福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

在宅療養支援プラン

2007-02-13 | 想い


2007.2.11 時事通信社記事 より

2008年度から在宅療養支援プランがスタートするそうだ。
記事によると、あくまでも療養を受ける側のニーズに合わせ、安心した療養生活を自宅で送れるようにするのが狙いらしい。

その一方で、これは医療費削減のための政策に過ぎないとの指摘もある。
実際、自宅に戻ってからの療養のほうが経済的にも精神的にも大変な面がある。個人的には、実際最も身近で療養者の介護を担う者への精神面でのケアをも見据えた政策であってほしいと願う。
介護とは、要介護者に対するものと思われがちだが、それだけではないと思う。介護を担っている者が健やかな状態でいてはじめて、要介護者も安心して療養できると思う。

団塊の世代の大量退職を迎え、少子化となった日本に、介護に当たることが出来る人材を見出すことができるのかどうか。もしかしたら、この政策も早いうちに方向変換を強いられるのではないかと不安に思う。

時代の流れはとても速く、それに合わせて様々な制度政策も刻々と変化する。社会の流れはそうでなければ機能しなくなるのだろう。しかし、大樹の枝葉となり生活する私達は、特に高齢者は、当分あやうい生活が続くことになりそう。

 

コメント
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