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民族のカルマと大イスラエル構想

2023-10-11 02:04:10 | 政治
前回の日記で、私の感じているハマス-イスラエル戦争の違和感について率直に述べました
今回は、その違和感の信ぴょう性を裏付ける、イスラエルの「ある計画」というか、「壮大な構想」についてお話しし
ユダヤ人という民族の、「民族カルマ」についても軽く触れてみたいと思っています

下の図をご覧ください


これなんだと思いますか?
実はこれ、「Greater Israel's Borders」と書かれていますけれども、シオニズム運動の構想を起こした人たちが
繰り返し唱える、「真のイスラエルの姿」なのです。。。これが Greater Israel つまり「大イスラエル」なんです
実は、現イスラエル首相ネタニヤフも、与党のリクード党(右派)も、この大イスラエル構想をずっと唱えてきているんですよ、ええ
だから、決して「机上の空論」でもなければ、おとぎ話でもないんです
シオニズム運動。。。つまり、モーゼが出エジプトをしてユダヤの民をエジプトから率いて逃げ出し
ユダヤの神によって約束された、「乳と蜜の流れるカナンの地(つまりイスラエル)にユダヤ人の国を建てよ」と命ぜられ
かつてモーゼや、父の遺志を継いだモーゼの子ヨシュアがユダヤの国を建国したように
カナンの地に新たなユダヤ人の国を建国する。。。。という運動が、シオニズム(Zionism)運動なのですが
その構想をしたシオニズムの建国の父たちが、何度も構想し描いたのが上の地図にある「大イスラエル」なのです

これはシオニズムの父たちが何度も繰り返していますが、「大イスラエル」は、ユーフラテス川からナイル川流域までの広範囲に渡ります
現在のイスラエルは地図上のこげ茶色の部分ですが、本来は、パレスチナ、ヨルダン、レバノンの全部、シリア、イラクの半分以上
そして、クエート、サウジアラビア、エジプトの一部にまで領土は及びます
地図では分かりにくいのですが、現イスラエル領土の近くに、小さな白い色の領土がありますが、これが「パレスチナ」です
パレスチナの大部分は「ヨルダン川西岸地区」という地域で、イスラエルの南西に位置する海に隣接した小さな地域が「ガザ地区」です
日本のメディアではあまり報じられていませんが、このガザ地区もヨルダン川西岸地区も、イスラエルが政府方針として勝手に入植を進めています
まあ、アメリカの「お墨付き」があるから当然なのですが、数年前からパレスチナに勝手にイスラエル人を居住させていって
もうほとんどイスラエル領になった、と言っても過言ではなくなっているわけです
ここで、及川幸久さんが動画で言っていた「イスラエル側の挑発行為」が多々あったわけです


それでですね、この計画の真の意図は何なのか?ということなのですが
実はこれも、シオニズムの父たちが語ってくれています
一つには、この大イスラエル構想は、アメリカの中東覇権計画と密接な関係があります
計画で何度も述べられていることですが
①イスラエルを帝国と呼べる国の規模にまで広げ、中東の盟主として君臨させることでアメリカの覇権を確実にする
②アラブ諸国が逆らえないように、小さな国に分断する。。。具体的には宗教間の争いを利用する、つまり、スンニ派、シーア派、クルドらに分け、アメリカに逆らえないように国を分割して小さくし、影響力を削ぐ
この②の構想の的になったのが、最近ではイラクだと言われています
イラクはシーア派スンニ派の数が拮抗していて、分断しやすかったわけです
シオニズムの父たちの最終希望は、アラブ諸国を小さく分断して、イスラエルの衛星国とすること。。。です

こういう計画が具体的にあるのですよ。。。これは日本人には初めて知る人が多いと思います
そして、今現在、ネタニヤフ政権と与党、そして強硬派の諜報機関は、それを具体化させつつあると言われています
それが、パレスチナ側を挑発し、大規模な攻撃を加えさせて世界から孤立させ、イスラエルが武力攻勢の口実を得る
というものです
私がこのハマス-イスラエル戦争を、「イスラエル版9.11」だと疑うのも、一理あるのではないでしょうか?
要するに、ハマスやヒズボラの中に紛れ込んだモサドの諜報員たちが絵を描いているわけです
イスラエルに多くの犠牲が出るほど、ハマスやヒズボラは世界から批判を受けますのでね。。。

最後に
私ね。。。このイスラエルという国。。。無辜のユダヤ市民には誠に申し訳ないのですが
このままだと、また大きな「民族カルマ」を背負うことになるような気がします
ユダヤ教の聖書(旧約)にはね、私が見る限り、普遍性のない神の言葉が沢山あるように見えます
ようするに、啓示を受ける側が、啓示を送った存在がヤハウェ―なのか、それとも別の神なのか、混乱している部分があるわけです
本来普遍的な神は、隣人に対する愛を説きます
旧約聖書の一部にはね、「カナンの地は約束された地だから、そこにいる他民族を皆殺ししてもよい」と書かれているわけです
これ、普遍的な神なら言わないです。。。これは民族神もしくは悪魔の言葉です
目には目をで、やられたら5倍、10倍にして返せなどと、愛の神は言いません
イエスは「右の頬を叩かれたら左の頬も差し出せ」と言ったではありませんか。。。普遍的な神は報復することなど教えません
神の愛を誤解しているわけです

まあ今日はさらっと終えておきます
それではまた

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