木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ハエドクソウ 怖い名前の花

2022-08-21 06:25:36 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 19.0℃  昨日の最高気温 22.5℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.5℃    今朝の天気 曇り

ご無沙汰しました
1週間休んでしまいました
今日から再開します
よろしくお願いします。



開田高原の森の中
ひっそりと
目立たず
咲いている
ハエドクソウ。


時期が遅いためか
花穂の上にしか
花が残っていません。


「蠅毒草」
何とも怖い名前が
ついていますが
名前とは裏腹
よく見ると
可愛い花が
咲いています。


全草に毒があり
根をすりおろした汁で
昔ハエ取り紙を
つくったとか。


ハエ取り紙と言っても
今の若い人には
何のこっちゃ?
だと思います。


昔は
魚屋さんなど
市場の商店では
天井から
茶色い粘着テープが
ぶら下がっていました。


ゴキブリホイホイの
テープ版で
ハエをくっつけて
取ると言う代物です。


こんな話を
するつもりでは
なかったのですが
話を花に戻します。


横向きに咲く花は
トキワハゼにそっくり
新しい分類では
どちらも
ハエドクソウ科サギゴケ属
似ているはずです。

(トキワハゼの花)

果実になると
今度は
イノコヅチに
似てきます。


花茎に
下向きでぴったり
寄り添う様子も
まったくイノコヅチ。

(イノコヅチの果実)

この形は
ひっつき虫の
定番の形かもしれません。


試してみましたが
イノコヅチほど
強力な
ひっつき虫では
ありませんでした。










トチバニンジン その後

2022-08-13 06:24:41 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.5℃  昨日の最高気温 25.3℃       
木曽町新開      午前6時の気温 17.5℃    今朝の天気 晴れ

7月の初めに
トチバニンジンの花を
紹介した。


ご存知の方が
少なかったのも
意外だったのだが
今回は果実の紹介。


いつもの
散歩コースから
離れた山麓
藪陰にひっそり
咲いていたのだが
7月31日に
見に行って驚いた。


緑色の果実が
できていたのだが
長い花茎の途中で
折れ曲がっていた。


果実が実って
頭が重くなった
からだろうか?
このままでは
熟すことができない。




そこで
急遽持っていた
カットバンと細い枝で
折れた部分を
補強してやった。




昨日
ほぼ2週間ぶりに
見に行ったら
枯れることなく
真っ赤に
熟していた。


やはり
熟した果実は
重たいためか
全体が傾いていた。


薄暗い森の中
赤い果実が
ひときわ
鮮やかに
目を引く存在に
なっていた。




明日から
一週間?程
お盆休みとします
ブログ訪問も
お休みします。


再開しましたら
またよろしく
お願いします
Instagramと
YouTubeは
細々と
続けているかも
しれません。(笑)




ママコナの群落 見つけちゃいました!

2022-08-12 06:21:37 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.0℃  昨日の最高気温 28.3℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.0℃    今朝の天気 雨

開田高原を
歩いていて
ママコナの群落を
見つけちゃいました。


このブログでも
何度か取り上げた花
ママコナ
こんな群落は
見たことが
ありませんでした。


少し復習を!
シソ科の花のようですが
以前はゴマノハグサ科
新しい分類では
ハマウツボ科。


花は唇形で
下唇に白い2個の
膨らみがあるため
これを米粒に見立てて
飯子菜と
名前がついています。


可愛いお花ですが
半寄生植物で
光合成もしながら
他の植物に栄養を
依存しているようです。


今まで
単独で咲いていたり
数本かたまって
咲いている所に
出会っていますが
これだけの数の
ママコナは
初めて見ます。


嬉しくなって
何枚も何枚も
写真を撮ってしまいました。


話はこれだけでは
終わりません
数日後
同じ道を通り
様子を見に行きました。


ガーン!
有ろうことか
付近一帯
とても綺麗に
草刈りされていました。


ママコナも
一本残らず
草刈り機の
餌食になっています!
何と言うことを ❣



ツバメの子育て 二番子

2022-08-11 06:26:29 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 19.3℃  昨日の最高気温 28.8℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.5℃    今朝の天気 曇り

開田高原木曽馬の里
一本木亭の玄関で
ツバメが
二回目の
子育てをしています。


一番子を育てた巣は
火災報知器の
ベルの上でした。


今回は
玄関の看板
自動ドアの真上です。


二番子は
四羽いるようで
すくすく
育っています。


夏休みで
結構お客さんの
出入りも多い中
両親は
ひっきりなしに
餌を運んできます。


8月1日には
まだ頭の上に
産毛がたくさん
残っていました。


四羽の雛は
おとなしく
すっぽり巣に
おさまっています。


親の気配を
感じると
大きな口を開けて
餌をねだります。


一週間程
観察機会がなく
8月8日
久しぶりに
訪れました。


一週間の
成長ぶりは
どうでしょう!


