りさ・ふぇるなんです様のブログ「獏の食わず嫌い」に「WBCに対するスタンスを整える」という記事が在り、その冒頭には「アジアシリーズが終わり、FAだったりトレードだったり大減俸だったりラジバンダリーな日々が続きますが、次なる野球のイベントとして目下お騒がせ中なのがWBC。」という記述が。「ラジバンダリーって?最近使われ出した経済用語か何かなのだろうか?」と気になって調べた所、こちらの情報によると「ダブルダッチ」という御笑いコンビのギャグなのだとか。御笑い好きを標榜してい乍ら、近年は若手に知らない存在が増えて来た。急に売れて来た連中の中にも全く笑えない者も少なくなく、「笑いの感覚が老化して来ているのかなあ。」と思う今日この頃だ。
閑話休題。
来年開催されるWBCに向けてチーム作りを開始した日本代表チーム「SAMURAI・JAPAN(侍ジャパン)」だが、いきなり大きな壁に突き当たった感が在る。原辰徳代表監督を始めとした首脳陣が代表候補として挙げた選手の中から、辞退者が続出したからだ。中でもドラゴンズの場合は候補に挙がった4選手(岩瀬仁紀投手、森野将彦選手、浅尾拓也投手、高橋聡文投手)が全て辞退したばかりか、その代替選手として急遽打診した和田一浩選手も辞退。辞退した明確な理由も無かった事から「チームぐるみでのボイコットではないか?」、「連覇を目指して球界が一丸とならなければならない時に、自分のチームの事だけしか考えていない身勝手さは許せない!」といった声が上がっている。
それに対して、ドラゴンズの落合博満監督が強く反論。その内容は下記の通り。
****************************
「選手は一個人事業主だし生活権も在る。行きたくない奴を無理に行かせて、怪我したら責任を取れない。出たい奴は出れば良い。辞退?選手の意思を尊重しただけ。現場も球団フロントもタッチしていない。組織どうこうが在るなら五輪に5人も出してない。」
「岩瀬は背中&首筋に不安を抱え、森野は左脹ら脛痛。高橋、浅尾の2人もシーズン中に故障で2軍落ちした事から、球団側に辞退する意思を伝えて来た。うちだけ悪者にされたら選手も球団も立つ瀬が無い。非協力的ってのは筋違い。国内の連中だけがバッシングされるのはおかしい。辞退したメジャー選手、そして(五輪終了後に代表引退を示唆した)上原(ジャイアンツ)や宮本(スワローズ)等は非難されたか?何も言及もされないのは、一部の人間に配慮しているとしか思えない。」
「野球界は一枚岩じゃない。争っているんだから。」
****************************
又、辞退した理由が明記されなかった事に関しては「理由を書けとは書いてなかった。」とした上で、「候補者のリストアップ前に、先ずは選手に出場の意思を確認すべき。」、「特例としてキャンプのスタートを2週間程度早め、12球団を視察してから人選作業をすれば異論は出ない。」との持論を口にしたと言う。
先ず最初に断っておくが、落合監督がこの発言をする以前に、自分は辞退者続出に関しての私見を、他のブログに書かせて貰っている。それは冒頭に紹介させて貰った「WBCに対するスタンスを整える」という記事のコメント欄になのだが、その内容は奇しくも落合監督の見解と似通っている。決して落合見解をそのままなぞって今回の記事を書いた訳では無い事を、此処に断らせて貰う。
さて落合監督の見解だが、候補に挙がった選手達が自らの意思“だけ”で辞退したというのは、ハッキリ言って疑わしいと思っている。4人のみならず、代替選手に挙げられた和田選手迄もが自分の意志で辞退したというのは、説得力に欠けるだろう。チームとしての意思が少なからず働いていたのは、まず間違いないのではないか。
「日本代表チームは、最強メンバーで構成して欲しい。」という思いは、自分にも在る。ドラゴンズに限らず、辞退選手が続出した事も残念だ。唯、落合監督も指摘している様に、選手達は個人事業主。レギュラー・シーズンなら別だが、契約上にも縛られていないで在ろうWBCに、「何が何でも出ろ!」とするのは難しいだろう。WBCに出場して大怪我を負った場合、所属チームは何処迄その補償をしてくれるのか?北京オリンピックで怪我人(“心の怪我”も含めて。)が続出した以上、そういった不安を持つ選手が出るのは理解出来る。全てに対価を求める姿勢というのは好きでは無いが、「名誉の為に闘え!」という“だけ”では個人事業主として躊躇する部分は当然在ろう。「御国に命じられた以上、北京オリンピックに参加するのは当然の事。」と「御国の為」を強調した人が居たが、「軍人じゃ在るまいし・・。」という冷めた思いしか自分は無かったし。
無理やり引っ張り出して嫌々参加させても、その選手が真の戦力に成り得るとは思えない。契約上の縛りが無い以上は、出たくない選手は出なくて良いと思う。「どうしても出たい!」と思う選手だけで、より強いチームを構成すれば良い。「それじゃあ、真面目に参加する選手が馬鹿を見るだけ。」という意見も在ろうが、それならばNPBが「明確で納得し得る理由が無い限り、日本代表チームの候補者に挙がった選手は辞退出来ない。」といった契約条項を入れる様、12チームに命じさせるしかない。
閑話休題。
来年開催されるWBCに向けてチーム作りを開始した日本代表チーム「SAMURAI・JAPAN(侍ジャパン)」だが、いきなり大きな壁に突き当たった感が在る。原辰徳代表監督を始めとした首脳陣が代表候補として挙げた選手の中から、辞退者が続出したからだ。中でもドラゴンズの場合は候補に挙がった4選手(岩瀬仁紀投手、森野将彦選手、浅尾拓也投手、高橋聡文投手)が全て辞退したばかりか、その代替選手として急遽打診した和田一浩選手も辞退。辞退した明確な理由も無かった事から「チームぐるみでのボイコットではないか?」、「連覇を目指して球界が一丸とならなければならない時に、自分のチームの事だけしか考えていない身勝手さは許せない!」といった声が上がっている。
それに対して、ドラゴンズの落合博満監督が強く反論。その内容は下記の通り。
****************************
「選手は一個人事業主だし生活権も在る。行きたくない奴を無理に行かせて、怪我したら責任を取れない。出たい奴は出れば良い。辞退?選手の意思を尊重しただけ。現場も球団フロントもタッチしていない。組織どうこうが在るなら五輪に5人も出してない。」
「岩瀬は背中&首筋に不安を抱え、森野は左脹ら脛痛。高橋、浅尾の2人もシーズン中に故障で2軍落ちした事から、球団側に辞退する意思を伝えて来た。うちだけ悪者にされたら選手も球団も立つ瀬が無い。非協力的ってのは筋違い。国内の連中だけがバッシングされるのはおかしい。辞退したメジャー選手、そして(五輪終了後に代表引退を示唆した)上原(ジャイアンツ)や宮本(スワローズ)等は非難されたか?何も言及もされないのは、一部の人間に配慮しているとしか思えない。」
「野球界は一枚岩じゃない。争っているんだから。」
****************************
又、辞退した理由が明記されなかった事に関しては「理由を書けとは書いてなかった。」とした上で、「候補者のリストアップ前に、先ずは選手に出場の意思を確認すべき。」、「特例としてキャンプのスタートを2週間程度早め、12球団を視察してから人選作業をすれば異論は出ない。」との持論を口にしたと言う。
先ず最初に断っておくが、落合監督がこの発言をする以前に、自分は辞退者続出に関しての私見を、他のブログに書かせて貰っている。それは冒頭に紹介させて貰った「WBCに対するスタンスを整える」という記事のコメント欄になのだが、その内容は奇しくも落合監督の見解と似通っている。決して落合見解をそのままなぞって今回の記事を書いた訳では無い事を、此処に断らせて貰う。
