木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ヒメアカタテハ 前蛹から蛹へ

2019-10-16 07:43:57 | 昆虫など

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開田高原アメダス  今朝の最低気温   0.8℃   昨日の最高気温  14.2℃

ヒメアカタテハの幼虫が
蛹になり始めた
4頭の幼虫の内
3頭が蛹になった。


残りの1頭は
蛹になるための
準備をする
前蛹状態だ。


ヒメアカタテハの蛹は
アゲハチョウのように
胸の部分に糸をかけず
お尻から
ぶら下がって
蛹になる。


アゲハやモンシロチョウの
蛹は帯蛹(たいよう)
ヒメアカタテハなど
タテハチョウ科の蛹を
垂蛹(すいよう)と呼びます。


3対ある脚は
お祈りをするように
くっつけ
まるでアルファベットの
「J」の字のように
ぶら下がっている。


その瞬間は
突然やってきた
少しJの字が伸びたかと
思ったとたん
幼虫の皮が
脱げはじめた。


みるみるうちに
皮は腹部の端まで
到達し
今度はツイスト(古いですが)を
踊るように
体をくねらせ
脱ぎ去った皮を
下に落とす。






皮が落ちた後も
しばらく踊りは続く。


徐々に蛹の色が
濃くなり
動かなくなった。




ヒメアカタテハの蛹は
全体に金色に輝き
特に突起の部分は
美しい。


自然の中では
ヨモギの巣の中で
安全に蛹になるのだが
飼育下では
ケースの天井で
蛹化することが多い。


うまく羽化の瞬間に
立ち会えたら
いいのだが。