
立冬(例年7日)を控えて、いよいよ秋も暮れを迎える十一月。
寂莫とした深秋の風が身にしむようになり、野山では人知れず、
落葉がすすみ、この頃の景色は色を失っていくように思われるものの
その中で彩りを添えてくれるのは真っ赤に熟した柿の実・・・

風邪は穏やかに凪ぎ、軒先ではスダレのように吊るされた干し柿を・・・
やわらかい空気がつつむ季節の歩みが止まったようなのどかな風景画見れます。

秋晴れの日、紅葉が山をおおった様子は、全山が燃えるような陽光に照り映え、
秋もまた山や野を燃やしながら別れを告げるのでしょう・・・
秋から冬へ一気に季節が移る月・・・・それが十一月です・・・・
