漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

天才モーツァルト少年を見に行こう!

2010年06月05日 19時23分08秒 | 第16話/天才少年と手紙
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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ハリソンさん、アラベラさんにハート・ブレイクしちゃた後でもあって、
第14話のお終いの方で本屋さんにも言ってあったように、
フランスで ♪ センチメンタル・ジャーニー ♪
しちまいましたとさ ―― 。

それで、

 1763年4月から7月の間各地を放浪。
プロヴァンス地方の、ある村に11月初旬まで滞在。

 11月末にパリに戻る。

 12月から64年の5月まで、
カフェ・ブルトンに下宿しながら、
家賃代わりに店の跡取り娘マリアンヌさん&
店の客相手に英語を教える。

 その後、ロンドンへと戻って来て、
一旦ヨーク州にある、クラングベルフィールド村の自宅にも帰る。

 12月にまいけるっち一家と一緒にまたロンドンへと来て、
トリストラム・シャンディ氏がらみの用事を済ませた後も、
7月末まで滞在していた。

―― という所から、
第16話が始まります。

 ハリソンさん、 「 いっそ死んでしまいたい。 」
― とまで思い詰めながら、
〈 ふらんすひとり旅 〉 していたのに、
ジェヴォーダンの獣さん出没とは、ちょっと時期がずれて、
遭って食われずに済んでしまいましたね!


 一方、ヨアネス・クリュソストムス・ウォルフガング・テオフィール・モーツァルト ( 長っ! ) さんは、

 1763年1月18日にパリ着。

 64年4月23日にロンドン着。

 65年7月24日、
フランスのカレーへと向かうためにロンドンを立つ。

 8月1日、カレーで英国館泊。

―― らしいですな。

 …ちなみに、英国館というのは、当時のカレー市にあった、
有名ホテルで、本物語の第1~3話でハリソンさんが泊っていた、
英国ホテルのモデルになった場所です。

 その時にも書きましたが、ここの主人のデサン氏は、
ヨアネス・クリュソストムス・ウォルフガング・テオフィール・モーツァルトさんが、
未来には、ローレンス・スターン聖下をはるかに凌ぐつーか、
比べようもないくらいの18世紀の超有名人、
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんになるというのには、
気付けなかったようです…。

 
 * * * ついでに本ページのネーム * * *




 ハリソンさん、自分で 「 天才少年だった。 」 ― なんて言ってますが…。


 今日の続きは明日。


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