goo-ギボウシブログ  オリジナルギボウシの追求がテーマです

ギボウシの育成
岩ギボウシの交配実生育成をしています
当ブログの、画像の無断使用・転用はお断りいたします。

ギボウシの育成

2009-03-13 10:00:00 | Weblog

今日は曇りから雨になる予報である。  早朝には薄日が射したが現在はやはり曇って来た。  西日本の方ではもう雨が降っている事だろう。
今回は気温は高く暖かい雨になる様だ。

 設置している巣箱にすずめも出入りしており、やはり四十雀とすずめの争奪戦が始まる様だ。  さて?どちらが勝利するのだろうか?

 引き続き冬から春へのギボウシの育成です。  

 こちらはこの冬のギボウシ実生加温120日目(4ヵ月)の状態です。  まだ小さいですが親が大きくなる種類ではないので、この程度なのかも?です。  現在一時的に成長が止まっている様に見えます。
    

 今日はこの冬の4カ月間に、ギボウシを加温育成して来た結果について少し考えてみたいと思います。

1、ギボウシの休眠
 ギボウシは晩秋の頃には地上部(葉及び葉柄)は全て枯れて休眠に入
すが、この時はすでに地下部(芋)には来春に芽を出して生育する為の
 養分が蓄えられています。
2、11月の中旬加温開始
 (24時間加温、温度≒20℃~30℃)熱源は蛍光灯(普通の蛍光灯でOK)
+電気アンカ     サーモスタット使用によりオートコントロール
 遊休水槽 縦45cm横90cm高さ45cmを使用
 イ、交配した種を蒔いて加温
 ロ、休眠に入った個体を加温
 イ、及びロ、共に水分を与えながら加温を続けると、半月程で芽が動き出
 
した。
3、成長
 上記温度で加温を続けると、葉が次々に展開して成長を続けた。
 ※ 
しかし無限に成長する訳では無いようです。
 地下部(芋)に蓄えられていた養分を使いきると成長が止まります。
 その後は展開した新しい葉によって光合成を行い、次に成長する為の養 
 分を蓄えて、また新しい葉を展開させるようです。
 加温を開始して4カ月になりますが、すでに2回目の成長が始まっている
 物が有ります。
 実生苗でもやはり一定の大きさになると、一時的に成長が止まるよ 
 
うです。 
4、植え替え
 ギボウシは植え替えを行う事により活性化されて、また元気に活発に成
 長を始めるようです。
5、植え土
 土については、あまり細かい土は使わない方が成績が良いようです。
 私は鉢底に大粒を少し入れてあとは中粒を使用しました。
 基本的な土はやはり鹿沼土です。  他には軽石、桐生、赤玉土等です
 が使うのはごく少量です。  鹿沼土単用でも問題無いでしょう。
6、加温育成中に一部葉ダニが発生
 殺ダニ剤を使用して駆除
7、油虫の発生
 こちらも一部見られましたが、ピンセットで駆除
8、病気
 水槽の蓋を時々開放して換気をしていた為、病気の発生は有りませんで  
 した。
 また天気が良く暖かい日には、水槽より全て出して、レースのカーテンご
 しの陽に当ててやりました。  冬とはいっても生まれたばかりのギボウシ
 に太陽の直射を当てる事は極めて危険です。
 一部に葉焼けを起こした物があります。
9、肥料
 現在ごく薄い肥料を与えていますが、問題は無さそうです。
10、エチレンガス
 ギボウシ加温育成の水槽の中に、りんごを2個入れて様子を見て来まし
 たが、効果はある様な気がします。  科学的根拠はありません。(笑)
※一番重要な事
 実生床と蛍光灯との間を5cmに調整する事
 あまり遠いとヒョロヒョロの苗になってしまう。  あとは苗の成長に合わ
 せて調整。
※もっと詳しく知りたい方(私が参考にしたサイト)はこちらです。
 日本語のページも有ります。↓
http://www.giboshiarekore.com/index.html

 以上この冬にギボウシの加温育成をした結果について、感じたままを書いてみました。  ( ̄ー ̄;汗  r(^^;)ポリポリ

 こちらは初登場かもですが、やはり岩ギボウシの実生2年生の個体です。
派手な斑ですが、少しずつ緑が乗ってくるタイプです。  葉緑素が少ないせいか育ちは遅いです。

 こちらは以前から紹介していますが、岩ギボウシの交配実生のベビーです。  一時的に成長が止まりましたが、また葉芽が見えてきました。
引き続き観察を続けます。  楽しみです。

     

コメント
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