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ロシアは今どうなっているのか?

2023-09-14 13:03:00 | 政治
ロシアはいまどうなっているのか?この点については、少し興味ある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、「これが現実だろうな」と私が考える、ロシアとロシア制裁国(主にG7)の現実を、ロシアメディアより抜粋してみます

NATO’s ‘proxy war’ blues: How the US-led campaign to use Ukraine to ‘cripple’ Russia has failed
NATOによる「代理戦争」の憂鬱:ウクライナを利用したアメリカ主導のロシア”弱体化”キャンペーンは、いかにして失敗したか

Moscow has overcome Western economic sanctions and honed a bigger and more effective military through 18 months of combat
モスクワは西側の経済制裁を克服し、18か月の戦闘によって、より大規模かつ効果的な軍隊を磨き上げた

この記事によると、NATO諸国とアメリカの首脳はそろって、「ロシアはすでに負けた」「ロシアが勝つ見込みはない」を繰り返していますが
ロシア側の首脳は、これとは全く違う見解を示しています
ロシア国防省の8月4日の推計によると、今年6月から始まったウクライナの反転攻勢以降、ウクライナは43000人の兵士を失い
西側から支援された数十の戦車、歩兵車両、大砲をすでに失ったと言います
プーチン大統領も、ウクライナとロシアの被害比率は10対1だったと述べています
これが本当なら、ウクライナは反転攻勢が始まってから約2カ月で、半数近くの追加兵力を失ったことになります
武器に関して言えば、ドイツ製主力戦車レオパルト25両、フランス製AMX-10 RC装輪装甲車7両、アメリカ製ブラッドレー歩兵戦車21両
これらを含む4900以上の重火器が既に破壊されていると言います

実際、18か月の実地戦闘を経験したロシア軍は戦闘能力的に格段に進歩しており、名だたる西側の軍事アナリストも称賛するほどだと言います
アメリカ軍の軍事情報官チェルズ・ミクタ将校は、今年の5月、このような分析記事を出しています
「戦闘に慣れてきたロシア軍は2022年の初期と2023年では全くの別物である、また、ロシア軍は戦闘と動員の両方が同時にできることも実証しており、契約兵士(コントラクトニキ)の召集によって増強されている。また、(ロシア国内の)徹底した防衛力を構築しており、戦争に対する国民の支持を維持できていることも示した。 」
と分析しており、そしてまた
「西側が、ウクライナへの物資援助、特に武器や軍需品の援助が急速に枯渇し、生産レベルの引き上げに躍起になっている現在、少なくとも現時点では、(ロシア側は)戦闘継続に必要な持続力を備えていることを証明した。 」
とも述べています

こうした戦闘の劣勢を受けて、ウクライナ軍は戦闘方針を変えたと記事は伝えています
これまでは西側将校たちの指導を受け、砲弾の中を突撃する戦闘戦術であったのを一変
大砲や長距離ミサイルでロシア軍を疲弊させることに重点を置いた戦闘に移行した、と伝えており
これによって、さらに砲撃に必要な軍事物資が枯渇しているといいます
以前、バイデン大統領とイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長は、ウクライナ軍が補給より早く軍事物資を使い果たしていることを認めています
つまり、ここでも 西側全体の軍事物資生産能力が、ウクライナ紛争の補給に間に合っていないことが浮き彫りになっています

一方、ロシアの経済事情はどうかというと
2022年のロシアのGDPはわずか2.1%縮小、11.2%減という世界銀行の予測を軽々と上回り、2023年は2%以上の成長軌道に乗っているといいます
逆に、20カ国からなるユーロ圏は歴史的な高インフレと生活水準の低下で景気後退に陥っているようです
意外なことに、ロシアの石油・天然ガスの輸出収入は28%増、ロシアの敵性国家への輸出依存から脱却していることがうかがえます
また、西側諸国からの出資引き上げの影響はと言いますと、例えば
サンクトペテルブルグにある元日産自動車の生産工場を引き継いだロシアの自動車メーカー、アフトヴァース社は
2023年の最初の7ヵ月間で前年比59%の生産増加を記録しています
特に同社のLADAという車種に人気があるらしく、売れ行き好調で、生産台数はほぼ2倍の173000台を記録しているそうです
ロシアの製造業全体では、今年12%増加するペースで進んでおり、ロシア経済は好調であることがうかがえます
面白いのは、外国資本が撤収した後、ロシア人オーナーによって店舗名を変えながら営業していたりすることです
例えば、スターバックスはスター・コーヒーになっていたりします。。。以下動画。。。ロシアの現在がよく分かります


