漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

ここだけの秘密(16/19) 二人ハ何処デ何シテル?

2008年12月21日 10時38分17秒 | 第11話/ここだけの秘密

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親睦会が2時間半くらいだとして、第10話でハリソンさんがウォルポールさん&ヒューム氏と別れるまでが到着から25分くらい、
ランズバーグ夫人と人工池に着くまでが30分くらい、帰りにまた寄り道や、植物観察や話をしながら30分くらいかけて帰ったとすると、
散会までの20分くらいを引いたら池の畔では45分くらい居た事になります。

 …という事は、作者はそこで2人のしていた事について、何でもかんでも全部は描いていない、
省略している所があるという事になりますが、他には何をしていたのでしょうか?
ちょっと想像してみて下さい。

 ジョージさんの妹のナンナ姫は、世話好きのウォルポールさんが子供代わりに後見している、
ウォルポールさんの曾祖父母を高祖父母とする分家の跡取り息子と、この親睦会でお見合いをしましたが、
うまくまとまりそうな模様です。

 ハリソンさん、ハッキリと表現していませんが、ウォルポールさんの事を雅やかだと憧れる一方、下世話でウザいとも思っています。
これからウォルポールさんが、ブリングストン家の人々とハリソンさんとの親密さを引っかき回すような事をして来ますが、
ハリソンさんは自分の矛盾した感情とどのように対峙した上でウォルポールさんと対決し、決着を付けるのでしょうか?


何が「ちょっと想像してみて下さい」だよ!
思わせぶりな事言いやがって。
どうせ女社長が「令嬢テレジア」みてぇに、
素ッ裸の上に着ているドレスをいきなり脱ぎ出すなんてマネはしてねぇんだろうよさ!

まあね。
「あらいいのよ、私は何も身につけなくても。私自身が宝石だもの。」 (フラワーコミックス・スペシャル第5巻85・86ページより引用。句読点は読みやすさを考慮して加えた。)
なんてランズバーグ夫人のキャラではないもんね。

何でお外Hの展開になるんだかが分んない。

最初っからそれを主題と標榜している話なら、そうなっても致し方あるまいが、
この話のこの場ででそういう展開が出て来たとしたら、相当調子っぱずれとなるの。

「トリストラム・シャンディ」4巻の25章で言ってるのの逆パターンって事ですか?
〈 話の他の部分と比べると会話の内容・様式がひどく低い所にあるので、
そのために他の所の価値までがひどく低下してしまう 〉って事か?

1曲の歌を口ずさむように始終調子が合っているのが大事で、
それが合っていれば、人がそれを高いと思おうが低いと思おうがどうでもいい。」って所を言っておるのじゃ。


来週は第11話完結で、2008年アップ分が終了。
ハリソンさんとランズバーグ夫人が「規則に従わない自分勝手流創作ダンス」を踊り出し、
会場の人達が唖然。
〈次回の更新は12月27・28・30日の予定〉







 


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