安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

いま世界に必要なのは「新しい宗教的真理」

2025-03-17 00:25:38 | 政治

以前、伊藤貫先生が動画で、「キリスト教を信じなくなったアメリカ人はエンプティ―(空っぽ)なんです」

とおっしゃっていました

この言葉の意味が分かる日本人は、いったいどれだけいるでしょうか?

例えば、他人の物を盗むことがなぜ悪いのか?と真剣に問われたとき、なぜそれが悪いことだと言えるのでしょうか?

実はそれを教えているのが宗教だという事に、ほとんどの人は気がつきません

他人の物を盗んではいけないというのは、その淵源はモーゼの十戒から来ています

東洋であれば、それは釈迦の教え「不偸盗(なんじ盗むなかれ)」に思想の源泉があります

キリスト教であれば、悪い生き方をすれば地獄や煉獄に赴くことになり

仏教であれば、悪いことをすれば地獄に落ち、怒りに満ちた生き方をすれば阿修羅の世界に行く

そうした「因果応報」、「蒔いた種は自らが刈り取らねばならない」そうした法則を教えています

 

アメリカではたとえばカリフォルニア州で、「950ドル(日本円で約14万円)以下の物を盗んでも罪に問われない」

みたいなことがまかり通っていますが、これこそ社会から「善悪」が失われた姿です

貧しい人だったら物を盗んでも罪にならないそうですが、その「小さな窃盗」を繰り返しながら生きる人は

いったいどういう人生を送ることになるでしょうか?

おそらく一生盗みを続けながら、蔑まれ、疎まれ、憎まれながら「私は差別されている」と嘆きながら生きていくことになるでしょう

「俺を差別する社会が悪いんだ」と他人のせいにしながら生きる人生の、なんと虚しい事でしょうか

そして肝心なこととしてですね、その人が人生経験で培ったその心の傾向性。。。他人を恨み、他人を傷つける心

その心は。。。。死後に生命があるとしたら、その人の心は変わると思いますか?

そう、その人の死後も、その性格や心の傾向性は変わりません

 

死後の世界は、宗教書を読んだことがない人だとしても、例えばエマニュエル・スウェーデンボルグという

スウェーデンの神秘思想家の書物を読むことができます

スウェーデンボルグの「霊界日記」によると、死後の世界は、その人の心が完全にガラス張りになる世界です

どういう意味かというと、要するに、「考えていることが、そのまま他人に知られてしまう世界」なのです

だからこそ、他人を憎み、恨み続けた人は、善意の人とは一緒にいられなくなります

スウェーデンボルグによると、それが「地獄」の発生原因だという事なのです

要するに、「心の貧しい危険人物だ」ということで、心の清い人とは一緒に暮らせないわけです

そして、その人の心に近い姿、醜い姿に変わっていく、変化していくと言われています

口が裂けた悪魔のような醜い姿や、動物のような姿に変化する人もいると言います

このことは、プラトンの「国家」の中の「エルの物語」にも、似たような話として出てきます

「心が猛々しく攻撃的な人はライオンのような姿に変わる」というようなことが、たしか書かれていたと思います

仏教にもまた、同じようなことがあります

六道輪廻の中には「畜生道」というものがあり、動物のような本能のままに生きると、動物のような姿に変わる

というような話が教えの中に出てきます

 

前回の日記において、私はミアシャイマー教授の書籍についての総論的な感想を述べました

教授は「より良い生き方」つまり、「人間としてのより良い生き方」を万人が認めることなどありえない

というところから話が始まっています

しかし、それは今のアメリカなら確かにその通りなのですが、もっと人々が素朴に宗教を信じていた時代なら

話が違ってくるのですよ

世界的宗教が広まり始めた時代は、多くの人が聖書や仏典を読み、それを学ぶ人がたくさんいた時代でした

「人間としての、より良い生き方」を、人々が聖書や仏典で学んでいたわけです

確かに宗教の歴史は良いものばかりではなく、暗黒の歴史もありますが

それでも、聖書や仏典が人々の心を潤し、その社会の倫理観を醸成してきたことは、これは紛れもない事実です

確かに、いまのキリスト教でアメリカ人の倫理的な心を取り戻せるかというと、これはたいへん心もとない事です

だからこそ、トランプ大統領は頑張ってはいるけれども、トランプ大統領が最後のアメリカの繁栄となる

私はそう思うのです。。。。キリスト教では、不信心な多くのアメリカ人を説得できないのです

今の時代には、もっと現代に相応しい宗教的真理が必要だと、私は心から思っています

魂の世界、霊界世界のことを語ると、迷信でも信じているのか?という態度で接してくる人がいます

しかしながら本当は、魂の世界も含めた世界観こそが、本当の世界観であることを私は確信しています

科学は。。。人間の死後の世界。。。心の世界をも含めた世界を探求しなければ、これ以降の科学の発展もないと思います

目に見えないものを科学で探求する時代。。。これからはそのような時代が来ると思うし、そうすべきだと思います

 

長くなりますので

それではまた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする