13年前の記事「謎解き絵本の謎は解けたのか?」で触れたが、大昔、「仮面舞踏会」なる絵本が大流行した。1970年代末、イギリスにて「Masquerade」というタイトルで、そして日本では「仮面舞踏会」というタイトルで上梓された作品。「不思議の国のアリス」を思わせる絵が印象的で、「“宝石で飾られた金の兎の首飾り”を、イギリスの何処かに埋めた。其の在り処を示す手掛かりが絵本の中に隠されており、最初に在り処を見付けた人に、此の首飾りは与えられる。」という事だった。
当時、自分も此の絵本を購入し、謎解きに励んだが、さっぱり判らず仕舞い。時折、「そう言えば、彼の謎って解けたのかなあ?」と思い出す事は在ったけれど、6年前の記事「30年越しの疑問が遂に解明」で触れた様に、1982年3月に“偶然”見付けられてしまったのだとか。(背後には、スキャンダルが存在していたらしい。)
世界的に売れた「Masquerade」。「人は、宝捜しが大好きなんだなあ。」と思わされる。日本でも昔から“埋蔵金伝説”が多く存在し、今でも捜し求めている人は少なく無い。中でも“徳川埋蔵金”は有名で、過去に何度もTV番組で“宝捜し”が行われ、人気を博している。
「予算が多く無いので、奇抜な企画力にて、予算の掛からない面白い番組を作る。」事で定評の在るテレビ東京。そういう姿勢が好きで、同局の番組を良く見ている。今年1月、偶然見た或る番組もそんな1つで、「面白い企画だなあ。」と、以降、シリーズ化された内容をずっと見続けている。今や人気コンテンツとなった「池の水ぜんぶ抜く」【動画】だ。
「日曜ビッグバラエティ」枠内で不定期に放送されている此の企画、「手付かずに放置されている池を掻い掘りし、綺麗にすると共に、其処にどんな生物が住み着いているのか検証する。」という内容。「地元の池を綺麗にしたい。」という人達が大勢ヴォランティアで参加するので、人件費は大分抑えられるだろう。「異常に澱んだ水面が、透き通る形に変わる。」のは見ていて気持ち良いし、「絶滅危惧種を守る。」という観点からも、応援したくなる番組。
そして、何よりも「此の澱んだ池から、一体、何が現れるのだろう?」という好奇心が擽られる事が、多くの視聴者を魅了するのだろう。金銭的な意味での“御宝”が見付かるとは思わないが、“宝捜し”に似たワクワク感が在る。そういう人間の心理を、此の番組は上手く充足させている。
そういえばこの番組、最近何かの原因で水抜きが中止になっていませんでしたか?
此の番組、関西地方では放送されていないのですね。此方では人気の在る番組故、関西地方でも放送される様になると思います。
放送中止の件、卑弥呼の墓とも言われる「箸墓古墳(奈良県)」に隣接する池の事ですね。何でも、此れ迄放送された中では最も大きな池で、予告では「出るのは御宝か?其れとも、未知なる生物か?」といった惹句が出ていましたが、「発掘目的と誤解を受ける。」といった批判が殺到した為、中止になったとか。
此れだけだと「そんな大騒ぎする事じゃ無いのになあ。」と思ったのですが、実は此の池、過去にも掻い掘りをした事が在るそうで、少なくとも御宝が出て来る可能性は皆無と言って良く、そうなると「中止も仕方無いな。」という気が。
個人的には池よりも、宮内庁が管轄する古代の陵墓を、研究目的で開放して欲しいです。