さて落合監督の見解だが、候補に挙がった選手達が自らの意思“だけ”で辞退したというのは、ハッキリ言って疑わしいと思っている。4人のみならず、代替選手に挙げられた和田選手迄もが自分の意志で辞退したというのは、説得力に欠けるだろう。チームとしての意思が少なからず働いていたのは、まず間違いないのではないか。
「日本代表チームは、最強メンバーで構成して欲しい。」という思いは、自分にも在る。ドラゴンズに限らず、辞退選手が続出した事も残念だ。唯、落合監督も指摘している様に、選手達は個人事業主。レギュラー・シーズンなら別だが、契約上にも縛られていないで在ろうWBCに、「何が何でも出ろ!」とするのは難しいだろう。WBCに出場して大怪我を負った場合、所属チームは何処迄その補償をしてくれるのか?北京オリンピックで怪我人(“心の怪我”も含めて。)が続出した以上、そういった不安を持つ選手が出るのは理解出来る。全てに対価を求める姿勢というのは好きでは無いが、「名誉の為に闘え!」という“だけ”では個人事業主として躊躇する部分は当然在ろう。「御国に命じられた以上、北京オリンピックに参加するのは当然の事。」と「御国の為」を強調した人が居たが、「軍人じゃ在るまいし・・。」という冷めた思いしか自分は無かったし。
無理やり引っ張り出して嫌々参加させても、その選手が真の戦力に成り得るとは思えない。契約上の縛りが無い以上は、出たくない選手は出なくて良いと思う。「どうしても出たい!」と思う選手だけで、より強いチームを構成すれば良い。「それじゃあ、真面目に参加する選手が馬鹿を見るだけ。」という意見も在ろうが、それならばNPBが「明確で納得し得る理由が無い限り、日本代表チームの候補者に挙がった選手は辞退出来ない。」といった契約条項を入れる様、12チームに命じさせるしかない。
他のスポーツ同様世界でのレベルの裏づけは絶対必要だと思うのだが・・
記事でも触れました様に、「代表チームは最強メンバーで構成して欲しい。」という気持ちが在りますので、ドラゴンズ勢の辞退が残念な気持ちは自分にも在ります。又、「球界を盛り上げて行かなければいけないのに、水を差された感じだなあ。」という思いも正直在ります。唯、プロ選手で在る以上、契約条項で縛られていないで在ろう事迄、“精神的な対価”で以て雁字搦めにされてしまうのもどうかなあという思いも在り、なかなか複雑です。
全てに共感出来る訳では無いけれども、落合監督の主張には“理屈として”頷ける部分が多く(そもそも自分も同じ思いを持っていましたし。)、「嫌々参加する選手よりは、心より喜んで参加する選手の姿を自分は見たい。」とも感じますので、現状では辞退をバッシングするのもどうかなあという思いの方が勝っています。世界的なレベルの裏付けが必要というのは、全くその通りだと思いますけれども。
先のアジア・シリーズでは、日本と韓国・台湾のそれぞれの代表の間では、明らかにシリーズに対する意識の温度差がありました。「仮に」ですが、西武ではなく統一がチャンピオンになったところで、「台湾の野球がアジア一」と認める日本人は、少なかったのではないでしょうか。
これの日本をアメリカ、韓国・台湾を日本にそれぞれ置きかけると、今度はWBCにおける構図そのままとなります。前回WBCを日本が制し、お気楽な一部の日本人は「日本の野球が世界(アメリカ)にも認められた」と勘違いしているようですが、これはとんでもない間違いです。アメリカは第1回目のWBCは「オ-プン戦(親善試合)」程度にしか捉えていませんでした。新聞には結果程度しか載らず、テレビでも殆ど放映されなかったのがその証左です。第2回目となる今回は多少意識も違ってきていますが、それでも日本側とは大きなズレがあります。これでは果たして「世界一を決める大会、と言えるのか?」と疑問が出て来るのも必然です。そのような大会に「多大なリスクを冒しても出ろ!」というのはどうかと思います。
WBCや五輪のような大会が、「世界的なレベルの裏付け」の一つの目安になるとは思います。しかしながら、それは“格下”の立場に限定されるのではないでしょうか。北京五輪では
