ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

立川談春独演会@西新井

2010年07月23日 | Weblog
午後は友人のデザイン事務所の1画を借りて、写真のスキャニング作業。終わって町に出たら、神楽坂はお祭りフィーバー!毎年恒例の阿波踊り、ですね。お囃子が賑々しく暑さに挫けそうな気持ちを支えてくれる。
そして出かけたのが西新井。ここまで来ると、東京といえども空が広い。駐車場も30分100円。おぉ~

春太がショートカットバージョンのようなスピーディーな「元犬」をやり、師匠は成城以来すっかり定着した「船徳」と「白井権八」。
今回の「船徳」は、船宿にやってくる客の登場以前の部分を大胆にカットしたバージョンだが、船乗りになったいきさつをサラっと徳さんに語らせる技が利いていた。揺れる船内で、火箱をめぐる客2人のお辞儀合戦は相変わらず会場大盛り上がり。絶妙の上下(カミシモ)の入れ替わり具合が笑いを増幅させる。何度聴いても素晴らしい。
「白井権八」は師匠らしいキリリとした空気が漲る噺。しかし、今日は暑すぎた。鈴ケ森で山賊を前に焚き火を背にした権八の妖刀が煌めくシーン、普段なら背筋が凍る場面なのに、36度超えの今日はイメージがついてこない・・・。噺と季節って、あんまり気にしないつもりだったけど、やっぱり多かれ少なかれ影響があるんだあぁ、と実感。と言いながら、やっぱり好きな噺。きっと他ではあまりない噺のカップリングなのかもしれないけれど、個人的には大満足だった。