結論ですが、これを見ると明らかに、ロシア経済制裁で割を食っているのはインフレにあえぐ西側諸国ですね
バイデンに批判的なアメリカ人の多くが、バイデンがロシア・中国、その他の敵対国を接近させることでアメリカの安全を低下させていると主張しています
ある調査によると、アメリカ人の約62%の人が、中国とロシアの接近はアメリカの安全保障上深刻な脅威である、と答えているそうです
及川幸久さんの動画にもたまに出てくるシカゴ大学政治学教授ジョン・ミアシャイマー氏は
アメリカの政策がロシアと中国の間にさらなる「相互依存」を生み出していると主張しています
「中国はアメリカの競争相手であるため、アメリカはロシアと良好な関係を育み、東アジアに全力を注ぐべきである」
とミアシャイマーは4月のインタビューで語っています。。。私もその通りだと思います。。。すべてはバイデン政権の失策によるもの
と私も考えています

以上、ロシアは今、ということで日記を書いてみました
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来年は本当に試練の年。。。生き残れたならば何をすべきか?使命をどう果たすべきか?

2023-09-14 00:53:06 | サバイバル
いま私が考えていることとほとんど同じことを伊藤貫先生が指摘しています
もうアメリカには2方面、3方面作戦を展開する余力などなく、近未来に中東で事が起これば、私たちは腹をくくらねばなりません


これに関する、中東関連のニュースを読み解いていきますと
さる9月10日、イスラエルのモサド(世界有数の能力を有するイスラエルの諜報機関)の長官デービッド・バルネアが
公式にこのような発言をしています

"Fortunately for Iran, their terror efforts have been thwarted. Why fortunately for them? Because thus far we have only gotten to the operatives and those who dispatched them.”
「(イランにとって)幸運なことに、彼らの(イランの)テロ行為は阻止されることになった。なぜ彼らにとって幸運かって?それはいまのところ実行犯(工作員)への報復にとどまっているからだ」

この言っていることの意味は、要するに、イスラエルはイランから最近二十数回のテロ攻撃を受けているが、すべてモサドが事前に攻撃を察知し
工作員を排除することで攻撃を未然に防いできた。。。
イランにとってなぜ幸運なのか?は、イスラエルがまだ工作員に命令した人間を狙っていないからだ、という意味です。。。
つまり、今後はイスラエルに対するテロ行為を命じたイラン当局の指導者・責任者たちへ報復する用意があると匂わせているわけです
要するに、脅迫しているわけです

これに対して翌日の9月11日、イラン外務省のナセル・カナニ報道官は
「イスラエル政府の「馬鹿な」行動には、我々も行動をためらわないだろう」とすぐさま応酬してこのように述べています

"Such an overt announcement of plots to assassinate the officials of a country is only indicative of the nature of this terrorist regime," "resorting to terrorist moves to achieve its illegitimate objectives."
「かりにも一国の当局者の暗殺計画をこのように公式に公言することは、このテロリスト政権の性質を示しているだけだ」
「イスラエルはテロ行為によって不法な目的を達成した(その実績がある)」

このように、イランとイスラエルは一触即発の様相を呈しているわけですが、今回の報道でも述べられていますけれども
2010年ごろから、イランの核技術やミサイル技術の開発者たちが、実際に何人も、何者かに殺されてきているわけで
それをイスラエル側は、これまでまったく「知らぬ存ぜぬ」でとぼけてきていて
イラン側が常にイスラエルに対し「お前たちがやったんだ」と批判を繰り返してきたわけです
それが今回は、イスラエル側があからさまに「次はお前たちの指導者を殺す」と脅してきたわけです

この裏には、伊藤貫氏も指摘している通り、イランの核兵器転用可能なウランの濃縮がほぼ完了してきている、という事情があります
伊藤氏は「もう少しで」と言っていますが、実際にはもう濃縮は完了しているという見方もあり
どちらにせよ、イランが保有する核兵器転用ウランは、もうミサイル搭載可能な段階まで来ているわけです

イスラエルのバルネア長官の発言は、報道による見方によると、イランへの軍事援助を続けているロシアへの警告と
イランへの裏取引(極秘裏にイランの石油をアメリカに販売するようバイデン政権が裏交渉を行っているという)に対するアメリカへの警告
この二つの意味が込められていると言われています
アメリカが裏交渉でイランに「石油を譲ってくれ」と交渉していることには呆れてしまいますけれども
このアメリカ。。。。どこまで支離滅裂なのか。。。そこにイスラエルのネタニヤフ首相のイライラの原因があるんでしょう
オバマもトランプも、これまで歴代のアメリカ大統領は、イスラエル単独の暴走による戦争を諫めてきました
ところが。。。このバイデンの支離滅裂で意味不明な動きは、これはいよいよイスラエルを単独暴走させることになるかもしれません

世界にいくつもの紛争が起き始めた時。。。次は日本も対岸の火事ではすまされないでしょう
来年。。。経済危機、天変地異、戦争の危機。。。もう一度言いますが、もはや我々は腹をくくる必要がありますね

それではまた
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