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個人年金保険は一括受け取りと分割受け取り・・どちらがお得?・・受け取り時に税金はかかる?
個人年金保険の一括受け取り・・・一括受け取りのメリットは、定年後にこれまで積み立ててきた金額を纏めて受け取れる点です。
個人年金保険を一括で受け取る場合は、所得税の一種である一時所得が課せられますが、最高50万円の特別控除が適用され、
その分の所得税を抑えられます・・・
一時所得は、受け取る個人年金の総額からこれまで支払った保険料と特別控除の50万円を引いた分で計算できます・・・例えば・・
受け取る個人年金の総額が500万円で、これまでに支払った保険料が450万円とすると、一時所得は0円となり税金はかかりません。
個人年金の分割受け取り・・・個人年金保険の分割受け取りは、これまで積み立てた金額から毎月一定を受け取る方法です・・
分割受け取りで受け取る際は雑所得がかかり、一括受け取りの場合に課せられる一時所得とは計算方法が異なります。雑所得は、
その年に受け取る年金から、その金額に対する保険料や運用時の掛け金を差し引いて計算可能です。
個人年金保険の一括受け取りと分割受け取りではどちらがお得・・・・・一括受け取りと分割受け取りではどの程度金額差があるか?
契約年齢40歳・・・据え置き期間なし・・・毎月の保険料2万円・・・年金受け取り年齢65歳
これら個人年金保険の試算を行うと、一括受け取りの場合は609万円程度、分割受け取りの場合は618万円程度の年金が受け取れます。
一括受け取りよりも分割受け取りの方が、9万円程度多く受け取れる結果となっているようです・・・
ただし、据え置き期間がある場合や毎月の保険料の上下により、最終的に受け取れる金額に差が生れる点を認識しておきましょう。
個人年金保険は一括受け取りよりも分割受け取りの方がお得になる可能性はあるがどちらも所得税がかかります。
個人年金保険には一括受け取りと分割受け取りの2つの方法がありますが、加入する保険の種類により、一括よりも分割の方が最終的に
多く年金を受け取れる可能性があります。一括受け取りの場合は一時所得・・分割の場合は雑所得の所得税もかかる点に注意が必要です。
所得税は、年金取得総額に対するこれまで支払った保険料や、必要経費の金額によりかかる金額はさまざまです。
個人年金保険に加入する際は、加入する商品の特徴を踏まえて事前に受け取るシミュレーションを行うと良いでしょう・・・