韓国が金メダルを獲得しましたが、「韓国の野球こそ世界一。日本よりもレベルが高い」などと思っている日本人が、どれだけいるというのでしょう。
WBCには大いなる意義、そして可能性があるのは認めます。しかしながら、今の日本は少々騒ぎすぎです。「優勝したからといって、必ずしも世界(アメリカ)に日本の野球が認められるわけではない」という事を、よく自覚すべきでしょう。その上で、出来る限りの範囲内において、最善を尽くせば良いのではないでしょうか。
WBCの在り方はともかく、唯一の国際試合に出たくないなんて言ってたら、人気低迷のダメ押しをすると思うのですが。
ただ日本プロ野球の歴史、規模、年俸から言って絶対的の2位以外ありえないでしょう。
それを証明するイベントが今はWBCしか無い、ということなのだと思います。
「野球のグローバル化」を念頭に置いたMLB機構が、率先して発足させたのがWBC。野球文化を広めたいという高邁な理念の他に、パイをより大きくする事によって実入りを増やしたいというも当然在りましょうが、率先していた割には第一回大会へのメジャー選手の意気込みは薄かった様に感じましたね。
日本でもアジア・ラウンドの主催が読売新聞という事で、妙な柵を感じている人も少なくないでしょうし、それが故にWBCの位置付けが曖昧になっている部分も。
とは言え、オリンピックの公式競技から野球が外された今、WBCが唯一の「公式な世界大会」と言え、日本としてもより良い方向に行く様にサポートしていって欲しいです。
世界大会で韓国の選手達が必死で闘う要因の一つに、「優勝すれば兵役のが免除」というのが在りますよね。これに倣って、「WBCで優勝を果たしたならば、出場していた選手達のFA権取得迄必要年数を減じる。」といった“見返り”を与えるのも一つの案かなあと思ったりも。
サッカーに付いては殆ど知識が無いのですが、どうなんでしょうね。WBCの第一回大会では、アメリカ代表チーム入りを拒んだメジャー選手が居た様に記憶しており、それもこれもWBCの位置付けが当時は軽く考えられていたと言えるかもしれません。
日本が第一回大会で優勝した事で、他国も第二回大会には相当力を入れて来るでしょうから、WBC自体の“価値”も上がるのではないかと。そうなると、メジャーに自分を売り込む意味で、積極的に参加を考える日本人選手が増える可能性も在るでしょうね。
プロはメダルなんて金にならない物の為にはがんばれないんですかね?
何億ももらってれば、金メダル褒章金300万なんてゴミかもね
でも、WBCの事をきちんと考える事って大事だと思うのですよ。
「おかしい」と思った事は今のうちに声を上げておくべきですね。
全然趣旨とは違うかもしれないんですが、ソフトの解説でおなじみの宇津木妙子氏が「代表はオールスターでは勝てない」と著書に書いてらっしゃいました。
厳しい合宿を重ね海外に合宿に連れて行き、海外の食べ物や気候で体調を崩さないか順応性を観察したそうです。
そのほかにも合宿中の態度などで「自覚」があるかどうかが大きな選考ポイントになったと書かれています。
いかんせん、WBC日本代表の選考にそのような時間の余裕はないですからね。困った物です。
一枚岩という事では、ソフト界でも宇津木氏が監督になったのが面白くない男性監督が情報やサインを敵国チームに流していたという事実も著書に書かれています。
どこの世界にも大人の世界に一枚岩など有り得ないと思ったほうがいいのでしょう。
それを無駄に騒いで大事にしてしまうのはいかがな物かと思います。
ただ、僅かながら、選手間には「野球文化を後世に・・」と言う気持ちが芽生えているようです。
夢を与える仕事なのですから、「青臭い」とか言って若い人の気持ちをくじく事など無いようにしたいですね。
アタシは「バカリズム」が世間に届いたという意味でこの番組は評価してます。
WBCにドラゴンズの選手が出る出ないはどうでもいいです。
主力はNPB勢じゃなくてイチローなどメジャー勢。あくまでMLBの春イベントなんですから。