ヒラタアキオノボウシ （ば）

先週末友達と青山スパイラルで待ち合わせて岡本太郎記念館に行った。
目的は太郎なのだが青山は誘惑が多い。記念館にたどり着くまでに
青山界隈をあちこち歩いた。
待ち合わせたスパイラルで帽子デザイナーの平田暁夫さんの展覧会があって
これがとても良かった。
白い不織布で作られた無数の帽子が雲のようにふわふわと空間を漂い
その中に転々と平田暁夫の帽子が展示されている。
帽子に使う素材はよく見ると絞りの布だったり草の繊維だったりプラスチックの
紐だったり、だが彼の手にかかるとエレガントで極上の帽子となる。
販売コーナーもあり被ってみると見た目よりしっくり馴染む。
7月3日まで。

づら？ （ば）

三井住友銀行のＡＴＭに入ったらディスペンサーの真横に貼ってあるポスターに釘付けになりました。
このモデル、おばあさんをよそおったのかカツラから襟足がはみ出ている！
でも今どきのお年寄りってこんな髪型のひとはいない。

思わず笑ってしまいました！安易だけどインパクトがあります。

紅梅白梅 （ば）

「中井」に来たらぜひ行ってみたいところ、林芙美子記念館。
期待していた通り、素敵な住まいだった。
庭の紅梅、白梅が見事に咲いていた。

藤森 座椅子 （ひ）

（ば）が剣持勇氏のロングベストセラー・スタッキングチェアを紹介したので、
私からは藤森健次氏の座椅子を紹介。

私に手持ちコレクションがあるわけではないのですが、
みなさんも「あぁ、見たことある、ある！」んじゃぁないですか？
ちょっとしたホテル・旅館とかで・・・　まぁ今では類似他社製品も氾濫してはいますが、
やはり元祖 天童木工 のが一番でしょう。

優秀な工業・工芸デザイナーと、秋田木工・天童木工といった優秀な木材加工技術工場とが、
まだ戦後といわれた昭和30年代に、世界に通用するロングセラー・ファニチャーを産んでいる。
座椅子は世界標準な家具でないかもしれないけれど、この機能美はすばらしいと思う。
西洋家具であるスツールは、座の部分が痛んだり汚れたり・・・　永年の間には張り替えとか必要。
そういった意味で座椅子の座布団システムはとってもエコだし、
座椅子自体はこのデザインで、半世紀(～”63)も経って全く古ぼけていない。
合板ではあるけれど、素朴な木の美しさが楽しめる、
世界に誇れるジャパニーズ・スタイルだと思います。

剣持チェア （ば）

学校の教室で使っている椅子は剣持勇のスタッキング・チェア。
スタッキングできるのですっきり収納できて軽い。4個くらいは軽く持ち上げられる。
何個か積み重ねて座っても安定感があり織物をしている時機のサイズに合わせて高さの調節ができてとっても便利。
テキスタイルデザインの学校にぴったりの椅子なのです！
今の学校、古いけどきちんとした教育理念を持った人が作った建物と設備ということを、
移転することになってひしひしと感じる今日この頃です。