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◎小野と芋子(11)ドラマ『中学聖日記』5話まで(中学生編)の感想を今更語る

2019-01-03 13:48:55 | 小野と芋子

TBSドラマ『中学聖日記』ディレクターズカット版がParaviで配信中>

 

芋子「テレビドラマはネット配信で観るに限ります」

小野「新年早々何を言いだすのだ。てか三が日くらい家でゆっくりさせてくれよ。何で俺等だけ学校に来ているんだよ

芋子「忙しい現代人は、平日のプライムタイムに1時間の番組を毎週欠かさず観続ける暇など無いのです」

小野「ドラマの放送中はTwitterが盛り上がるから、世間的にはそうでもないと思うが」

芋子「それでも私には合わないのです。休日を使ってネット配信で一気観するのが一番効率が良いと思います」

小野「早い話が、Paraviで『中学聖日記』を1話から5話まで一気観したから、感想を語りたいということだな」

芋子「さすが先輩、話が早くて助かります。Paraviは登録した最初の月は無料なので、TBSの連続ドラマを無料で一気観することも可能です」

小野「1月末に解約し忘れて料金が発生して泣くところまで見えた」



<教師と生徒の禁断の愛>

芋子「ドラマ『中学聖日記』は、かわかみじゅんこの漫画を原作とした、中学3年生の少年・黒岩晶と25歳の新人女性教師・末永聖による11歳差の純情ラブストーリーで、2018年10月から12月までTBSで放送されていました」

小野「5話までが中学生編(2015年)、6話以降が高校生編(2018年)となっているので、一旦区切りの付いた5話までについて語ろうと言うわけか」

芋子「そしてこの原稿は『中学聖日記』に強い刺激を受けた当方128さんが、現在放送中の『バンドリ24時間マラソン』を観て気持ちを落ち着かせながら書いています」

小野「女子同士だと安心できて良いな。ってそれはどうでもいい」

芋子「5話まで観ると、教師と生徒の禁断の愛と、それを止めようとする周囲の登場人物の心情が見えてきて面白くなってきました」

小野「教師と生徒の恋愛は確かに条例にも抵触するレベルでやってはならないことなんだけど、止めようとする周囲の人物の心情を考えると、実は禁断の愛が主題でも無かったりするところが面白いんだよ」

芋子「どういう意味ですか?」

小野「では登場人物の心情を一人ずつ検証してみよう」


<黒岩昌(岡田健史)の心情>

芋子「まずは男子生徒・黒岩君。まあ全ての元凶の元凶の元凶ですね」

小野「彼はただ人を好きになっただけで、それがたまたま担任の教師だっただけのことなんだけどね」


<末永聖(すえなが ひじり)(有村架純)の心情>

芋子「ヒロイン・聖先生は、遠距離恋愛の婚約者が居てプロポーズされたにも関わらず、黒岩君に振り回されていくうちに、いつしか彼のことを好きになってしまいます」

小野「ここまでは特に語ることも無い。強いて言うなら、有村架純ちゃんをいじめる奴は全員許さない

芋子「有村架純じゃなくて末永聖として見て下さい」


<川合勝太郎(町田啓太)の心情>

小野「ここからが本題だ。禁断の愛を止めようとする人物の心情に迫っていこう」

芋子「まず何といっても勝太郎。聖先生の婚約者です。彼が聖先生の禁断愛を止めようとするのは婚約者として至極当然のことです」

小野「つまりそれは婚約者だからであって、禁断の愛そのものを否定しているわけじゃないんだよね」

芋子「ああ、そういうことにもなりますか」


<岩崎るな(小野莉奈)の心情>

小野「誰だっけ?」

芋子「黒岩君に片想いを抱く女子生徒です」

小野「ああビッチか。彼女は黒岩の母親にまで訴えたりと必死だったね。でも禁断の愛に対する否定よりは、単に自分が黒岩を好きだから止めていると考えるのが自然だよね」


<黒岩愛子(夏川結衣)の心情>

芋子「黒岩君の母親です。5話でついに、自分も不倫という禁断の愛に手を出し、父親と離婚、どうにも出来なくなった過去を持つことが明らかになった」

小野「息子の恋愛を応援できなかったのは、相手が教師だからというよりは、自分みたいにならぬよう立派に育って欲しいという想いからかもしれない」


<原口律(吉田羊)の心情>

小野「続いて吉田羊の演技力が光る原口さん。勝太郎の上司である」

芋子「彼女は事ある毎に勝太郎に恋愛に関する正論の助言を与え、惑わします」

小野「次第に勝太郎のことを好きになっていくので、聖先生と黒岩君の恋愛をまんざら否定しているわけでもない立場といえる」


<塩谷三千代(夏木マリ)の心情>

芋子「最後はネチネチ言ってくる教頭先生」

小野「彼女だけが唯一、教育者かつ中立の立場で純粋に『教師と生徒の禁断愛』を否定していたことになる。先に挙げた他の人たちは皆、自分の感情と欲望に基づいて止めようとしているだけだ

芋子「なるほど。そう考えると面白い。単に教師と生徒の禁断の愛だけが主題というわけでも無い、実に奥の深い物語なのかもしれません」

小野「そして5話の終盤で3年が経過し、黒岩君も高校3年生になり、法的にも結婚可能な歳になったわけだが、果たして物語はどう動くのか」

芋子「それではまた、最終話まで視聴してからお会いしましょう」

 



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