22日の夜、使用しているパソコンが起動しなくなった。2週間位前から不安定な状態には在ったが、長期保証期間が3分の1程残っている状況だったので、「参ったなあ・・・。」という感じ。色々試してみたが、全く起動しない。23日と24日の記事をアップ出来なかったのは、其れが理由。結局、起動しなくなったパソコンは修理に出す事にしたが、「修理出来る場合でも、最低2週間は掛かる。」と。自宅に在るパソコンは此の1台だけで、スマホもタブレットも無い事から、インターネット・バンキングが使えない等、生活に色々支障が出て来るので、仕方無く新しいパソコンを購入。遅れてしまったが23日の記事として「隠蔽体質」を、そして24日の記事として「言語明瞭意味不明」をアップしたので、是非読んで戴ければと思う。
ジャイアンツの阿部慎之助選手が、今季限りで現役引退する事が明らかになった。予想はしていたものの、実際に報道に触れるとショックだ。プロ入りして19年で、通算成績は「安打:2,131、本塁打:405、打点:1,284、打率:.284」。「6月1日には史上19人目の通算本塁打400を達成し、捕手で言えば野村克也氏、田淵幸一氏に続く、史上3人目。ジャイアンツでは王貞治氏、長嶋茂雄氏に続く、史上3人目の快挙となった。」が、長嶋茂雄氏の持つ記録「通算本塁打:444」を超えられなかったのは、個人的に凄く残念。リード面では物足りない部分も在ったが、「少なくともジャイアンツの捕手では“最強の打者”だった。」のは間違い無い。
来季からヒーロー・インタヴューで「最高です!」のフレーズを聞く事が出来ないのは、本当に残念だ。引退セレモニー(上原浩治氏も、一緒に行うのだろうか?)を脳裏に焼き付けたいと思う。阿部選手、19年間有り難う!!
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「『金ピカ先生』死す・・・カリスマ予備校講師の佐藤忠志さん68歳、自宅で」(9月25日、スポーツ報知)
予備校のカリスマ英語講師で、「金ピカ先生」の愛称でタレント活動もしていた佐藤忠志さんが、都内の自宅で死去していた事が24日、判った。68歳だった。
佐藤さんは生活保護を受け、独り暮らしだったが、関係者によると、デイ・ケア・センターの職員が此の日、自宅を訪問した所、冷たくなっている佐藤さんを発見したと言う。死因は不明。司法解剖が行われる。
1980年代、強面の顔に金のネックレスの風貌で在り乍ら、代々木ゼミナール、東進ハイスクール等の予備校で生徒から絶大な支持を受けていた佐藤さん。人気が高じてタレント業にも進出し、「全盛期には、年収2億円超えた。」とも語っていた。1987年には秋元康氏がプロデュースした「1度きりだぜ人生は―花の受験生応援歌―」で“歌手デビュー”する等、華々しい生活を送っていたが、近年は寂しい物だった。
2009年、其れ迄1度も訪問した事が無かった鹿児島・種子島の西之表市長選に出馬。本名よりも知られている「金ピカ先生」の名前で届け出たが、惨敗した。其の後は2度の脳梗塞と心筋梗塞を患った事も在り、表舞台から姿を消した。
2018年のスポーツ報知のインタヴューでは、日本に1台しか無いというクラシック・カーを購入する“車道楽”や暴力等が原因で夫人と喧嘩し、2016年頃から別居している事を告白。離婚調停中だった。自らの生活に付いて「隠居。生ける屍ですよ。」と自虐的に話し、朝から酒を呷る等、不摂生を続けていたが、其れ迄の人生を「薔薇色」とも語っていた。
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今は見る影も無いが、自分が学生の頃は予備校が全盛期に在った。「三大予備校」という呼称が在り、「駿台予備学校」、「河合塾」、そして「代々木ゼミナール」が当該。生徒の間では「生徒の駿台、机の河合、講師の代ゼミ。(駿台予備学校は生徒のレヴェルが高い。河合塾は机が広くて良い。代々木ゼミナールは人気講師が多いという意味合い。)」と言われていた。人気講師の多い代ゼミの中でも、断トツで有名なのは佐藤忠志氏で、強面の顔に金のネックレス等、豪華な装飾品を身に着け、軽妙な話術で行われる英語の授業は、あっと言う間に受講者が埋まっていた。今では林修氏の様な「予備校の講師を務めつつ、ヴァラエティー番組にも出演する様な人気タレントでも在る。」というケースは珍しく無いけれど、金ピカ先生はそんな嚆矢だった様に思う。
「全盛期には、年収2億円を超えた。」という事だが、そんな生活が10数年は続いたのではないか。2001年以降は選挙に出馬する等、“迷走”している感は在ったが、今回の突然の死は驚き。又、あんなにも稼いでいた彼が、生活保護を受ける迄になっていたという事実には、「生活保護受給者等、“弱い立場の人達”を『努力しないから、そういう状況になるのだ。自分は、絶対にそういう立場にはならない。』と、嬉々として叩く人達が少なく無い。」けれど、「“社会のセーフティ・ネット”は壊れ、“向こう側との壁”は決して高く無い。どんな人でも、向こう側に落ちる可能性は在る。」と、改めて感じた。合掌。