安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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スマイルズの「自助論」は「小さな政府」と根本精神が同じである

2021-02-20 10:01:21 | 政治
スマイルズの自助論というのは、現代語であれば今でも十分通用する内容です
先日、ちょっとだけ自助論に触れたので、一度読み返してみようと思い、本書を紐解いたのですが
冒頭から、本ブログの基本理念である「小さな政府」の精神がうたわれていたのでご紹介します

「自助の精神は人間の才知が生まれてくるための根源である」
「自助の精神が備わっている人民が多ければ、その国家は必ずや活力に満ち、精神も強く盛んになるはずである。」
「他人の援助を受けて成就したものは、その後、必ず衰えてしまうことになる。」
 これが国づくりの基本理念であるべきだと私は思っています。
個人個人の”富を生む能力”を高くすることが、強い国家をつくることになり、
”他人の援助にぶら下がる人”、が多ければ、その国家は必ず衰えることになる、
ということが本書の冒頭で述べられています。

「国家で立てられた制度は、たとえ美を尽くし善を尽くしたとしても、人民のための真の援助とはならないものである。」
「人民がそれぞれ自分自身の自由に任せて、その志を発揮するようにし、それによって自身で励んで自己変革をするようになれば、それが結果として人民のための真の利益となるのだ。」
ここでは、国の制度をいかにうまく作り替えたところで、国民のための本当の援助とはならない
そう宣言されています
それよりも、各人が自由に個性を発揮し、努力し、自己変革をすることが、国民の本当の利益になる
そう説かれています


昨今では、一般的な与党議員、そしてMMTを推進している議員さんたちも、
ともに「政府による救済」、「制度的な補助・助成」を盛んに唱えています
しかしながら、たとえどれほど苦しくとも、政府ができることは補助的なことに過ぎないのです
やはりひとりひとりの個人が、できることを自分でする、そういう姿勢をなくしてしまっては
国は衰退するということを知らなくてはならないと思います

保守とは、ひとりひとりの自主性を重んじ、多くの力を結集することで国は良くなるという考え方です
ですが、その根底に大切なものがあるということもまた事実です
たとえば、アメリカの保守の総本山はACUという団体ですが
ここはキリスト教福音派を母体とする宗教精神を持った保守団体であるということを忘れてはなりません
宗教的理念は、国を豊かにし、成長させていくために必要な人々の倫理観を与えてくれるのです
神を信じない保守は、結局国の制度を作り替えて国を良くしようと考えますが
そういう「制度を変えれば国は良くなる」という考え方では、本当に国の発展はないと思います

それでは次回また、WITH SAVIOR !!

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