私は、現代貨幣理論MMTに最初に触れた時に「これは凄い」と感じました
理論そのものは、これまで自分の”常識”としてきた考え方を、いったん完全破壊してしまうのに十分な威力を持っていて
ゼロから経済理論を学び直してみようと思ったものです
お陰様をもちまして、これまで疑問に思っていた経済問題
色々とスッキリ理解が進みました
このMMTを紹介してくださった中野剛志先生には、心より感謝申し上げます
さて、前置きはこのぐらいで。。。
実を言うと、私がMMTに疑問を持ち始めたのは、三橋貴明さんがニューヨーク市立大学教授
ステファニー・ケルトン女史を日本に招聘してインタビューした頃からです
その頃には既にケルトン教授の出している政策に、明らかな誤りがある、間違いがある、
ということに気がついていたんですが、うまく表現することはできませんでした
ですが、その時に
「もしかすると彼女(ケルトン女史)は、実体経済を知らないのでは?」という疑問が湧いたのです
MMTの考え方が出てくる前には、その前身となる考え方を唱えている方もいました
アパ(アバ)・ラーナーという経済学者です
この方の出している貨幣理論は基本、MMTの貨幣理論と一致しておりましたが
具体的政策というものには口をはさんでいなかったと思います
しかし、この方の理論にも引っかかる箇所がありました。
「税金というものは政府の財政の原資となるものではなく、単なるインフレ調整のための仕組みにすぎない」
というのです。これは今のMMTにも共通する考え方だと思います
私はどうも、この考え方に違和感があったんです
理論的には確かにそのようにも見えます。しかし、なにかがおかしい。。。
実は、ここに疑問を持たない人は、MMTの理論の矛盾が見えないのです
結論から言いますと
「税金を単なるインフレ調節装置だと見ると、その個人に関係するもの以外の経済インフラや社会福祉は、すべて政府(国)がお金を刷ってやればいいのだ」
。。。という結論になります
つまり。。。これは社会主義。。。いや、共産主義の考え方そのものなのです
究極の個人主義がそこにはあるのですよ
いいですかね?
共産主義では子どもの教育は全て国の費用で行うとされています
子供は社会全体の所有物だから、学校も教育費も、子供の養育費も、すべて国が面倒を見ればいい
究極はそこまで行き着くのですよ。。。で。。。。
山本太郎氏はそれらしいことを言ってませんか?
つまり、税金というものの概念、「社会にお世話になっている対価としてお支払いするお金」
という概念が、なくなってしまうのです
老人介護だってそうです
老人の面倒は国が金を刷ってやればいい。。。という結論になります
これ。。。本当に資本主義の国ですか?
資本主義、自由主義国の税金というものの根本的な考え方は、
キリスト教教会への10分の1税というものが根本になっています
神への感謝と、お世話になっているコミュニティーへの感謝を込めて
収入の10分の1を納める。。。これが税の考え方の基本です
逆に、社会主義、共産主義の考え方はこうです。。。
平等に分配をするのが政府であり、その目的を達成するために国民は従わなければならない
例えば。。。子供さんを国の費用で教育・養育している場合、ほかの子供と違う育て方が許されるか?
答えは。。。NOです
国の束縛からの自由が保証されている代わりに納めるのが税であり
国によって生活の面倒を見てもらうためには、個人の自由は制限を受ける。。。もちろん収入も制限される
ステファニー・ケルトン女史は、有名なジョブ・ギャランティー・プログラム(職業補償プログラム)というのを提唱しています
しかし、私にはこれは国民の総公務員化にほかならないと感じます
本質を見ると、国が失業者を全て雇うというのは、旧ソ連邦と同じことをしようとしている
ということなのですよ
公務員は仕事の出来・不出来、成果にかかわらず同じ賃金が支払われます
これが、旧ソ連を崩壊させた原因だと、なぜケルトン教授は気がつかないのでしょうか?
働く者も働かない者も、成果を上げた者も上げないで遊んでいた者も
同じ給料が支払われるということが一体どういうことであるのか?
小学生でもわかりますよ。。。
働く人が馬鹿を見る社会になるんです!!
ケルトン教授の理論は机上の空論。。。いや、空論にすらなりません
MMTの理論そのものは貨幣理論としてもっともなことを言っているのはわかります
しかし、本質を見ていくと、共産主義・社会主義の制度化にお墨付きを与え理論武装させている
いいでしょうか?私は何度も繰り返して述べておきたい
「為政者(政治家)は、他人の懐に安易にお金を配ってはならない」
これは、経済を破壊したくなければ。。。日本が共産主義化して衰退したくなければ
政治家が心得なければならない戒めなんです
MMTは貨幣の理解に非常に役に立ちます。。。しかし、同時に危険な因子も含んでいます
ここを理解する必要があると、私は今、そう思っているところです
理論そのものは、これまで自分の”常識”としてきた考え方を、いったん完全破壊してしまうのに十分な威力を持っていて
ゼロから経済理論を学び直してみようと思ったものです
お陰様をもちまして、これまで疑問に思っていた経済問題
色々とスッキリ理解が進みました
このMMTを紹介してくださった中野剛志先生には、心より感謝申し上げます
さて、前置きはこのぐらいで。。。
実を言うと、私がMMTに疑問を持ち始めたのは、三橋貴明さんがニューヨーク市立大学教授
ステファニー・ケルトン女史を日本に招聘してインタビューした頃からです
その頃には既にケルトン教授の出している政策に、明らかな誤りがある、間違いがある、
ということに気がついていたんですが、うまく表現することはできませんでした
ですが、その時に
「もしかすると彼女(ケルトン女史)は、実体経済を知らないのでは?」という疑問が湧いたのです
MMTの考え方が出てくる前には、その前身となる考え方を唱えている方もいました
アパ(アバ)・ラーナーという経済学者です
この方の出している貨幣理論は基本、MMTの貨幣理論と一致しておりましたが
具体的政策というものには口をはさんでいなかったと思います
しかし、この方の理論にも引っかかる箇所がありました。
「税金というものは政府の財政の原資となるものではなく、単なるインフレ調整のための仕組みにすぎない」
というのです。これは今のMMTにも共通する考え方だと思います
私はどうも、この考え方に違和感があったんです
理論的には確かにそのようにも見えます。しかし、なにかがおかしい。。。
実は、ここに疑問を持たない人は、MMTの理論の矛盾が見えないのです
結論から言いますと
「税金を単なるインフレ調節装置だと見ると、その個人に関係するもの以外の経済インフラや社会福祉は、すべて政府(国)がお金を刷ってやればいいのだ」
。。。という結論になります
つまり。。。これは社会主義。。。いや、共産主義の考え方そのものなのです
究極の個人主義がそこにはあるのですよ
いいですかね?
共産主義では子どもの教育は全て国の費用で行うとされています
子供は社会全体の所有物だから、学校も教育費も、子供の養育費も、すべて国が面倒を見ればいい
究極はそこまで行き着くのですよ。。。で。。。。
山本太郎氏はそれらしいことを言ってませんか?
つまり、税金というものの概念、「社会にお世話になっている対価としてお支払いするお金」
という概念が、なくなってしまうのです
老人介護だってそうです
老人の面倒は国が金を刷ってやればいい。。。という結論になります
これ。。。本当に資本主義の国ですか?
資本主義、自由主義国の税金というものの根本的な考え方は、
キリスト教教会への10分の1税というものが根本になっています
神への感謝と、お世話になっているコミュニティーへの感謝を込めて
収入の10分の1を納める。。。これが税の考え方の基本です
逆に、社会主義、共産主義の考え方はこうです。。。
平等に分配をするのが政府であり、その目的を達成するために国民は従わなければならない
例えば。。。子供さんを国の費用で教育・養育している場合、ほかの子供と違う育て方が許されるか?
答えは。。。NOです
国の束縛からの自由が保証されている代わりに納めるのが税であり
国によって生活の面倒を見てもらうためには、個人の自由は制限を受ける。。。もちろん収入も制限される
ステファニー・ケルトン女史は、有名なジョブ・ギャランティー・プログラム(職業補償プログラム)というのを提唱しています
しかし、私にはこれは国民の総公務員化にほかならないと感じます
本質を見ると、国が失業者を全て雇うというのは、旧ソ連邦と同じことをしようとしている
ということなのですよ
公務員は仕事の出来・不出来、成果にかかわらず同じ賃金が支払われます
これが、旧ソ連を崩壊させた原因だと、なぜケルトン教授は気がつかないのでしょうか?
働く者も働かない者も、成果を上げた者も上げないで遊んでいた者も
同じ給料が支払われるということが一体どういうことであるのか?
小学生でもわかりますよ。。。
働く人が馬鹿を見る社会になるんです!!
ケルトン教授の理論は机上の空論。。。いや、空論にすらなりません
MMTの理論そのものは貨幣理論としてもっともなことを言っているのはわかります
しかし、本質を見ていくと、共産主義・社会主義の制度化にお墨付きを与え理論武装させている
いいでしょうか?私は何度も繰り返して述べておきたい
「為政者(政治家)は、他人の懐に安易にお金を配ってはならない」
これは、経済を破壊したくなければ。。。日本が共産主義化して衰退したくなければ
政治家が心得なければならない戒めなんです
MMTは貨幣の理解に非常に役に立ちます。。。しかし、同時に危険な因子も含んでいます
ここを理解する必要があると、私は今、そう思っているところです