こじんまりと
おさまっていた
雛たちは
巣から
はみ出しています。


一番大きい雛は
巣の真ん中で
大きく
羽を広げています。


羽繕いや
羽ばたきの練習で
忙しそうです。


小さい雛は
迷惑そうですが
文句も言わず
じっと耐えています。


相変わらず
親はせっせと
餌を運んできます。


雛たちは
巣の前に広がる
広場を飛ぶ親を
目で追っています。


一週間の
成長ぶりを
見ていると
巣立ちも
近いと思います。


この親たちは
この場所で
合計七羽の雛を
育てたことになります。










ベニホタル ノリウツギの虫たち

2022-08-10 06:36:14 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.9℃  昨日の最高気温 27.9℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.5℃    今朝の天気 晴れ

ノリウツギの
白い花に
赤い甲虫は
よく目立つ。


初めて見たときは
赤いカミキリムシか?
と思たが
ベニボタルと
言う名前の甲虫。


ホタルと名がつくが
発光器は持たず
光ることはない。


このベニボタルも
交尾をしながら
メスは盛んに
お食事中だ。


頭の部分は
口吻のように
前に突き出し
背中の翅は
なかなか硬く
頑丈そうだ。


ベニボタルは
毒を持っているようで
赤い色は
鳥などへの
警戒色だとか?!


道理で
白い花に目立つ
赤い翅を持っていても
堂々と婚活パーティーが
できるわけだ。


ノリウツギの花は
この時期
終わっています
コメント欄
閉じています。






ホオジロのおめかし

2022-08-09 06:10:08 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.8℃  昨日の最高気温 28.0℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.5℃    今朝の天気 晴れ

先日
ツバメの集団を
撮ったが
この時期
鳥を撮ることは
めったにない。


開田高原の
野鳥の森から
鳥の姿が
消えてしまった。


子育てが済んだ
キビタキは
どこへ
行ってしまったの?


お馴染みの
シジュウカラや
ヤマガラでさえ
姿を見ることは
少ない。


仕方がないので
久しぶりに
ホオジロに
ピントを
合わせてみた。


案内所の前で
鳴いていた
ホオジロの雄だ。


どうやら
今年生まれの
若い雄のようだ。


さえずりも
それほどうまくない
ひと鳴き終わると
羽繕いを始める。


羽と尾羽を
広げたまま
固まったのか
じっとしている。


思い出したように
元の姿勢になり
鳴き始める。


今度は
脚で器用に
頭をかき始めた。



バランスが悪いのか
両脚でしっかり
電線をつかみ直し
また頭をかく。


経験不足なのか
まだまだ
動作がぎこちなく
また
落ち着きもない。


ようやく
気が済んだのか
最後に
ひと鳴きして
飛び去った。


コメント欄
閉じています。


フシグロセンノウ 二段構えの雄しべ

2022-08-08 06:22:34 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.9℃  昨日の最高気温 27.8℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.5℃    今朝の天気 晴れ

開田高原の森を
歩いていると
オレンジがかった
朱色の鮮やかな
フシグロセンノウの花が
よく目立つ。


ナデシコ科の花で
直径は5cmほども
あるだろうか
ほぼ平らに開いた
5枚の花弁が
鮮やかである。


花の中心をよく見ると
もうひとつ小さな花が
咲いているように見える。


副花冠と呼ぶには
あまりにも小さいが
王冠のように
盛り上がっている。


今回接写で
花を写していて
面白いことに気が付いた。


花の中心を
のぞいて見ると
外に出ている
紫色の雄しべの他に
まだ紫色の
雄しべらしきものが
のぞいている。


外の雄しべは弾けて
葯から花粉が
こぼれているのだが
第2弾の雄しべが
花の中で
準備中なのである。


それに
先端が割れた
雌しべの先も
のぞいている。


咲いて時間の経った
花を見ると
確かに10本の
雄しべが出ている。


先に外に出て
花粉を出した
雄しべは
花糸が長くなり
外側に垂れている。


フシグロセンノウは
雄しべの
時間差攻撃を
している。


花粉をすべて
出し終わったら
やおら中心から
雌しべが
伸びてくるのだ。


雨の多い時期から
咲き始める
フシグロセンノウは
花粉を2段階で出し
自家受粉を避けるため
雌しべまで
後出しをする
賢い花だったのだ。








オオトラフコガネ ノリウツギの虫たち

2022-08-07 06:22:17 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.1℃  昨日の最高気温 26.0℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.0℃    今朝の天気 晴れ

