業界支援第2弾は,Xbox360版「バレットソウル -弾魂-」。志倉千代丸社長率いる「5pb.」が放つ,オリジナル縦スクロールシューティングであります。かなり完成度が高く,コンシューマ向けのゲームというよりは,アーケード向けの新作といった感じです。2011年1月8日の合同記者会見において,社長が「ハドソン」という社名を何度か語っていましたが,ゲームシステムはスコアアタックに重点が置かれ,多彩な点稼ぎやボーナスフューチャーが埋め込まれています。しかもこの夏には「全国キャラバン」を展開するのだとか。いったいどの年齢層を相手にキャラバンを展開するつもりなんだ・・・と若干不安にはなりますが,5pb.の本気だけは伝わってきますね(笑)。
自機は移動速度と攻撃力が異なる「レッドホットスカル」,「FA-98スティンガー」,「タートル10000」の3機種を用意。操作方法はショットとボムのみのシンプルなもの。ノーマルな「ワイドショット」と,ショットボタンを押し続ける事で撃てる「クロスショット(固め撃ち)」を使い分けて戦います。ボムは手動で使用する他,敵弾接触時に自動発射する「オートボム」の設定も可能です。点稼ぎは「魂ゲージ」がすべて。可能な限り「画面上部」で戦う事でゲージの上昇を速める事ができます。ゲージの残量に従い得点倍率が上昇するシステムなので,高得点を狙うためには,常に攻めのプレイが要求されます。また,特定のターゲットを破壊する事で得られる「ボーナスフューチャー」が随所に埋め込まれており,中には複数の敵の「同時破壊」など獲得条件が難しいものも含まれます。これらのボーナスの獲得数は,ステージクリア後に得られるボーナススコアにも影響してくるため,攻めのプレイに加え,確実なボーナス獲得も重要な攻略要素となります。
このスコアシステムは,シンプルで熱い!
敵を次々に破壊していく爽快感もかなりのもので,ゲームの進行も滞りなくスムース。
これは・・・久々に凄いシューティングに出会ったかもしれません。
「バレットソウル」の最も特徴的なゲームシステムとして「敵弾」の取り扱いがあります。弾幕ゲームの人気が高い昨今にあって,「バレットソウル」でもそれなりに敵弾が飛び交います。ただし「バレットソウル」の場合,弾を撃った敵を破壊すると「その敵の撃った弾も無効化(弾が白くなる)され,衝突判定がなくなる」システムになっています。つまり,敵の早期破壊によって敵弾を消す事ができる・・・という事です。このシステムにより序盤のステージ(1~3面)は初心者でもかなりプレイし易くなっていますが,後半(4面以降)は,さすがにある程度の弾避けスキルがないと攻略が難しいです・・・。
難易度セレクトがないため,ワンコイン2周クリアはかなり難しそう。
でもシューティング好きには絶対にお薦めしたいところです。
個人的にはオープニングテーマ「蒼凛のペンデュラム」もお薦め。
作詞に志倉千代丸,作曲に伊藤賢治,歌に長谷川明子という布陣は,なかなかツボでした。
初回限定でサントラCDも同梱されているので,さらにラッキー。
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