今回は、知床方面へガロアムシ分布調査。
厳密には知床半島ではなく半島の付け根付近で、同じ山塊に位置する。
目的地までの運転中、激しい便意(下痢&小)に襲われ、トイレを探すも道の駅やコンビニがない農村地帯が何十キロも続いた。
我がアビリティである「きじうち」を発動したかったが、見知らぬ土地でのきじうちはリスクが高い。これは数年に一度あるかどうかの由々しき事態。
車中に何年前か分からない即効性下痢止め剤があったので、イチかバチかで飲むと少し効いた。
それもつかの間、第二波がやってきて、脂汗を流しながら道の駅に到着。
一命をとりとめたが、すっかり体力を消耗してしまった。先が思いやられる。
現地到着
見た目は生息していそうな環境なので期待膨らむ。
この日は霧雨、気温は低い。
先程の事件で、体力消耗しているので、いまいちテンションが上がらない。
あちゃ~
少し掘ると、ハズレバチ登場。嫌な予感。
更にテンション下がる。
それでも水際の石の下にはルリマルクビゴミムシがたくさん見られた。
この辺の個体群は瑠璃色の光沢はなく全体的に黒色で、亜種Nebria shibanaii shiretokoanaとされる。
数は少ないがキタツヤシデムシも発見。(写真中央はチビシデムシの一種)
知床方面まで分布しているようだ。意外に分布域広いね。
しかもあの無翅ハエの一種である個体(別種)も発見!
大雪山でお馴染みの面々が生息しているという事はガロアムシもいるはずだ。
結果・・・でなかったよ( ノД`)シクシク…
見た目は良さそうな環境でも数センチ掘ったら直ぐに硬い岩盤にぶつかってしまうのは致命的。
空隙も少なく、礫間は粘土で埋め尽くされているので、生物が入り込めない。
ただ、ガロアムシは生息していないと断言できないので、以後場所を変えてちょくちょく挑戦しないといけないと思ったり。
帰りは北見市瑠辺蘂にある塩別温泉で疲れを癒す。
探索の後の温泉は格別だ。