２０年間○○の無かった男

普段は６００～７００アクセス数の当ブログが、昨日は１，１１１アクセスという驚異的な伸びを記録。多くの方が覗いて下さった事自体はとても嬉しいのだが、如何せん昨日書いた記事「ハリセンボンの近藤春菜さんって・・・」は記事にするネタが切れてしまった為、どうでも良い話をグダグダ書いただけの代物で、言ってみれば”やっつけ仕事”の様な物。こんな記事を多くの方が覗いて下さったというのは、とても申し訳無く思ったりしている。

それにしても、自身では全身全霊を注ぎ込んで書いた記事が意外にアクセス数が低かったりする一方で、今回の様な手抜き記事に注目が集まってしまうのだから世の中判らないもの。恐らく近藤春菜＊１さんという著名人名に、「・・・」という或る意味深なマークが付いていた＊２のが相乗効果となって、多くの方の関心を惹いたのではなかろうか。

閑話休題。昨日、一寸信じられない様なニュースが載っていた。埼玉県警が昨年１０月に未成年者略取容疑で逮捕した無職の男性（２０歳）が、実はこの世に生を受けて以降ずっと戸籍が無かったというのだ。彼の両親が「学校に行かせる御金が無い。」との理由から彼の出生届けを提出していなかった為で、義務教育も一切受けていなかったという。

「幼い頃から舞台に立っている旅回りの劇団の子が、各地を転々としなければならない為に結果的に義務教育を受けられなかった。」といった話は昔結構在った様だが、今時は一寸聞かない話。それに海外ならばいざ知らず、日本でこれ程迄に長期間、無戸籍のままで居させられたというのは前代未聞の出来事だろう。

「我が子を無戸籍のままで放置し、学校にも通わせなかった。」という面だけを見ると何とも薄情な親に思えてしまうのだが、報道によれば彼の母親は自宅で彼に読み書きを教えていたという事で、１００％彼を突き放していた訳でも無い様だ。しかし御金が無かったとしても、義務教育の期間内で在れば公的な教育を受けさせる方法は在る訳で、それを怠った親の罪は決して軽くないと思う。未成年者略取というのが事実で在るならば、彼はきちんとその罪を償う可きなのは言う迄も無いが、唯、生まれてからずっと戸籍が無いままにされ、多感な時期を同年代の子供達と触れ合う機会が極めて制限されていたで在ろう彼を思うと、未成年者を連れ廻したという行為に「単に友達が欲しかっただけなのかも。」という気も心の何処かに湧いてしまう。

＊１　近藤春菜さんにソックリなのは、”エロ漫画界の神様”こと永井豪大先生を置いて他には居ないと確信していた自分だったが、tak_123様が書き込んで下さった「この方に見えてしょうがない。」という御意見を前にしては、考えを変えざるを得なかった。確かに似ている。クリックした瞬間、脳味噌にスカッド・ミサイルを打ち込まれた様な衝撃、そしてその後は大爆笑。この方は全く盲点で、良くぞ思い浮かべられたとtak_123様には唯々敬服。是非近藤さんには白衣着用の上、中華料理店「幸楽」の調理場に立って欲しいもので在る。

＊２　性懲りも無く、又意味深なマーク「○○」を今回も使ってしまった訳だが。