今週が年内最後のぽかぽか陽気になるかもしれないという予報が
あったが振り返ると確かに今週は良い天気続きだったと思う。
今日も朝からすっきりと晴れているが明日明後日の関東南部
(埼玉、東京など)は晴れ間が見えない土、日になるようだ。
朝食後、庭に出ると空気は冷たいが風もなく太陽の光も広く広がり
隅々まで降り注いでいるように見える。
かなり前から咲き出した真っ白な椿の花はこの恵みの光を浴びて
更に勢いを増して咲き誇っているようだ。
フェンスの生垣から顔を覗かせているサザンカの花の数も増えてきている。
いつもは年が明け、一段と寒くなる頃に咲く少し離れたところの紅い椿も
3日前ぐらいからポツポツと咲き始めたが今年は例年になく早い。
顔を上に向けるとハナミズキの枝に見事に紅葉したまま残っている
10枚ぐらいの葉の一部が太陽の光を受けて何とも言えない紅色に
変化しているように見える。
光の半分を葉の中に閉じ込め、四分の一をはね返し、四分の一を
葉の裏側まで通過させているような不思議な色・・・
赤や紅色というより紅色が更に変化したこの世にたった一つのここだけに
見られる色・・・見る角度によっても少し違うようだ。
葉の先端やふちの少し丸まった部分は少し濃く、光を大きく受ける真ん中は
更に鮮やかな「不思議色」に・・・
その「不思議色」は襟元から入ってくる冷たい空気に気づかないほど
私をうっとりさせてくれた。
国民が納得できる方針や実効性のある対策がなく、連日「過去最多」
「過去最多」と感染者数が報道されるコロナ禍のこの時に
こうして一瞬でも心を和ませてくれる自然の様子とそれを感じることが
できる今の自分の状況に感謝したい。