78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

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◎『なつぞら』第11~13週(78話まで)感想……天陽もあっさり結婚し、なつの結婚相手の選択肢がどんどん狭まっていくが、まさか坂場なのか!?

2019-07-05 10:27:24 | 思ったことそのまま

モモッチ役・伊原六花2nd写真集『sáu hoa』

三村茜役・渡辺麻友2nd写真集『知らないうちに』

 

 

朝ドラ『なつぞら』の感想記事を書かないまま3週分も溜まってしまったので、

小野さんと芋子さんにはお休みいただいて、当方が簡潔に感想を語ります。

本編はどんどん面白くなっていき、溜めずにほぼ毎日観ていますよマジで。

 

<第11週『なつよ、アニメーターは君だ』61~66話>

  • 東洋動画で働くなつ(広瀬すず)たちは、数万枚におよぶ動画を描き上げ「白蛇姫」を完成させた。なつが風車に帰ってくると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿が。思い出話に盛り上がっていると、咲太郎(岡田将生)も帰宅。なつの2人の兄が、初めて顔を合わせた夜だった。日が変わり、咲太郎(岡田将生)の劇団の公演が幕を開け、なつは雪次郎(山田裕貴)とともに観劇に訪れる。興奮の中舞台は終わり、2人は咲太郎の案内で、舞台の主演女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)と面会した。その日以来、なつはアニメーターになるための練習に一層励み、一方で蘭子の演技に魅了された雪次郎は、舞台に通いつめるようになる・・・。

 

前回の記事で触れなかったが、第10週で照男と砂良がついに結婚。絶世の美女・北乃きいが普通に柴田家に居るという違和感。

山寺宏一と鈴木杏樹がアフレコするというのは現代なら実に豪華である。鈴木さんも声優かと思えるほど演技が上手い。というか映画1本に役者2人しか使わない(兼役が多い)というのも時代を感じさせる。

なつは3度目の正直で動画の試験に採用となり、無事アニメーターになりますた。第10週のパイニャンの一件で熱意を見せたのが契機になったね。

上記のあらすじには一切書かれていないが、なつが妹・千遥を再び偲ぶようになる。兄・咲太郎は千遥の現況を知っていて、それが残酷(行方不明や死亡など)だからなつに隠しているものと思っていたが、咲太郎も本当に知らないと判明し驚いた。そして新聞記者の幼馴染・信哉の捜索により、千遥が住んでいたという家の場所が明らかになる。なつと咲太郎は終戦記念日にその家に向かう(ここまでが第11週)。

うーん、5分でまとめられた動画だと細かい部分まで思い出せず、感想があまり書けない(というかあらすじ説明しているだけ)。

にしても第11週だけで半年近くも経過。最近、時間の経過が早い気がする。

 

 

<第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』67~72話>

  • なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、生き別れになっている妹・千遥がいるはずの住所を訪ねる。部屋から出てきた若い女性の姿に息をのむ2人は、やっとの思いで声をかける。しかし、それは人違いだった。千遥の消息不明にショックを受けたなつは、咲太郎や亜矢美(山口智子)のなぐさめに対しても心を閉ざしてしまう。翌日、東洋動画に出社すると、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)、下山(川島明)ら、アニメーターたちが集まり、キャラクター検討会が行われている。そこでなつは、唯一仕上げたキャラクターを提出するが、そのキャラクターを巡ってなつと麻子(貫地谷しほり)の意見がぶつかる。一歩も引かない2人に対し、仲たちは、ある提案を行う・・・。

 

千遥は10年以上も前に家出していた。なつのショックは計り知れない。咲太郎の『千遥のために描け』という台詞に無理矢理感が。

新作アニメ『わんぱく牛若丸』のキャラクター検討会では、なつが先輩の麻子に堂々と意見をぶつける場面も。この現実世界ではなかなか起きない下克上感が観ていて爽快になる。なつよ、ガンガレ(小並感)。

なつは20歳になり、飲酒の描写もチラホラ。酔った(演技の)すずも良き。

69話(6/19放送)は必見。まさかの麒麟・川島が2番目にクレジットされた(はずの)回。彼演じる下山の台詞がとてもカッコイイです。もうなつと結婚しちゃえよ。だって天陽君は……(※第13週で衝撃の展開に)。

『牛若丸』の制作があっという間に佳境になり、カチンコ君こと演出助手・坂場一久の登場がなつに衝撃を与える。71話(6/21放送)も必見です。というかここんとこ毎話面白くて必見です。

一方で雪次郎が川村屋を辞めて役者になりたいと言い出す。そして第13週は雪次郎メイン週となる。

 

<第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』73~78話>

  • 光子(比嘉愛未)から、雪次郎(山田裕貴)が川村屋を辞めると聞いたなつ(広瀬すず)。芝居の道に進む決意を固めた雪次郎を必死に説得するが、咲太郎(岡田将生)からは、本人の意思を尊重すべきだと諭されてしまう。数日後、なつたちが住む風車に、小畑雪之助(安田顕)、とよ(高畑淳子)、妙子(仙道敦子)がやってきた。雪次郎が芝居の道を目指した背景に、咲太郎の影響があるはずと考える雪之助は、にらむように咲太郎を見つめる。その後、雪之助たちは雪次郎がいるアパートに押しかけた。雪次郎は家族に自分の夢を切々と語るが、抵抗むなしく、雪之助に川村屋へと強制的に連れ戻されてしまう。

 

またまた咲太郎がやってくれました。

一人っ子なのに家系を継がないという当時では有り得ないアンチテーゼをどう視聴者を納得させる展開にするか、制作陣は相当悩んだと思いますが、上手く落としてくれたとは思います。

階段から落ちそうになるなつを坂場が助ける意味深なシーン、5分版でもしっかり入れていましたね。これは結婚フラグ? いやまさかね……

と思っていた矢先、帯広の幼馴染・天陽が結婚するという突然の知らせ。なつが悲しみの表情を浮かべるシーンこそあるが、天陽の兄・陽平の口から語られるだけで、結婚までの経緯が一切描かれていないし、ちょっと尺が足り無すぎませんかねえ。結局そのまま1年経ってなつもあっさり元気を取り戻しているし(その元気になるまでの過程も欲しかった)。

そして信哉も帯広へ転勤。これで東京に残ったイケメンは陽平と坂場くらいになる。坂場……いやまさかねえ。

モモッチのダンスはお見事です。演じる伊原さんは広瀬さんをべた褒めしてくれるので好きです。

 

 

<総評>

ようやく放送が1クール経過し、折り返し地点に。

やはり時間の経過が早く感じる。これはなつがアニメーターとして有名になった後にも何かありそうだ。

唯一のモヤモヤである天陽の突然の結婚は、第14週以降で補足が欲しいところ。

最近知ったのだが、なつ以外の出演者にも実在のモデルが存在する(らしい)ということ。

まゆゆ演じる茜はまだ脇役程度の出演しか無いが、モデルがあの有名な人では? と言われているだけに、今後メイン回は確実にあるだろう。

坂場のモデルもあの大物ではないかと囁かれており、もしそれが事実なら今後が楽しみで仕方ない。

いや本当に面白いっす。途中からでも観なきゃ損ですよ。

過去の放送は『5分でなつぞら』がYouTubeにもUPされているので、そちらを参考にすれば途中からでも話についていけるかと思います。まだご覧になられていない方も是非。

 

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