漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

私は、癒されもほだされもしない…

2010年02月06日 18時30分18秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 And…今回は、
本物語に今まで無かったような、
陰惨な妄想の衝撃シーンになってしまいましたが、
本当は相当なセンチメンタリストのウォルポールさん、
もし、こういうシーンに本当に出くわしたら、
平気で、何もせずにいられるんでしょうか?

 もし、2コマ目で
「 私はそんなんじゃありません…私は本当はコレコレな男なんです。 」
― とか、泣きそうな顔しちゃって、
本当の心の中を、御方様に話してしまおうとした場合、
御方様の、 「 あら、どうして? 」
― とかいうセリフを導き出してしまい、
別方向のトンデモナイ方へと
話が行ってしまう所だったんですが ― 。

 まあ、ここはさすが、本物語のクール&ダンディ系の
筆頭人物らしく、よくぞ持ち堪えてくれましたな。

 芝居がかった馬鹿っ丁寧な物腰。
御方様に決して恥はかかせないように、
かつ縁がキッパリとは切れないように、
でも、心身の距離は取れるようにと、
まるで、日本の武士階級の子供が親に接する時のような言い回しで、
話をすっかりすり替えてしまい、
本心は決して見せないで済ませているのでした ― 。


 〈 次回の更新予定は、出来次第です。 〉


 


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