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先週、怪獣1号から電話があった。
20日の土曜日に欲しいおもちゃが発売されるけれど、
とても入手が難しいものだけど、どうしても欲しいとのことだった。
でも、弟夫婦は仕事だった。
なので、土日は暇にしている私に電話をしてきた。
私には、さっぱり分からないが「仮面ライダーオーズのメダル」
と言うものらしい。
なんでも、ゲームでも、ベルトにも剣にも使えるとかで、
どうしても欲しいのだという。
まあ、弟も子供の頃仮面ライダーの変身ベルトを欲しがり、
何かの時に叔母に買ってもらってとても喜んでいたことを思い出した。
男の子は、どの子にも多少の差はあれ、マニア的要素があるので、
そういった収集心をそそられるものは欲しいのだろう。
ということで、今日私は1号に付き添って住吉にあるおもちゃ屋に
朝の8時ごろ着いた。
弟が事前に情報を集めてくれていて、そこには80個ほどが
入荷されているとのことだったからだ。
ただ、お店の人曰く、始発で来ている人もいるので早いほうが
いいとのことだったらしい。
そんなことなら、始発近い電車で行こうか?と言うと、
1号は、口ごもった。
朝は、めっぽう弱いのだ。
おまけに、食べ物の好き嫌いが激しいので、それを少しでも
矯正すべくお母さんもご飯を食べないと絶対に外に出さない。
おかげで、彼は遅刻の常習者になっていたこともある。
で、折り合った時間が、8時ごろ・・・に家を出発だったのだが、
せっかちな私が、7時20分頃から、「準備完了したで!!」
と、電話をしたら、頑張って食べたらしく、7時半には出発できたのだ。
なのに、住吉についたら、既に人数のカウントが終わっていて、
「予定数は完売です」と言われた。
もう私は、「え~~~???」である。
すぐに、弟に電話して次に行くお店を聞いた。
それは、三宮にある電気屋さんで、すぐに三宮へと足を向ける
1号と私。
店に着くと、20名ほどが並んでいた。
おもちゃ屋さんでは、80個ほど・・・ここなら、2ロットの20個かな?
ちょっと、ギリギリな数でうまく当たればいいな~と、待つこと
1時間。
整理券が配られ始めた。
そして、券を配るお兄さんが私たちにドンドン近づいてくる。
2人で、「こっち、こっち」と大声を上げて手を振っていたのだけど、
無常にも、私たちの二人前で券が終わってしまった・・・・。
この時の、2人はとても意気消沈し暗~くなり、
お互いに顔を見合わせた。
ちなみに券を配っていたお兄さんに聞いたら、私の予想は当たっていて、
ここへの入荷は20個だった。
でも、そんなこともしていられないので、マタマタ、仕事中にも
関わらず弟に電話した。
ここまで来ると、私の方が意地になっていた。(笑)
弟は、百貨店の名前をだした。
置いてるだろうけど、ここにはもう1ロット、10個だろう。
でも、並んでいる人がいるかもしれないので、
その百貨店まで走った。
開店40分ほど前のお店には誰も並んでいなかった。
ちょっと、1号は自信を持ち始めていた。
でも、10分ほど前から、男性だけのお客さん3~4人が
ドアの付近を私たちと同じように占めている。
1号にささやく私。
「たぶん、このおじさん達メダル買いに来た人だよ。
多分走るよ。あそこに昇りのエスカレーターが
あるからね。」
で、時間が来て扉があいた。
案の定、その男性陣が脱兎のごとく走り出した。
私は、体が重すぎてついていけない。(笑)
1号に「おばちゃんに構わず上がりなさい」と、私は叫んでいた。
で、おもちゃ売り場に少し遅れて着いた私が見た光景は、
大人の男性陣が4・3・3個と押さえて買おうとしていた。
もう完敗である。
茫然自失になっていた私たち。
すると、その男性のうちの一人が、どこかに電話している、
結果、1個でいいと言うことになったみたいだった。
ちょうど、私たちと、甥御さんに頼まれたから買いにきたと言う
もう一人の女性がその時、居合わせた。
その女性と一つずつ分けて晴れてこのメダルをゲットできたのでした。
あ~~それにしても、私の生活には無い、非日常の一日で疲れたけれど
面白かったです。