかねは、冷静に、感情を出さずに生きていこうと考えていた。
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芋子「え、アイドルアニメでこんな重い話やるのですか? これは壮絶すぎる……」
小野「もうこれで分かったでしょう、小中高生の皆さん!! 家にじっとしていれば何も起きないんですよ! 不用意な外出が取り返しのつかない事態になるかもしれないのですよ!」
芋子「ああ、力技でコロナに繋げて来ましたか。カラオケとかは論外ですけど、そもそも学童とか健全な場所に行ったって感染する可能性はあるわけですからね」
小野「まだ小さいから一人で家に居ることが出来ないだと? そんなの甘えに過ぎない。黙ってテレビを観るとか本を読むとかも出来ないの? あかねみたいに絵を描いても良いし、他にもジグソーパズルとかプラモとか、休校で時間が有り余る今だからこそじっくり出来ることってたくさんあるんじゃないの?」
芋子「親が子どもの食事を用意する時間が無いのであれば、材料とレシピだけ置いて子どもに作らせれば良い経験になりますよね」
小野「最後に、声優・斉藤朱夏さんのツイートを引用して終わりにする。決して戻ることのない今という時間を大切に生きよう」
過去の自分は今日という日がこの日だと約束されていたはずなのに、その今日が違う日になるって、人生って何が起きるか、わからないから、一瞬一秒足りとも無駄に生きてはいけないんだなっと思う。
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) March 8, 2020
今日も明日もこの先ずっと大切に。
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