サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

当たり前だが・・変わって欲しい

2009年03月15日 | うつ病
自民党の笹川尭総務会長は14日、大分市であった党大分県連の大会で
講演し、「うつ病で休む教員が多いが、国会議員には1人もいない。
気が弱ければ務まらない」などと、うつ病に対する誤解を招くような発言をした。


 中山成彬・前国土交通相が、日教組や大分県の教育について批判したことに
触れる中で述べた。
笹川会長は「(教員には)自民党を支持する人ばかり作ってくれと言ってる
わけではない。良識ある人を作ってほしいということ。
知識だけでなく知恵がないと苦しい時に我慢できず、ばたっと突き当たる」
と続けた後、この発言をした。

 文部科学省のまとめでは、07年度にうつ病などで休職した
公立学校の教員は4995人(前年度比320人増)で過去最高だった。
【梅山崇、高橋咲子】

-毎日新聞


まあ、この人の発言にイチイチ目くじらを立てる気はないが、
うつ病は、同じストレスを受けてもなる人と、ならない人がいるが、
いまの学説では、真面目で几帳面、完ぺき主義で責任感の強い人が
なりやすい・・・とされている。

症状としては、
夜よく寝られない、
朝から気分が落ち込みなにもしたくない、
いつも憂うつ感でいっぱい、
誰とも話したくない、
何事も悪い方向に考える。
全身の倦怠感・頭痛・めまい・動悸・手足のしびれを感じる・・・ことも多い。

で、この笹川センセを初め今の国会議員は、この学説をとると、
真面目で几帳面でないし、完ぺき主義者でなく、責任感がない人たちの
集まりらしい。

政治家がこんな人ばっかりか・・と言えば、そんなことは無くて、
第二次世界大戦時代のイギリスの宰相「チャーチル」は
うつ病だった。
ひどい時は、ベッドから起き上がれず、必要なサインだけをしていたらしい。
こんなベッドからも起き上がれない状態だったら、
頭も働かずに、すごくうっとうしいかったに違いない。
でも、持ち前の責任感でサインだけしたのだろう。

それでも、彼がこの立場にいたのは、彼しかいなかった・・・・からだと、
思う。
彼の書いた本には、うつ病は「嵐」として表現されている。
嵐がやってくると、ただ身を潜めて嵐が過ぎ去るのを待つのみだったらしい。

このチャーチルは、日本とも縁が無かった訳ではない。
戦後、占領軍は日本軍を解体し、新しい日本では、軍隊をなくそうと
考えていた。
別に、軍事力の無い理想国家をつくろうとした訳ではない。
アメリカが、ちっぽけな国の軍隊に、翻弄されたのが我慢ならなかったからだ。
そこに、軍隊が必要だと進言したのはチャーチル。
彼には、軍隊のない国家は無いと言う信条があった。
彼は、その信条に基づいて発言し、アメリカを諭した。

で、日本には「自衛隊」という、世界に類をみない珍しい軍隊を持つことに
なったのだった・・・・。

まあ、笹川氏は間違っても、「チャーチル」にはなれないだろう・・・。
だって、うつ病には、ならないような人だから・・・・。(笑)
イヤミかな???