木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

イノコヅチ 目立たない花

2019-10-24 07:28:12 | 日記

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散歩道で
ヒナタノイノコズチの花が
咲いている。


以下
イノコズチと
呼ばせてもらう。


イノコズチは
「ひっつき虫」の
悪名高い雑草である。


まわりのイノコズチは
とっくに果実になって
ひっつき虫の本領発揮
しているのに
この一角の
イノコズチは背が低く
まだ花をつけている。


夏の終わりに
草刈りにあって
あわてて背を伸ばし
花をつけているようだ。


直径5mm強
うす緑色のまったく
目立たない花である。


花弁と萼片の区別がつかない
花被片が5枚
綺麗な星形をした
花である。


5本の雄しべと
ぼってりとした
白い子房から
申し訳なさそうに
雌しべが伸びている。


雄しべの根元には
フリルのようなものが
ついているが
仮雄しべだそうだ。


横向きについた花は
熟すと茎に
ぴったりとくっつき
針状のとがった
2個の苞葉が
目立つようになる。


この苞葉が
ヘアピンのような
役割をして
動物の毛や衣服に
くっつくのだ。


これからの時期
草むらに入ると
イノコズチ以外にも
たくさんのヒッツキ虫に
悩まされることになる。