開田高原で
ノリウツギが
咲いていると
どこでも
虫を探してみる。


道路沿いより
山間の細い林道沿いに
咲いている
ノリウツギの方が
たくさん昆虫が
集まっている。


その中でも
お目当てなのが
オオトラフコガネ。


ハナムグリの仲間で
背中にカラフルな
模様が目立つ
美しい甲虫。


何となく
熱帯地方の
昆虫っぽい
感じもする。


もし
カブトムシくらい
大きければ
大人気間違いなし!


虫好きの人や
甲虫の採集を
している人には
とりわけ人気が高い。


体長は
1.5cm弱
昼間から
翅音を立てて
花から花へ
飛び回っている。


美しいのは
背中の模様だけでなく
触角の先が
3つに分かれており
時折広げてくれる。


雌は
黒っぽい体に
白い模様が入り
同じ種類とは
思えないほど
地味である。


雌に出会う機会は
極端に少なく
今までに
写真に撮れたのは
1度だけ。


どちらにしても
トラフコガネは
ノリウツギが
咲くころにしか
見ることができない
貴重な甲虫なのです。



現在は
ノリウツギの花
終わっています
ノリウツギの
昆虫シリーズのため
コメント欄
閉じています。






ツリフネソウとトラマルハナバチ

2022-08-06 06:24:24 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.2℃  昨日の最高気温 28.5℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.5℃    今朝の天気 曇り

開田高原の森の中を
歩いていると
湿った水路沿いなどで
ツリフネソウの
群落に出会います。


ツリフネソウは
帆掛舟を
吊り下げたような形で
花柄の後ろ側は
距が発達して
最後はクルクル
渦巻き状になっています。


花を正面から
のぞくと
花びらの上部に
白い蕊が見えています。


写真を撮っていると
マルハナバチ
多分
トラマルハナバチだと
思うのですが
花の奥に入って行って
蜜を吸うためやってきます。


花に頭から突っ込んで
長いであろう口吻を
距の奥まで
のばして
蜜を吸っているようです。


狭い花の中に
無理やり体を
入れるわけですから
間違いなく
頭や背中に
花粉がつくことになります。




蜜を吸い終わると
トラマルハナバチは
後ずさりして出て来て
次の花に移動していきます。


ツリフネソウは
花粉を運んでくれる
パートナーに
マルハナバチの仲間を選び
長い年月をかけて
マルハナバチに合わせた
花の形や大きさを
進化させてきたのでしょう。


動画に撮ってみると
トラマルハナバチは
後ずさりで
出てくるさい
前脚で体を拭い
綺麗にして
次の花に向かいます。


トラマルハナバチにとって
花粉を運んでいると言う
認識はなく
体についた花粉は
邪魔なものなのかも
しれませんね。




ツバメのお宿?!

2022-08-05 06:26:06 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 14.2℃  昨日の最高気温 19.7℃       
木曽町新開      午前6時の気温 15.0℃    今朝の天気 曇り

東北・北陸地方の大雨で
被災された皆様
お見舞い申し上げます。



「ツバメがたくさん
 集まっとるよ!」
案内所から
朝9時過ぎに
電話をいただいた。


明け方から
降っている雨の中
開田高原木曽馬の里
駐車場まで
車を走らせた。


開田ファーム
ブルーベリー狩りの
入口の駐車場に
車を停めた。


入口にある
プルーンの木に
ツバメが
たくさんとまっている。


何羽のツバメが
とまっているか
数えられますか?



合計18羽の
ツバメが
とまっています。


不安定な
枝先にとまり
翼を広げて
バランスを
とっています。


手前にある
四阿(あずまや)の屋根にも
たくさんのツバメが
降りしきる雨の中
とまっています。




時折
車が通ると
鳴きながら飛び回り
また元の場所に
戻ってきます。


秋の渡りの前に
河原などで
集団でねぐら入りする
ツバメの姿を
見たことがあります。


今はまだ
2番子を
育てている最中
どうして
集まっているのか
不思議でした!