連日コロナの感染拡大について感染者数が過去最多だとか記録を
更新などというニュースが流れ、Go To問題とともにもその具体的な
対策もとられないまま、依然として中途半端なままの状態がついに
北海道や大阪では医療が逼迫どころか崩壊直前の様相を呈してきた。
先日の記事でも私は批判したが現政府はあくまでも経済優先の
アクセルは踏み続けるが、ブレーキをかけることはなく、黄色の信号は
もちろん、赤信号でも止まる姿勢を見せないようだ。
信号無視は大きな事故に結びつき、多くの被害者を生むことになる。
相変わらずGo Toの効果があったことだけを強調し、感染拡大に繋がる
マイナス面や都合の悪いことには回答しない。
世界でもロックダウンや緊急事態宣言のような形で人の往来をストップ
させた国はコロナ収束につながるような状況になり、経済優先の国は、
今、そしてこれからのさらなる感染拡大が大きな懸念材料となっている。
Go Toを今後もやるのは良いが、それはコロナが収まってからでも
いいのではないか・・・
自分たちが決めたことだから停止や中止はしたくない・・・などと
考えているとしたら幼稚園児にも劣る考えであろう。
世界中がワクチンに期待し、一刻も早い安心、安全な使用を願うのは
いいが、今はまだいつになったら安心して投与されるかわからないワクチン
を隠れ蓑のようにしていまが正念場、『それまで頑張れ!頑張れ!』と
国民にむち打つようなことが通用するとでも思っているのだろうか。
先日ある女子中学生が言っていた言葉を思い出す。
65歳以上の人と基礎疾患のある人に自粛を求める一方、Go Toを
停止することなく推し進めるのは感染を抑えることにはならない・・・
若者と高齢者が同居する家族の事なども考えるべきだろう・・・と。
『二兎を追う者は一兎をも得ず』の例えどおり、人心も社会、経済も
そのすべてが疲弊してしまうのではないだろうか。
今こそ、中途半端をやめて緊急事態宣言などをも含む思い切った対策を
講ずべきではないのか。
強硬な手段、対策は観光業、飲食業をはじめとし、多くの人達の生活を
脅かすことになることは明白だが、だからこそ今、補償に最大のお金を
使って感染を抑えなければならないのだと思う。
多すぎるくらいの議員たちがいるのだから無駄を省くべき智恵を絞り、
予算の組み替えなど前代未聞の事にも目を向け、手をつけなければ
一番大切な人命を救えないのだ。
口先だけの「人命尊重」「危機感を持つ・・」「真摯に・・」
「誠意を持って・・」「あらゆる手段、対策を・・」「できる限り・・」
「回答は控えさせていただく」などという嘘の言葉を私たちは前政権から
聞き飽きているのだ。
国会議員の本来の役目をもう一度考えてほしいものである。
国民のため、国のため・・・と思って議員を目指しその念願が叶った
議員はもとより、どうでもいい名誉欲やお金目当てという不浄な気持で
当選した議員たちも今こそ自分自身の存在価値を考え、良心に基づく
行動をすべきだと目覚めるべきである。
不条理な圧力や不要な忖度などに神経を使っている場合じゃないだろうと
強く訴えたい。