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窓付き真空管アンプの製作(1)

2024-12-08 20:52:53 | 窓付き真空管アンプの製作

年末の休みに向けてそろそろアンプ製作をと思っていますが、部品やら何やらかなりたまってきましたのでそれらを有効活用できるようなアンプにしようと考え、以前ジャンクで入手したアンプと特注で作ってもらったトランスを使用したアンプを製作しようと思います。

まず、シャーシですが、表題の窓付きというのは、シャーシにカバーが付いておりそこに中身が見えるように透明の窓が付いているタイプのアンプを以前入手しましたのでこれを有効活用したいと思います。

どんな感じかといいますと、下記のような写真の筐体になります。

このシャーシの上に載っているカバーの部分は、以前こちらで掲載したものになります。塗装が汚く剥がすのに四苦八苦したものです。現在はプラサフを塗ってますが、アンプ製作時は色をきれいに塗りたいと思います。カバーの下のシャーシ前面パネルもそのまま使用するか、パネルだけ付け替えるかしたいと思います。

カバーの中身は下記のような感じです。

まだ部品が付いていますが、これらはもちろん使用するものだけ取り付けます。

そして出力トランスですが、以前特注で製作してもらったものを使用したいと思います。

EI型のオリエントコアを使用した30Wのトランスになります。このトランスの巻線は少し変わっていまして、2次側が下記のような巻線になっています。

この巻線はハモンドのトランスを参考にしました。2次側の接続を切り替えることでいろいろなインピーダンスに効率よく変更できるようにしたく、このような巻線にしました。パートリッジだったかは、2次側に1Ωの巻線を4本出して、これを直列、並列に接続し効率良くいろんなインピーダンスを作り出していますが、これをある程度まとめた形がハモンドの形式になるかと思い、この巻線にしました。よくあるパターンで、巻き線の途中からタップを出したものがありますが、例えば16Ωの出力に8Ωを出そうとすると、16Ω分巻いているにもかかわらず、使用している巻線は1/4しかありません。残りは使用しないことになり、効率があまりよくないのではと思います。巻線の有効活用を狙ったものになりますが、果たして出てくる音やいかにといったところ。

ただ、残念なことに各リード線の色がどのタップになるのか、資料をなくしたようで見当たらなく、以前何かのトランスで測定したように再度測定しながら、リード線を確認していく必要がありそうです。

このトランスをシャーシに載せてみました。

スペース的にも何とか載せられそうです。

そして電源トランスは元々ついていたものを使用します。

この電源トランスはTANGOのST-250ですが、B電源の巻線の容量は十分であるもののヒータ巻線が、6.3Vは2個しかなくシングルステレオでは主に傍熱管向けのトランスになるかと思います。ちょっと残念ですが仕方がありません。

さて、このアンプに載せる球ですが何にしようか思案中です。どんなアンプになるのでしょうか。

 


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