7月12日、先日の胃カメラの結果と母の最近の様子について、担当医師から説明がありました。
胃カメラの結果は問題なし。
嚥下、飲み込み機能、筋肉などもそんなに悪くない。
誤嚥性肺炎は良くなって来て、抗生剤も止めている。
あとは食べることだけ。
手術前から言っていたように、手術して胃を切って、体力を使うので食事が進まないとか寝たきりになることは予想される範囲。
食欲、気力の問題
食べる量が少ないので鼻からチューブを入れ、栄養剤を流している。
栄養がついて来たら、体に元気が出て、食べたくなるかもしれない。
点滴もせず、鼻からのチューブの栄養もせずに、食欲がない、食べないのだったら、それを老衰と捉えて様子を見るのも一つ。
せっかく手術したし、元気になるかもしれないと鼻から栄養を送っている。
チューブはいつでも抜くことが出来る。
胃ろうも抜くことはできるがお腹に穴をあけることになるので体に負担がかかる。
手術の影響もあって体がだるくて食欲がないというのもあるだろうから1ヶ月か2ヶ月とか長い時間をかけて様子を見る。
胃がんの治療としてはこれで…。
抗がん剤治療をしないとなるとゆっくりリハビリをするか療養することになる。
正直言うと、これくらいの年齢の方でがんは治っている、すごい病気があるわけではないのにご飯が食べれない、体が動かないとなると、年齢の限界が来ているのではないか。そういう方に延命治療はしない。
療養型の病院に入っても、目標は施設に戻ってお寿司を食べること。すぐに良くなることは難しいでしょうが、2.3ヶ月経ったら元気が出てくるかもしれないかと思っている。
何でもいいのでお母さんの食べやすそうなものを持って来て下さい。
11日、看護師さんは「少し鬱っぽいかも。」と言われました。
笑顔がトレードマークのような母ですが、ほんの少ししか笑みを浮かべませんし、食べることを拒否しているかのようです。
食べるように口に持って行ったものを手で強く押し返す母を見て泣いてしまったことがあります。
全く反応しませんでした。
デラウエアを持って行った時は4粒だけ食べました。これでも食べた方です。
母はがんと告知された時「ショック」と言っていましたが、その後、病気について何にも言いません。
手術をした後のしんどさ、辛さに自分はもう長くはないのではないかと重苦しい気持ちになっているのでしょうか?
ココの静止画や動画を見せた時、とても笑顔になりました。次々に見せるとその度に嬉しそうに見ます。もっとココの静止画や動画を撮って見せてあげたいと思います。
7月14日、退院後に入る予定の療養型の病院に行ってきました。
母は高齢な上に食べないこと、CRPなどの数値が悪いことなどから、入院してもすぐに亡くなってしまうかもしれないと言われました。もちろん、最悪のことを想定して言っているのだと思います。