福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

街の中の異空間

2007-02-05 | 外出


ここに住んでいる間に、行ってみたいと思うところがいくつかある。
今日は所用で外出した勢いを借りて、そのうちのひとつ、明治神宮に行ってきた。

JR代々木駅から北口参道を下る。
ちょうどお昼時だったので、近くのコンビニでおにぎりとパンとお茶を買い込み、入り口に到着。実は、今日の日のためにあらかじめ社務所に電話して、敷地内で飲食できるかどうか聞いていたので、守衛さんがいても大丈夫。堂々とコンビニ袋を提げて入る。(ゴミ箱はないのでゴミは各自が持ち帰りましょう)

杜の中に入るとすぐ、樹のにほひがした。久しぶりに嗅ぐ樹のにほひの中道を歩く。
池に架かる橋の上でしばしおしどりの夫婦を眺める。

橋を渡り終えると、目の前に一面の芝生が広がる。
正直びっくりした。想像していたよりはるかに広かった。
風が吹くとさすがに2月だが、日向を歩いていると汗ばむような陽気だ。
コートを脱ぎ、ゆっくりゆっくり芝生の上を歩く。

大の字になり天を仰いでいるおじさん
    ぴったりと寄り添って寝転ぶカップルさん
        キャッキャと言って走り回る小さな男の子とそのお母さん

皆それぞれ思い思いのスタイルで、冬の太陽と、この杜を体いっぱいに受けていた。都会の真ん中に、広い空がポッカリとひらけている場所。
なんだか不思議な空間。
私も持ってきていた小さなシートを広げて芝生の上に腰を下ろした。

耳を澄ますと小鳥のさえずりが聴こえ・・・といきたいところだが、
カラス達の鳴き声におされ気味。
だけどそれでもかまわない。
こんなにポカポカなところにいれば、何だって許せてしまう。
(この時ipodから流れてきたマイケル・ジャクソンの『Heal The World』 を聴きながら、幸福感に包まれる)
一時間以上座っていただろうか。陽の光をいっぱい浴びてから、本殿へ向かう。

写真にある門をくぐると、それまで感じていた樹々の清々しさとは違った空気になった気がした。神聖な所というよりも、汚れた者でさえも受け入れ、浄化してしまうような神秘的な空間。目を閉じて何度も深呼吸した。

 



 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かもめの唄 | トップ | Power Play »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

外出」カテゴリの最新記事