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お彼岸に、お墓参りに行こうと車に乗ったら、FMから聞こえてきたのは、
坂本 龍一の声。
おもわず、「教授!!」と、声が変わってしまう私。
YMOのメンバーの一人だ。
私が、彼らを知ったのは、小学校6年生の時。
NHKのドキュメンタリーで、世界で成功している日本人として
紹介されていたのだ。
坂本 九が、「SUKIYAKI」で、アメリカのヒットチャートに
入ったとか聞いていたけれど、私にとっては昔話だった。
それが、現在進行形で世界でコンサートをしている。
音楽で世界に出て行くなんて、子供だった私にはすごくたいしたことのように、
感じたのだった。
それから、中学・高校とYMOに彩られていた。
でも、やっぱり好きなのは、初期のころの「テクノポリス」や「ライディーン」や「キュー」。
テクノポリスのビデオ
散会するときの、「君に胸きゅん」は、その当時のアイドル一辺倒の
歌謡界への揶揄だと子供ながらに思ったけれど、やっぱり初期のころが
好きだなぁ~。
このグループが、好きなのは三人が三人の個性で活躍しているところ。
グループって、何故か一人か二人に比重がかかりがちだけど、
この三人は、それぞれ一人でもやっていける人たちばかり。
甲乙つけがたいけれど、坂本龍一と細野晴臣は本当にすごいなぁ~と、
いつも思っている。
特に細野晴臣はいつも緻密なチャレンジャーだ。
最近の坂本龍一は、少しポップになっていて、もう少し昔みたいに、
するめみたいな噛めば噛むほど味わいが出てくる・・・そんな音楽が
聞きたいのだけど・・・・な。