福 風

心にとまった物や想いを集めて。穏やかな風が吹きますように。

大人げなく

2007-09-16 | 暮らし向き



雨の日曜日。
こんな日はなんだか気持ちもスッキリしない。
それは大人も子供も一緒なんだろう。
わかっちゃいるんだけど・・・。

最近日曜になると、間借りしている建物の階段下に出没するガールズ3人組みがいる。
漫画本やらDSやら袋に詰めて、午後の涼しい階段下で静かに今時の遊びをしているのだ。
つばめの巣よろしく、子供たちが集るということはきっといい環境なのだろうと、ええこっちゃとほほ笑ましく思っていた。今日までは・・・。

折角の連休が雨降りになって、子供たちもくさくさしているのだろうか、今日は彼女たちのテンションが高い。声がでかい。
役柄を設定してのままごとになっているらしく、階段のフロアごとに風呂場やら台所やらにして、上へ下へとドタドタ、パタパタが激しさを増す。

『これから彼に電話するんだから、もう寝なさい!』なんてセリフまで聞こえてきて、ドアの内側にいるおばさん(←私)もビックリ!

うちに子供がいればお互いさまなんだけれど、あいにくうちを含めこの階の世帯に子供はおらず、日頃の疲れを休みの日にゆっくりしている大人だけ。何より、子供(特にうるさい子供)が苦手なこのおばさん。居ても立ても居られなくなり、ドアを開けて、そのガールズたちに手でシ~ッ!!のポーズしてみせた。

彼女たちも声がでかいと自覚していたらしく、「ごめんなさい。」といって、頭を下げた。素直な子たち。

静かになって一件落着のはずなのに、なんだろう、この罪悪感は。
おばさんだって、言いたくなかったのよ。ヤナおばさんって言われたくないもの。
ドア開けるまでに、おばさんにも葛藤があったのよ。

子供なんだからしょうがないやん、雨が降ってて遊ぶところがないんだよ・・・
・・・でも、階段は遊び場じゃないでしょ・・・でも階段は共用スペースだからおばさんが口出すことじゃないか・・・。

子供がいる友達に愚痴ることでもなく、今日はみんなウキウキ三連休中。
あ~、野暮なことしたなと気分はどんよりドヨヨンなのです。
こうして、ここに気持ちを掃きだしてipod聴きながら、時が癒してくれるのを待つ。そして、待つ。



阿久 悠さん

2007-09-12 | 音楽


先ほど亡くなられた作詞家、阿久悠さんの追悼音楽番組を観ている。
子供時分、歌詞の意味なんて分からなくても聴いてた曲は、今でも口ずさめる。
改めて作詞家阿久悠さんの才能はすごかったんだなぁと思う。
歌謡曲のメロディーでも、演歌のメロディーでも、
それぞれの持ち味を生かしたドラマが歌詞の中に描かれている。
森進一さんの『北の蛍』の歌詞など、聴いていてドキッとした。

阿久悠さんの詞は、ご自分の私生活から一部が切り取られて創られていたのだろうか。
それともまったくのクリエイティブなものだったのだろうか。
阿久悠さんのような作詞家も然り、作家も然り、人様に見られると恥ずかしくなるような、
でも、人間の本質をズバリ突いている表現を、作品を通して世に表している方々を尊敬する。

追記
若かりし頃の、ジュリー(沢田研二さん)の歌が多くオンエアされている。
色気あって、超かっこえぇー!!